イシダ、「ロックじゃない」サラリーマン風のはかりしれない内田裕也が出演するTVCMを公開

2014年12月24日18時00分商品・CM

計量・包装システムの総合メーカーであるイシダは、代表的な技術である「異物検出装置」を紹介するTVCMに内田裕也を起用、企業CM「ロッケンロール」篇を公開した。
TVCMは、ベルトコンベアーで運ばれる大量のロックンロールな内田裕也(正常物)の中に、七三分けに黒縁眼鏡のサラリーマンに扮した「ロックじゃない」内田裕也(異物)が混入。
同社の代表的な技術である異物検出装置が異物として検出し、異物の内田裕也が除去されてしまう。
誰もが知っている彼とは180度異なるサラリーマン風の彼は必見。内田裕也ワールドの中では、ロックンロールが正しく、むしろ普通のサラリーマンの方が異物。そんな逆説の発想がユニークなTVCMに仕上がっている。

撮影は、内田裕也が約30分で白髪交じりの七三のかつらに黒縁メガネ、スーツにネクタイを着用すると、変身後の姿に彼自身満足気で、「この格好で街に出て行きたいね、誰も気づかねぇだろうな」と冗談半分本気半分で話す。
彼は、サラリーマン姿でも立ち姿が格好よくキマる。今回のTVCMのポイントは、いつもの彼とは違う「ギャップ」を作り出すこと。背中を丸めた立ち姿や、セリフをワンテンポ遅らせるなど、彼からも演出アイデアが次々に飛び出す。自ら「内田裕也らしくない」演技を演出するという、TVCMとはまた違ったコミカルな状況が生まれた。
ベルトコンベアーで運ばれる内田裕也は、1シーンの画面内に見えているだけで100体以上。同じようで、少しずつ違うカットの彼を合成している。
彼は、30テイク以上、直立のまま「ロッケンロール」と言い続ける撮影にも終始ご機嫌で、疲れた様子を見せずに演じる姿にスタッフも感激。彼は、合成した仮編集画面を確認しながら、微妙に違う演技を入念にチェックしていた。
BGMは、ずっしりとした曲調のオリジナルロックで、彼の「ロッケンロール♪」が繰り返し耳に残る。シンプルで強い、一貫したスタイルを通す内田裕也ワールドを見事に表現した。

内田裕也は、「最初は、監督の言うことがよく理解できなかった。しばらくしてから、めちゃ面白くなった。(サラリーマン風の格好を)めちゃ気に入っている!
普段は、自分の個性に気を使って、その日、フィットすると感じたものを着ていて、今回のCMのような格好を過去にしていた記憶がほとんどない。ゆえに、とても新鮮に感じている!
(CMは)面白い。センスがいい。気に入っている。『マトリックス』を見たときのような不思議な感覚に襲われた! おかしな奴だがセンスは悪くないと思わせたい。ロッケンロール!
今年は、指原莉乃とのレコーディング、HKT48の博多コンサートにゲスト出演、『NEW YEARS WORLD ROCK FESTIVAL』の8日間にわたるモスクワロケ敢行! 街を歩くと若者たちの異常な反応、めちゃ面白い年だった。今年も、すべてがロッケンロールな1年だった。来年は、久しぶりの映画にチャレンジしたい」と、CMの感想や、来年への抱負など語っている。

イシダ「ロックンロール」篇TVCM