「奇皇后」第2話ネタバレあらすじと第3話予告:渦巻く野望!ハ・ジウォン&チュ・ジンモ&チ・チャンウク勢ぞろい!豆知識:瀋陽王

2015年10月02日09時10分ドラマ
(C)Lee Kim Production/MBC

「奇皇后」はテンポのよいストーリー展開で、第3話にしてスンニャン(ハ・ジウォン)と出くわしたタファン(チ・チャンウク)が、「自分が皇太子」だと明かすが…第2話詳しいあらすじと第3話の見どころを紹介、MBC「奇皇后」サイトで関連動画が公開中だ。
※NHKにて2014年に放送した際に紹介した記事です。



■キャスト ⇒相関図(NHKへ)
キ・ヤン/スンニャン役:ハ・ジウォン
ワン・ユ役:チュ・ジンモ
タファン役:チ・チャンウク
タナシルリ役:ペク・ジニ
皇太后役:キム・ソヒョン
ヨンチョル役:チョン・グクファン
タンギセ役:キム・ジョンヒョン

■第2話「父のもとへ」詳細あらすじ
スンニャンたちは、塩の密売犯として捕えられワン・ユに殺されそうになるが、スンニャンが、貢女となった子分たちの妹を取り戻すために塩の密売をしていることを知り助かる。ワン・ゴはスンニャンが裏切り者ではないことを確認するため、ワン・ユ側に忍び込ませた手下を通じワン・ユの殺害を命じた。スンニャンはワン・ユと二人っきりになった時に、自分が王の命令で動いている御史であり、情報提供者だと明かした。さらにスパイがいることを教え、ワン・ゴのスパイを始末。スンニャンの大手柄にワン・ユは今後も自分の傍で働くように提案するが、スンニャンはこれを断った。
偽りの報告を聞いたワン・ゴは、無事に戻って来たスンニャンを一瞬疑ったが、スンニャンの忠義の言葉を信じ、密売帳簿の焼却を命じた。スンニャンは密売帳簿をワン・ユの忠臣パク・シヌに渡した。
スンニャンの計略にハマったワン・ゴは高麗王にワン・ユの死を報告し、自分に譲位するように仕向けた。世子の死を悲しむ高麗王が後継者の発表をしようとしたとき、ワン・ユが登場!塩密売帳簿を高麗王に差し出しワン・ゴを追放しようとした。だがワン・ゴは、塩密売で得た金は王室の安全のために元の皇帝に使ったと開き直り、高麗王はワン・ゴの罪を不問に付し、王位をワン・ユに譲った。
その頃、警察業務を担当する巡軍万戸府長キ・ジャオは、10年前に妻と娘が貢女として連れて行かれて既に死んだという手紙を読み悲嘆。そんな折、スンニャン一派が連行され鞭打ち刑となった。万戸長は、しぶといスンニャンに自らの罪を問い、スンニャンが「両親を誤って卑しく生まれた罪。 無力な国の民に生まれて自分を守る罪。 悪徳な万戸長に会った罪」と答えたのを気に入り釈放。ところが、手下の者が万戸長の部屋から盗みをし、その中にスンニャンの父である証の指輪が出てきた。万戸長キ・ジャオが父だと悟ったスンニャンは巡軍万戸府兵士の試験に挑み、みごと合格。卓抜した武術力を高く評価したキ万戸府長は、スンニャンを自分の傍で仕える伝令という異例の抜擢をした。
一方、即位したワン・ユは強い高麗を作るために禁令11条を発布。それは貴族たちの不正や密輸を禁じるもので、これまで不当に得てきた富も国庫に返納。さらに、私兵を半数にすること、職位・職責の世襲制度を排除することなど、貴族たちの汚れた既得権をすべてなくすことだった。貴族たちは必死の抵抗を試みるが、ワン・ユは彼らの不正と悪行の証拠を突きつけ黙らせた。
苦境に立たされたワン・ゴは、元の丞相・ヨンチョルから、皇帝の兄タファンを高麗に流刑し、高麗に亡命させて暗殺した後、その責任を高麗王に擦り付けるという手紙を受け取った。ワン・ゴはこれを利用してワン・ユを失脚させ高麗王に就くことを計画。
高麗王ワン・ユはタファンにもしものことがあれば高麗が危ういと考え、万戸府長にタファンの護衛を任命。愚鈍を装うタファンはヨンチョルの暗殺計画を察し、高麗軍と合流するや病を装い、兵士に変装して脱出を図った。

■第3話「渦巻く野望」(赤字はドラマのみどころ)
高麗王ワン・ユは、流刑になった元の皇太子タファンのいる宿営地に急ぐ。高麗を奪おうとする元の策略を阻むため、国内でのタファン暗殺計画を阻止しようとする。高麗の兵士として宿営地にいるスンニャンは、兵士姿で隠れるタファンを発見。タファンは自分は皇太子だと訴え、逃がしてくれと懇願するが…。やがて、タファンの命を狙い山賊が襲ってくる。スンニャンは皇太子を守るため急いで行宮へ。そこにいたのは…。
前回ラストからみられる頼りないタファン。今回はダメ皇太子ぶりがさらに加速するのでお楽しみに。また、第3話ではついに高麗王ワン・ユとタファンが会う。さらにスンニャンも高麗王に拝謁しワン・ユと再会する。いよいよ主役3人、ハ・ジウォン、チュ・ジンモ、チ・チャンウクが顔合わせし、切なすぎるラブラインも始まる。

■豆知識:高麗に二人の王?瀋陽王って?
ワン・ゴは先代王の腹違いの弟でワン・ユの叔父に当たる。本作をオリジナル版で視聴された方は、“瀋陽王=シミャンワン”と聞き、高麗に二人の王がいたのか?と疑問に思われた方も多いのでは?瀋陽王とは、元が高麗の王族に与えた称号。まずはドラマの年表【高麗】を開いてみよう。本作の舞台背景として27代~28代としているが、25代王以降、王の名前に“宗”の字がない。高麗は武臣政権が終わった忠烈王からモンゴル(元)の干渉を受けることになり、王の廟号に“租”や”宗”の字が使えなくなり、元に忠誠を誓うと言う意味で“忠”の字をつけるように命じた。元の王女を高麗の王妃として送り込み、高麗王の即位と廃位に関して激しい干渉をした。特に第25代~28代王にかけては複雑で、表はスペースの関係で最初の即位年のみ記しているが、この王たちは廃位と復位を繰り返した。⇒高麗(王氏)王朝系図参照。
そして、即位7ヶ月で廃位された忠宣王が元にいる時に権力争いがおき、武宗が皇帝になるのを助けた忠宣王に元が瀋陽王と言う称号を授け、瀋陽一帯に住む住む高麗人や女真族を治める統治権を与えた。この時の高麗王は忠烈王で、忠烈王の死後、忠宣王が高麗王に返り咲き二つの王位を持った。その後、忠宣王は高麗王を忠粛王に譲位し、ワン・ゴに瀋陽王を譲位したのだった。このあたりの時代背景については、後日【「奇皇后」を2倍楽しむ】の「(2)時代背景を知る」でもう少し詳しく紹介する。

韓国MBC「奇皇后」番組公式サイト

kandoratop【作品情報】【「奇皇后」を2倍楽しむ】