「奇皇后」第19話ネタバレあらすじと第20話予告:カリスマ悪役ヨンチョル絶命か?甘豆湯って?涙の口づけ…
裏切り者をあぶりだす計画が、タファンの命を受けたペガンらによって本物の毒を飲んでしまったヨンチョル丞相(チョン・グクファン)!果たしてそのまま絶命するのか?また、ヨンチョルから皇太后に乗り換えようとするワン・ユの起死回生の秘策とは?ワン・ユ、一世一代の求婚もある!「奇皇后」第19話詳しいあらすじと第20話「愛の髪飾り」の見どころを紹介、MBC「奇皇后」サイトで関連動画が公開中だ。
※NHKにて2014年に放送した際に紹介した記事です。
※高麗時代のドラマをあまり視聴されていない方やヒロインとなった“奇皇后”をご存じない方は、先にこちらの記事を読むことをお勧めします。
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⇒高麗時代王朝系図
【作品詳細】 【「奇皇后」を2倍楽しむ】
■キャスト ⇒相関図(NHKへ)
キ・ヤン/スンニャン役:ハ・ジウォン
ワン・ユ役:チュ・ジンモ
タファン役:チ・チャンウク
タナシルリ役:ペク・ジニ
皇太后役:キム・ソヒョン
ヨンチョル役:チョン・グクファン
タンギセ役:キム・ジョンヒョン
■第19話「償えない罪」ネタバレあらすじ
拷問を受けていたヤンをワン・ユたちが救った。タファンもまたやって来るが、ヨンチョルの命令でヤンが女官の職を解かれたと知ったタファンは、ワン・ユがヤンを連れ出すのを止めることができなかった。ヨンチョルの元に駆けつけたタファンは、「皇后がわたしの娘ということをお忘れなく」という言葉にどうすることもできず己の不甲斐なさを嘆き、ワン・ユへの対抗心を強め、ヨンチョルだけでなくワン・ユも抹殺したいと呟いた。
ワン・ユは献身的にヤンの看護をし、意識が戻ったヤンは、亡き父の部下プルファに、もう一度男の姿に戻ってワン・ユを助けたいと相談。その頃ワン・ユは、敵と味方を見分ける方法として、麻酔入りの酒を使ってヨンチョルが暗殺されたことにし、その混乱時に真の味方と裏切り者を見分ける「混水模魚の計」を提案。さっそくタンギセがクスリを試飲し、効用が確認でき、ヨンチョルはこの計画を実行すると決断した。
※混水模魚(こんすいもぎょ)の計:ワンユの秘策。水をかき回して逃げる魚を捕まえることから、その場の混乱に乗じて利益を得ること。つまり、ヨンチョルを死んだことにして、その混乱時に真の味方か、裏切り者かを見分け、敵をもあぶりだそうという作戦。
一方、タファンは、ヤンがいなくなったことで食事ものどを通らない様子。だが、ワン・ユの計画を知ったタファンは、これを利用してヨンチョルに本物の毒を飲ませ、その咎でワン・ユを亡き者にしようと考え、ペガンとタルタルに仮死状態にする薬を本物の毒とすり替えさせた。
その頃、皇宮に戻ったワン・ユは弓を引くヤンを見つけ、部下たちの前にも関わらず両手で病み上がりのヤンの頬を挟み優しく「強がるな」と叱りつけた。さらに、タファンの味方に付いて血書を探した危険な行動に対しても、「お前のように言うことを聞かない奴は初めてだ」と、愛があふれる目で睨みつけた。
ワン・ユたちと楽しく高麗の特産品を扱う市場に繰り出したヤンは、土産のノリゲを持ってホンダンとノ尚宮に会いに行き、ノ尚宮から「血書を持っているのは自分にほれ込んでいた無様な宦官だった」と訊き、居所を聞こうとするが特定できなかった。
帰るヤンをみつけたタファンは、ヤンを引き寄せ熱い想いを吐露しキスしようとするが、ヤンはそれを拒絶し、タファンのために死んだキ・ジャオ万古長が自分の実父であること、タファンに近づいたのは復讐のためだったと告白。タファンは、自分を殺して復讐しろと迫るが、皇帝であるタファンを殺せば、皇宮内の高麗人すべて殺害されるために出来なかったと恨みのこもった目で言い捨てた。
高麗村では村長が入浴中。だが、その姿は丸坊主で髭もない。様子を探りに来たヨム・ビョンスを見事な武術で取り押さえた。
計画を決行するためにヨンチョルは非常事態宣言を出し、重臣たちの一斉召集と皇宮内にゲルの設置を命じた。先先帝の明宗皇帝がゲル設置の翌日に崩御したことを知る皇太后は、これを止めようとするも、逆にヨンチョルによって軟禁されてしまった。
ついに当日。ゲル内にヨンチョル以下、元の重臣たちが一堂に会した。ワン・ユを高く評価するヨンチョルだが、彼への疑いも解いておらず、この場にワン・ユも参席させた。
名目上、タファンが発令したことになっている「怪文書の背後にいる輩を排除せよ」という勅令が読み上げられ、全員で酒を飲みほした。ヨンチョルが飲んだ薬は偽の毒薬のはずだったが…。
■第20話「愛の髪飾り」(赤字はドラマのみどころ)
ヨンチョルは毒薬入りにすり替えられた酒を飲み、ひん死の状態になる。タファンは酒を用意したワン・ユを捕らえさせる。感情的になったタンギセはワン・ユを殺そうとするが、タナシルリが止める。ワン・ユはヨンチョルが助かる見込みが薄いと知り、残った一族を倒す新たな作戦のため、皇太后に近づく。一方、ワン・ユは作戦決行の前にヤンにかんざしを渡し、高麗に戻ったら王妃になってくれるかと問う。ヤンの答えは…。そして、15年間ワン・ユを苦しめてきた悲しみが癒される。
果たしてカリスマ的な凄味で視聴者をも震えあがらせたチョン・グクファンが演じたヨンチョル丞相はこのままドラマから姿を消すのか?そしてワン・ユが次に企てた計画とは?皇后タナシルリが、ヤンの想い人がワン・ユだと気付くシーンで、またまたとんでもない勘違いをする。重要なシーンでありながらくすりと笑える心憎い演出だ。ワン・ユの求婚のシーン。これまで大人の余裕で魅せてくれたワン・ユの少年のようにドギマギしたそぶりをお見逃しなく。そして、その後、1人になったヤンの涙の訳は?
今回、久々にワン・ユとヤンの少年少女時代の回想シーンが登場する。そして涙のキスシーンもお見逃しなく。
■豆知識:甘豆湯(カンドゥタン)って?
今回、キーアイテムとなるのは甘豆湯。甘草と黒豆で作る解毒剤。「宮廷女官チャングムの誓い」の第1話にも登場している。チャングムの母親が毒を飲まされた時に、親友が一緒に飲ませたのがこの甘豆湯。韓国ドラマによく登場する毒薬のひとつ、附子湯(プジャタン)=トリカブトの解毒には甘豆湯や緑豆をつかう。
◇韓国MBC「奇皇后」番組公式サイト
【作品情報】【「奇皇后」を2倍楽しむ】