お人好しのサラリーマン探偵が帰って来る!宮部みゆき×小泉孝太郎第2弾「ペテロの葬列」7日初回は2時間SP!予告動画

2014年07月07日11時00分ドラマ

ミステリーの女王・宮部みゆきの“サラリーマン探偵・杉村三郎シリーズ”の最新作「ペテロの葬列」が、今夜7日(月)夜7時から2時間スペシャルで放送開始!主演は、原作同シリーズのドラマ化「名もなき毒」に引き続き小泉孝太郎!前作以上に魅力的な主人公として人間の本質に潜む“嘘”や“悪”に迫る!予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

原作の“杉村三郎シリーズ”は、日本屈指の大グループ企業・今多コンツェルン会長の娘婿となり、同コンツェルングループ広報室に所属する杉村三郎が素人探偵然としたスタンスで図らずも関わることになった事件の全容を掴んでいく様を描く、異色のサラリーマン探偵物語。
これまで『誰かsomebody』『名もなき毒』と刊行され『ペテロの葬列』はこれに続く待望の第3弾で、昨年12月に刊行されたばかりのシリーズ最新刊。昨年、『誰かsomebody』『名もなき毒』を、原作者の宮部本人からの強い推薦で小泉が主演し、「名もなき毒」としてドラマ化。⇒ドラマ「名もなき毒」紹介と各話のあらすじ

ドラマ化第2弾「ペテロの葬列」では、前作同様、お人好しのサラリーマン杉村三郎役を小泉孝太郎が演じ、妻・菜穂子役の国仲涼子、義父・今多コンツェルン会長に平幹二郎、杉村の上司で社内報『あおぞら』編集部の編集長の園田瑛子役の室井滋、同僚の手島雄一郎役のムロツヨシ、椎名遥役の岡本玲、そして喫茶・睡蓮のマスター水田役の本田博太郎といったおなじみの面々が脇を固める。
また、ドラマは原作同様、前作から2年後という設定となっており、夫婦の愛娘の桃子役が矢崎由紗から小林星蘭にバトンタッチ。
他にも、新メンバーとして「ホスト君」というアダ名のついたアルバイトの野本役を犬飼貴丈、本社からの出向社員、井手正男役を千葉哲也らが担当する。

演出は、「池袋ウェストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」などを手掛け、前作も担当した金子文紀をはじめとしたスタッフ陣。
主題歌は、8月20日リリースされる近藤晃央の歌う『心情呼吸』(アリオラジャパン)、⇒心情呼吸(初回生産限定盤)

今作では、杉村がある日の取材の帰り、バスジャック事件に遭遇したことをきっかけに、殺人や巨大詐欺事件など、物語は二転三転し、息もつかせぬ展開を見せていく。

■第1話あらすじ
ある日、杉村は園田、手島と共に、会社の元取締役である森信宏(柴俊夫)の取材に行き、その帰りにバスジャックに遭遇。事件を起こしたのは拳銃を所持した一人の老人(長塚京三)だった。杉村、園田、手島の他に、金属加工会社を経営する田中雄一郎(峰竜太)、老婦人の迫田とよ子(島かおり)、大学中退の青年・坂本啓(細田善彦)、パティシエ志望のフリーター・前野メイ(清水富美加)、そして運転手である柴野和子(青山倫子)の8人が人質となった。
老人によるバスジャックは準備周到で、杉村たちは逃げる隙を与えられない。ところが、老人は「警察を呼んでください」と意外な指示を出した上で、人質全員に「後で賠償金をお支払いします」と謎の提案をする。
果たして彼の目的はいったい何なのか?


■タイトルの意味
今作のタイトルにもあるペテロは、イエスを裏切った自らを恥じて、残された“悪”を刈り取るために自らの命を捧げた聖人の名前。ペテロは、聖書にも出てくるイエス・キリストの12人の弟子の内のひとり。自ら一番弟子を公言していたが、イエスは「鶏が鳴く前に、お前は3度私を知らない(裏切る)と言うだろう」と告げた。その後イエスが囚われの身となった時、ペテロはイエスを知らないと裏切った。まさに、イエスの予言通りとなったl。
タイトルには、自らを恥じ悔い改めても、また別の形で“悪”が連鎖してしまうことがある。人はどれだけ自らの悪や罪を贖おうとも、結局はペテロに続く葬列として、歩き続けていくしかないのか、という意味が込められている。
果たして杉村は、物語の最後に、どんな結論を下すのか?
今夜7日から始まるTBS夜8時からの月曜ミステリーの初回は、夜7時からの2時間スペシャルで放送!人気シリーズの最新作。原作をまだ読んでない方はもちろん、すでに読まれた方もあのミステリーがどう映像化されるのかどうぞお見逃しなく。

TBS「ペテロの葬列」






★☆★ 宮部みゆき 著書一覧(amazon) ★☆★