8日金プレ、北大路×貫地谷×杏×石橋の豪華キャストで送る「剣客商売」第3弾!あらすじと予告動画
池波正太郎の代表作、年の差カップル小兵衛(北大路)×おはる(貫地谷)の「剣客商売」シリーズ第3弾、8日(金)放送「鬼熊酒屋」!負けたら即結婚!その相手は凄腕剣士!三冬(杏)の縁談に大治郎(斎藤)の心は…そして居酒屋・鬼熊酒屋の店主熊五郎(石橋)父娘の優しくて切ない親子の絆…予告動画は番組公式サイトで公開。
『鬼平犯科帳』シリーズと並ぶ池波正太郎の人気時代小説『剣客商売』は1972年から98年まで「小説新潮」で連載、テレビドラマ化もされ、現在もその人気は衰えることを知らない。主人公・無外流の達人老剣士・秋山小兵衛とものすごい年の差結婚をしたおはるを中心に物語は綴られている。
連載当初、原作者の池波正太郎は主人公・小兵衛を歌舞伎役者二代目中村又五郎(2009年没)をモデルにしたと書き残しており、又五郎主演で2度テレビドラマ化されている。
一番有名なのは、2010年に亡くなった故藤田まこと版かもしれない。藤田主演でレギュラー5シリーズ、スペシャル6作品が放送されている。そして藤田の死後、フジテレビ「金曜プレステージ」枠にて北大路欣也主演の2時間ドラマとして年1回の割合で放送している。北大路版「剣客商」も好評で、年の離れた妻・おはる役には、現在NHKで放送中「吉原裏同心」で汀女を演じて好評を得ている貫地谷しほりが扮している。
昨今の北大路欣也、ソフトバンクのおとうさん犬(の声)やテレ東「三匹のおっさん」に主演したり「リーガル・ハイ」のスペシャル版では古美門研介(堺雅人)と対決する新人(?)弁護士役だったり、「半沢直樹」では銀行頭取だったりと活躍の幅をコミカルなものからシリアスなものまでへと広げているが、やっぱり昭和の名優・市川右太衛門の息子たるゆえ、北大路欣也の時代劇は見応えがある! 殺陣はもとより時代劇特有の所作や仕草、そしてその佇まいの美しさは、キャリアを積んだだけあって若手俳優とは貫禄が違いすぎる。藤田まこと亡き後、北大路欣也を選んだことは「剣客商売」ファンも納得できるキャスティングではないだろうか。
一方、妻・おはる役の貫地谷しほり。現代劇から時代劇まで彼女も幅広く活躍している。この数年で急に実力アップしてきた若手女優の1人ではないだろうか。大御所北大路欣也相手に引けを取らない妻役を演じることは、決して安易なことではない。しかし、ちゃんと仲むつまじい夫婦に見えるのは、貫地谷しほりの実力あってのことではないだろうか。
そしてNHK朝ドラ「ごちそうさん」、今春クールでも視聴率が高かった「花咲舞が黙ってない」でも主演をつとめた杏。彼女がハリウッド俳優・渡辺謙の娘だったということを忘れさせてしまうぐらいの活躍ぶりだ。TVCMの出演も増えているし、今後の活躍にも期待したい。
■あらすじ
秋山小兵衛(北大路欣也)が墓参りの帰り、浅茅が原の土手で老人が苦しんでいるところに遭遇する。見かねた小兵衛が助けに行こうと土手を下りようとしたとき、老人は草村の向こうに姿を消した…。
一方、佐々木三冬(杏)は、小兵衛の息子・大治郎(斎藤工)に見合いの話がきたことを話す。日頃から「自分を打ち負かす相手ならいつでも嫁ぐ」と公言している三冬。内なる気持ちを胸に抑えつつ、話を聞く大治郎だった。
大治郎から三冬の縁談話を聞いて面白がっていた小兵衛だったが、大治郎からは「不謹慎だ」ととがめられてしまう。実は三冬も大治郎もお互いを好いているのだが…そうとは知らない小兵衛。今回も縁談相手と立ちあう三冬。小兵衛は三冬から「縁談を阻むために私は勝ちます!」とすごまれてしまった。
これでやっと三冬と大治郎の関係に気づいた小兵衛。妻・おはるからは今頃気づいて!と怒られさらに「2人の気持ちに気づいたなら、なぜ縁談をやめるように言わないのか」と責められる…。
その夜、小兵衛は友人の医者・小川宗哲(古谷一行)と一緒に鬼熊酒屋という店を訪れた。するとそこの店主の熊五郎(石橋蓮司)は、先日小兵衛が墓参りの帰りに見かけた、あの老人だった…。
8月8日(金)夜9時放送「金曜プレステージ『剣客商売 鬼熊酒屋』」は北大路版の第3弾。主演は北大路欣也、共演は杏、貫地谷しほり、斎藤工、遠藤久美子、古谷一行、國村隼、石橋蓮司ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
◇フジテレビ「金曜プレステージ」番組公式サイト