「奇皇后」第21話ネタバレあらすじと第22話予告:ヤン(ハ・ジウォン)懐妊?!タナシルリは…豆知識:交鈔
21話は、タンギセの刀で傷を負ったヤンが、入浴するタファンの足元にかくまわれ、遠のく意識をタファンの口づけで一命をとりとめた…「奇皇后」第21話の詳しいあらすじと第22話の見どころを紹介、MBC「奇皇后」サイトで関連動画が公開中だ。
※NHKにて2014年に放送した際に紹介した記事です。
【「奇皇后」を2倍楽しむ】には、2015年1月25日にハ・ジウォンを迎えて行われた公開イベントの再現レポや各話の詳しいあらすじと見どころなどをまとめてご紹介しているので、視聴の参考にどうぞ。
高麗時代のドラマをあまり視聴されていない方やヒロインとなった“奇皇后”をご存じない方は、先にこちらの記事を読むことをお勧めします。⇒「奇皇后」直前SP放送!ヒロインは<シンイ>の悪役キチョルの姉?高麗時代と実在した主人公紹介!
■キャスト ⇒相関図(NHKへ)
キ・ヤン/スンニャン役:ハ・ジウォン
ワン・ユ役:チュ・ジンモ
タファン役:チ・チャンウク
タナシルリ役:ペク・ジニ
皇太后役:キム・ソヒョン
ヨンチョル役:チョン・グクファン
タンギセ役:キム・ジョンヒョン
■第21話「再起への道」紹介あらすじ
ヨンチョル一族一掃作戦決行寸前、ヤンの機転でヨンチョルの生存がワン・ユに知らされた。ワン・ユとペガンは攻撃先をタンギセたちから反乱軍に変え、真の計画を知る者を始末。タンギセもまた隠していた軍を投入し、一気に反乱を収束した。
一方宮殿では、ヨンチョルが吐血しながらも出陣しようとし、タファンはヨンチョルを暗殺すべく刺客を送り込むが、現れたヤンから反乱が失敗し、タンギセらが戻って来ると知らされた。急ぎヨンチョルの元へ駆けつけ、コルタはタファンを守るために、ヨンチョル殺害を命じた部下たちを自らの手で殺害した。
ヤンの機転でワン・ユとペガンはヨンチョルの疑いを晴らしたが、皇太后は反乱軍の黒幕に仕立て上げられ、皇太后廃位と感業寺(감업사)送りとなった。このことは皇太后の想定内のことで、タファンは打ち合わせ通りにこれを許可したのだった。これでタファンには一人の味方もいなくなってしまった。
これを以て内命婦のトップは皇后タナシルリとなったが、側室オジンの出産が4カ月後と迫ったことにいら立ちを隠せない。そんなある日、タナシルリに妊娠の兆候が表れた。
そんな中、ヨンチョルによる論功行賞が行われ、ぺガンには遼陽行省を与えられ、ヨム・ビョンスは怯薛(コプソル)大将に任命された。ワン・ユは高麗王への復位を願いでたが、「30年来苦しめられた高麗は信じられない」と却下され、ヨンチョルの下で栄華を極めるように命じられた。逆らうことのできないワン・ユは、父の危篤を理由に、一時帰国の許可を取り付けた。ワン・ユはヤンも一緒に帰国しようと誘うが、ヤンは、パン・シヌたちと血書の手掛かりを探すために、これを辞退。
ワン・ユを切なく見送ったヤンは、パン・シヌたちと高麗村へ赴き、そこでチョクホの赤い虎の紋章入りの槍を発見。村長がチョクホだと確信し、村長はヤンたちに正体を明かした。だが、チョクホの手元にも血書はなかった。チョクホの話によれば…明宗皇帝は生前、「書物の中に血書を入れておくので、皇太子殿下にそれをわたしてくれ」という密命をチョクホに下した。その直後、血書の存在を知ったヨンチョルが明宗を殺害し、仕える者たちも皆殺しにした。チョクホは秘密の通路を辿って生き延び、途中、血書を隠したが、後日その血書は消えていた。血書の証は、蝶の絵とタファンだけが知る皇帝の標識。
その頃、ビョンスはタンギセからチョクホの人相書きを見せてもらい、村長に似ていることに気づいた。急ぎ兵を従え高麗村へやってきたビョンスは、チョクホを連行。辛うじて逃げ延びたヤンたちは、秘密の抜け道からチョクホ奪還作戦を計画するが、途中タンギセらと遭遇し、ヤンは足を斬られてしまった。負傷したヤンをみつけたのはタファン。タファンは、ヤンの流れる血を隠すために、バラの花びらをちりばめた湯船の中にヤンを沈め、自ら入浴してタンギセを騙した。
■第22話「天からの贈りもの」(赤字はドラマのみどころ)
タファンの命令でトクマンはヤンを後宮でかくまうことに。懐妊したタナシルリは、側室オジンのお腹の子が男と診断されたと知り、自分の子が女であってはならないと主治医を呼んで診察させるが…。体調の悪いヤンに、ノ尚宮(サングン)は懐妊だと教える。信じられないヤンだったが、トクマンが自分の脈を診て驚いていたことを思いだす。そんな中、タナシルリは側室オジンの男児出産を阻止するために兄タンギセにあることを頼む。
一方、高麗に到着したワン・ユたちは、元の役人が使っている偽の交鈔の調査を始める。
これまで激しい動きの多かったヤンが、4か月間じっとしている。演じたハ・ジウォン以上に視聴者も歯がゆいのでは?今回は、皇宮に仕える高麗人たちの連係プレイと友情が見どころ。果たしてヤンは皇宮から無事脱出できるのか?そして、ノ尚宮から託された呪われた鏡とは?
そして、高麗に流れ込む元の偽紙幣(交鈔)をワン・ユはどうするのか?
■豆知識:交鈔(교초=キョチョ)って?
交鈔とは、中国、宋、金、元、明の諸王朝で発行使用された紙幣のこと。中国では、唐代から“飛銭”と呼ばれる役所発行の手形が用いられたが、宋なってそれまでの流通貨幣だった銅銭の原料に不足したため、“交抄”や交子”などの紙幣が発行され、金・元では“交鈔”、明では“宝鈔”という名前で紙幣が発行された。交子は期限付きのものだが、元のクビライが即位した1260年に発行された交鈔は、有効期限がなく、基本貨幣として使用された。交鈔はドラマのように金銀との交換が保障されていた。交鈔は、経済の発展に対応し、広く流通したので、銅銭の発行を止め、交鈔のみの流通を図ったが、宮廷の奢侈生活による出費も増大し、次第に交鈔が濫発されてインフレが進み、民衆生活を苦しめるようになった。元の滅亡を早めた一因でもある。交鈔を偽造したものは「死刑に処す」とされていた。
◇韓国MBC「奇皇后」番組公式サイト
【作品情報】【「奇皇后」を2倍楽しむ】