井上真央主演、角田光代のベストセラー『八日目の蝉』を8日18時よりBS朝日で放送!予告動画公開中
数々の映画賞を総なめにした話題の感動作で、先月NHKBSプレミアムでも放送された『八日目の蝉』を本日8日(金)午後6時よりBS朝日「スペシャルドラマ・映画」で放送!監督は、映画『孤高のメス』の成島出、主演は、2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公に決定している井上真央!YouTubeに予告動画が公開されている。
また、午後4時からは、シリーズ完結編『必殺!主水死す』(1996年)を放送する。出演は藤田まこと、三田村邦彦、中条きよし、津川雅彦、東ちづる、細川ふみえほか。
『八日目の蝉』は、直木賞作家・角田光代による同名小説が原作。「母性」をテーマにした作品。子供を誘拐した女・希和子の3年半の逃亡劇と、事件後、大人になった子供・恵理菜の葛藤を描く2章(プロローグである第0章を入れると3章)から構成される。映画版では、井上真央が成人した恵理菜役を、希和子役は永作博美が担当した。
映画は、『孤高のメス 』の監督や、『T.R.Y.』や『日本沈没』、『クライマーズ・ハイ』など多数のヒット作の脚本も手掛けた成島出がメガホンを取り、「優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした」「なぜ、誘拐したの?なぜ、私だったの?」をキャッチコピーに、誘拐された娘の視点で描かれた。
2011年(平成23年)4月29日より全国公開され、初日3日間で興収が2億2,125万4,000円、動員が19万6,130人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第5位となった大ヒット作。2012年の第35回日本アカデミー賞では、最優秀主演女優賞(井上真央)・最優秀助演女優賞(永作博美)をはじめなんと10冠を獲得した。
特に、最優秀主演女優賞を受賞した井上の演技は絶品!5歳で子役デビューした彼女は、TBSの昼ドラ、「キッズ・ウォー」の茜役や、嵐の松本潤と共演したTBSドラマ&映画『花より男子』シリーズのつくし役などで、青春スターとして活躍。その後もNHK朝ドラ「おひさま」ヒロイン・須藤陽子役など、元気いっぱいのヒロイン役を担当することが多かっただけに、本作での心に深い傷を持つ難役をどう演じるのか注目を集めていた。
原作が自らもファンを自認する角田光代のベストセラーで、しかも共演はこれまでにも多くの映画賞などを受賞している演技派の永作博美。さらに映画は自分が演じる恵理菜目線で描かれるとあって、そのプレッシャーも相当のものだったはず。しかし、井上はそんな重圧をはねのけ、主人公の屈折した心情を細やかに演じ、さらなる演技の幅を拡げた。本作の後井上は、2013年には映画『永遠の0』、2014年には湊かなえ原作、映画『白ゆき姫殺人事件』に主演するなど目覚ましい活躍を見せている。井上真央についてはコチラで詳しく紹介⇒子役から国民的女優へ成長!NHK大河「花燃ゆ」主演・井上真央の女優としての足跡をたどる!
■あらすじ
1985年、自らの子を失い母親になれない絶望から、希和子(永作)は不倫相手の子を誘拐してわが子として育てる。4歳になり初めて実の両親の元に戻った恵理菜(井上)は、育ての母が誘拐犯であったと知り、心を閉ざしたまま成長する。やがて21歳になった恵理菜は妊娠するが、その相手もまた家庭を持つ男だった……。恵理菜は、希和子の軌跡を辿るうちに、初めて自分自身、そしてもう再会することのない希和子と向き合う。
2015年NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の主役を射止めた井上真央を、大人の女優として大きく飛躍させた本作『八日目の蝉』は、12日夜8時30分から11時までNHKBSプレミアムにて放送。予告動画はYouTube「moviewalkerkmtg」チャンネルで視聴できる。
一方、午後4時からの『必殺!主水死す』は、故・藤田まことさん主演の必殺仕事人・中村主水シリーズの最終回。必殺ファンには見逃せない一作だ。
◇BS朝日「スペシャルドラマ・映画」番組公式サイト
◇YouTube|moviewalkerkmtg「八日目の蝉」予告動画