映画「ヤッターマン」初日舞台挨拶レポートとガンちゃんのガレージ動画配信中!
7日(土)、全国312スクリーンで絶好のスタートを切った映画「ヤッターマン」は、東京・丸の内ピカデリー1、新宿ピカデリーで初日舞台挨拶が行われた。
メイン館の東京・丸の内ピカデリー1の舞台挨拶では、司会の日テレ羽鳥アナの「それでは出演者の皆さんをお迎えしましょう」の声がかかると、観客席いっぱいの女性客たちは、一斉に身なりを整え固唾を呑んでヤッターマン登場を待った。壇上には、左から三池崇史監督、ケンドーコバヤシ、生瀬勝久、深田恭子、櫻井翔、福田沙紀、阿部サダヲ、岡本杏理の8人。
櫻井は、「初日にふさわしいヤッターマン日和になりました。クランク・インから1年と1日、全国でたくさんの方に見てもらえ、本当にうれしく思います。ワールドプレミアムでも、ジャパンプレミアムでも見せなかった最後の最後にある仕掛けも初めて見てもらい、楽しんでもらえたと思います」と緊張のせいか、ところどころかみながらも満足げにトップバッターの挨拶をした。
ヤッターマン2号の福田は「2号サンではありません、ヤッターマン2号です。この日を迎えてとても嬉しいです」と、こちらも緊張を隠せない様子。
続く生瀬は、「今日いらした皆さんが広告塔になってください。DVDは色が薄くなっているとか風評を立てて、劇場で観てくれるように勧めてください。映画の上映期間が終わったら、DVDの色が戻ったとか…。今回のボヤッキーは念願の役で、オーディションで掴み取りました。温水(洋一:ぬくみずよういち)さんと最終選考に残って、監督が私を選んでくれた」と、冗談トークで会場を沸かせた。
ケンドーが「ヤッターマン1号を演じたケンドーです!」と自己紹介を始めると、すかさず櫻井が「トンズラーでしょう!」と合いの手。「初めて本格俳優をやってみて、今後は桜井君とライバルとして、二人で映画界を背負って立ちたい」とケンドーが続けると、ここは羽鳥アナがしっかりと、「必要ありません!」と釘をさす一幕も。
先輩との初めての映画撮影の感想を聞かれた岡本は「強烈なキャラで自分との戦いでした。先輩たちとルービックキューブやパズルをした」と初々しく答えた。
父親役の阿部は「映画の中でノルウェー語で話したが、ワールドプレミアムでは笑いが起きて、通じたようで嬉しかった。また、映画の中でキン○○と禁句が連呼できたのが嬉しかった」と、舞い上がってしどろもどろ。
深田は、「今回のドロンジョ様は、今まで仕事をしてきたご褒美だと思います。皆さんのドロンジョ像に近づけるよう、頑張りました」と黒のミニスカスタイルで艶然として語った。
最後の三池監督は、「朝からよくぞこの映画に耐えて、最後まで座っていただけた皆さんが大好きです。来週からはパート2が始まります。そして、また劇場に来て、だまされた自分もまあかわいいかと思っていただければ」と冗談交じりに、しかししっかりと感謝の言葉。
出場者からのコメントが終わると、敵対するドクロベエ(声・滝口順平)からも「もっと宣伝活動をしなきゃ、お仕置きだべえ~」とハッパをかけられ、櫻井は「ヤッターマンがお仕置きをされることはないので、ちょっとたまらないかも。2、3度と見たら、ビックリドッキリの新しい発見があるので、また足を運んでください」とさらなるPRを誓って、まるで掛け合い漫才のような楽しい舞台挨拶が終わった。
ヤッターマン公式サイトでは、予告動画もこれまでよりも長編のものに変わり、ガンちゃんのガレージ動画も配信開始した。いよいよ始まった映画「ヤッターマン」は、初日7日と8日で興行収入が5億3000万円程度、最初の1週間で10億円ほどに到達できる見込み。これは、昨年の「ドラえもん(のび太と緑の巨人伝」の興行収入33億7000万円と同じくらいだが、映画「ヤッターマン」は、年齢層も幅広く平日も期待できるので、興行収入50億円は見込めると配給の松竹関係者は見積もっている。
◆ 映画「ヤッターマン」公式サイト