8日、深田恭子主演、声なき貧困に手を差し伸べるドラマ「サイレント・プア」スタート！第1話あらすじと予告動画

明日8日（火）よりNHK総合で放送のドラマ「サイレント・プア」は、東京の下町で社会に広がる声なき貧困、見えない貧しさに立ち向かう、社会福祉協議会でソーシャルワーカーとして働く女性を主人公にしたハートウォーミングなドラマ！深田恭子が主演で、北村有起哉、桜庭ななみ、香川京子らが出演！主題歌はPerfumeの新曲「Hold Your Hand」、第1話あらすじと予告動画、見逃し配信案内。

「私は、その手を離さない」この言葉をキャッチコピーに放送されるドラマは2012年同局の情報番組「あさいち」で特集した「サイレント・プア　声なき女性の貧困」がきっかけとなった。特集では、「今、アルバイト暮らしで月収5万円未満の女性が増えている」と紹介。日本では税金を抜いた年収が112万円未満を貧困と定義しており、この年、単身女性の3人に一人が貧困生活だという調査結果が出たとのこと。そうした女性は誰にも相談できず孤立し、声を上げることもできずに“サイレント・プア”におちいってしまうことが多い。社会に広がっている声なき貧困に立ち向かうべく新たに全国各地に登場したのが、コミュニティ・ソーシャルワーカー（ＣＳＷ） という仕事だ。

ドラマでは、CSWとして働く女性・里見涼を通して、そうした声にできない社会に向き合う。ヒロインの涼を演じるのは深田恭子。このドラマを通して初めてCSWという仕事を知ったという深田は、「最初に台本を読んだ時に、コミュニティ・ソーシャルワーカーについて、何で知らなかったんだろう、こんなにまで人に心で接するお仕事なんだと思いました。演じていても、こんな人たちがいてくれると、これから生きていくのに安心して生きていけるなと思ったり、コミュニティ・ソーシャルワーカーがもっとたくさんいてくれたらいいのにと思いました」と感想を述べ、「皆さんにも、こういうお仕事をしてみたいと思うきっかけになったり、こういう人がいれば自分たちも助けてもらえるんじゃないかとか、さまざまなきっかけになれたらいいなと思っております。台本を読んだ時に優しい気持ちになったり、勇気をもらえたので、皆さんにもそんな風に見ていただけるドラマになったらと思います」と語った。会見動画は「コレ見て！MOVE」で動画公開されている。

涼が出会うのはゴミ屋敷の主、引きこもり、ホームレス、若年性認知症など、懸命に生きながらも現代の社会的孤立の淵に沈んだ人たち。彼らに手を差し伸べ、それぞれの人生にふれていく涼だが、そんな彼女自身にも独りで抱え続ける絶望的な孤独があった。実は、19年前の阪神淡路大震災で弟を目の前でなすすべもなく亡くしてしまい、その死の責任を背負いこんで悩んでいた。涼は、人々に手を伸ばしながら、そうした人々や愛する町に支えられ、新たな生へと踏み出す彼女の成長も描いていく。

第1話では、社会から孤立した人たちの「ＳＯＳ」を見つけ出し、手を差し伸べようと、町を駆け回るコミュニティ・ソーシャルワーカーの里見涼（深田恭子）のプロフィールを描く。そして、初回で涼が手を差し伸べるのは、近隣住民から苦情のあったゴミ屋敷の対応。ごみ屋敷の主は江田房枝（香川京子）というお年寄りで、最愛の息子を亡くしたのがきっかけでゴミをためた。それを知った涼は、庭にある栗の木に着目し、房枝の心を開くとともに、近所の人たちに房枝のことを知ってもらおうと試みる。
NHKドラマ10「サイレント・プア」は、4月8日(火)より毎週火曜日夜10時からスタート。全9回で、NHKオンデマンドで見逃し配信もされる。
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