「奇皇后」第11話ネタバレあらすじと第12話予告:タファン(チ・チャンウク)、ついにスンニャン(ハ・ジウォン)と対面
あれほど待ち望んだスンニャンの消息にショックを受けたタファンは、もう決して自分からヤンには声をかけないと誓ったが…一方、タンギセとタナシルリは、オジンを堕胎させる最後の計画を実行し、西の辺境のワン・ユは、必ず生きてスンニャンの元へ行くことを胸に、ペガンを出し抜く作戦を決行!第11話詳しいあらすじと第12話の見どころを紹介、MBC「奇皇后」サイトで関連動画が公開中だ。
※NHKにて2014年に放送した際に紹介した記事です。
【「奇皇后」を2倍楽しむ】には、2015年1月25日にハ・ジウォンを迎えて行われた公開イベントの再現レポや各話の詳しいあらすじと見どころなどをまとめてご紹介しているので、視聴の参考にどうぞ。
高麗時代のドラマをあまり視聴されていない方やヒロインとなった“奇皇后”をご存じない方は、先にこちらの記事を読むことをお勧めします。⇒「奇皇后」直前SP放送!ヒロインは<シンイ>の悪役キチョルの姉?高麗時代と実在した主人公紹介!
■キャスト ⇒相関図(NHKへ)
キ・ヤン/スンニャン役:ハ・ジウォン
ワン・ユ役:チュ・ジンモ
タファン役:チ・チャンウク
タナシルリ役:ペク・ジニ
皇太后役:キム・ソヒョン
ヨンチョル役:チョン・グクファン
タンギセ役:キム・ジョンヒョン
■第11話「だまし合い」詳細あらすじ
タナシルリの間者を選ぶ試験に合格したヤンは、成功すれば、望みどおり宮殿を出て自由に暮らせる身分保障を条件に、オジンに流産させる薬を飲ませるよう命じられた。
そのころ皇帝タファンは、スンニャンとヤンが同一人物なのか考えを巡らせていた。女にしてやられていたことを認めるのも癪に障るが、想像の中でスンニャンに女性の格好をさせては、その美しさにご満悦。皇宮内を散歩するタファンは、「誰かに会いたい」と一人切なげにたたずむヤンの姿をみつけた。「心に抱く男でもいるのか?」と問うが、ヤンは答えない。
タナシルリは、オジンの流産を確実にするために、自分の目前で毒薬を飲ませるよう計画。まず、タナシルリは、オジンが出産した暁には自分が母となるのだから親しくしようと、毎日茶会をして友好を温めようと提案。そしてその時食する茶菓子をヤンが作るよう手はずさせる。ヤンは命じられるまま、美しい花に毒を持つ“藤もどき”の粉を混ぜて茶菓子を作った。しかし、ヤンは、前に、タファン殺害計画を見逃してくれたオジンを救うために、事前にこれを知らせ、うまく毒の入っていない茶菓子を食べるように打ち合わせしていた。ところが、タナシルリの手伝いをしているのがヤンだと知ったタンギセは、ヤンが命令通りにするはずがないと考え、ヨンファを使ってオジンに毒を飲ませるように命じた。ヨンファは、オジンが食べる餃子に毒を入れ、その餃子を食べたオジンは体調を崩し始めた。王と内官以外立ち入り禁止の皇宮内にタンギセが潜入していたことを知ったトクマンは、オジンの体調不良にタンギセが絡んでいるかもしれないと、ヤンにオジン警護を厳重にするように申し付けた。
一方、スンニャンのことが頭から離れないタファンは、直接事の真偽を確かめようとヤンを呼びつけた。タファンの顔を見ようともしないヤンに、顔を上げさせるものの、タファンの方こそ胸が高鳴りヤンを正視できない。
その頃西の辺境では、ペガンはパトルの首を取りシルクロードを死守すると誓い、ワン・ユはシルクロードをペガンに渡さないと誓った。ワン・ユは、ペガンを出し抜いて敵将パトルを捕えるため、パン・シヌとチョンバギをチュルクの陣営に潜入させた。この任に就かせるために、先の戦いで二人が戦死したと嘘をついたのだった。潜入に成功したパン・シヌたちは、仮面をつけた敵将パトルがヨンビスという女人だということに内心驚きながらも、兵法書の言葉を巧みに使い、元側の作戦を敵将に教えた。それを知らないペガンが、計画通りにパトルの仮面を付けて飛び出した。
皇宮では、タナシルリが皇太后の制止も聞かず、体調のすぐれないオジンを連日茶会に引っ張り出した。そしてついに最後の計画を実行することに。その計画とは、つわりを抑える薬として堕胎作用を高める“甘草(かんぞう)”を飲ませること。そして堕胎した後、妊娠がオジンの偽りだったとして、皇太后もろとも罪に陥れようというものだった。オジンがせんじ薬を飲むときに、ヨンファが笑みを浮かべたことがヤンは気になった。
タファンの関心はひたすらヤンのこと。自分を避けるヤン。スンニャンは裏切った自分を恨んでいるはず。いっそヤンがスンニャンでなければいいのにと思っていた。そんなタファンの元に、コルタがスンニャンの消息を伝えにきた。スンニャンは高麗で釈放されておらず、奴婢として元に連行される途中、廃位されたワン・ユを命がけで守ったと。その後突然、女の姿に代わり…そして、ヤンこそがスンニャンだと聞かされた。ワン・ユもまたスンニャンを大事にしていたと話しを続けるコルタの口を封じ、「今後は自分からスンニャンに決して声をかけない!」と声を荒げたが…。
■第12話「敗戦の計」(赤字はドラマのみどころ)
タファンはついにヤンがスンニャンだと知る。ずっと知らぬふりをされていたことがショックなタファンは、決して自分からヤンに声をかけないと誓ったはずだったが…。オジンはヤンの指示に従い具合の悪いふりをする。それを見て、薬の効果を確信したタナシルリは、今度はオジンの偽装妊娠のウワサを流すようヤンに命じる。
一方、西の辺境では、ワン・ユの作戦どおり、チュルクの兵がワン・ユたちへの追撃をやめて陣地に戻る。手薄なはずの敵陣を攻めていたペガンら元の軍だったが…。
相変わらずワン・ユを演じるチュ・ジンモは勇ましくカッコいい。だが、このあたりは、妄想シーンのコミカルな演技と現実のシリアスな演技を引き受けるヤン役のハ・ジウォンとタファン役のチ・チャンウクに目が行く。特に、ヤンにつれなくされる悔しさと、かつてスンニャンを裏切った己の情けなさ、本人も気づかない恋心などが入り混じった時の、こぼれそうでこぼれないチ・チャンウクの涙の演技は絶品だ。口元の汚れをオジンに拭いてもらうときに、思わずヤンと目があったあと目をそらした時、ふたりの心に占める思いは?今回は、タファンの心の声もお聴き逃しなく。
◇韓国MBC「奇皇后」番組公式サイト
【作品情報】【「奇皇后」を2倍楽しむ】