「奇皇后」第36話ネタバレあらすじと第37話予告:決戦の時!九族を滅ぼす大逆罪人!ヤンの決意…
タルタルの秘策とワン・ユの別働隊の活躍でみごとペガン軍は城門を突破することができた!果たして、ヨンチョル打倒は成功するのか?今回は、兵だけでなく、内官や女官、そしてタファンの護衛武士たちの活躍も見られる!もちろん、キム・ムヨン(JYJジュンスの兄)のアクションも…第36話の詳しいあらすじと第37話の見どころを紹介、MBC「奇皇后」サイトで関連動画が公開中だ。
※NHKにて2014年に放送した際に紹介した記事です。
【「奇皇后」を2倍楽しむ】には、各話の詳しいあらすじと見どころ、実在する人物の紹介、年表、ファンミーティングの再現レポなどをまとめて紹介しているので、視聴の参考にどうぞ。
また、高麗時代のドラマをあまり視聴されていない方やヒロインとなった“奇皇后”をご存じない方は、先にこちらの記事を読むことをお勧めします。⇒「奇皇后」直前SP放送!ヒロインは<シンイ>の悪役キチョルの姉?高麗時代と実在した主人公紹介!
■キャスト ⇒相関図(NHKへ)
キ・ヤン/スンニャン役:ハ・ジウォン
ワン・ユ役:チュ・ジンモ
タファン役:チ・チャンウク
タナシルリ役:ペク・ジニ
皇太后役:キム・ソヒョン
ヨンチョル役:チョン・グクファン
タンギセ役:キム・ジョンヒョン
■第36話「挙兵の秘策」詳細あらすじ
顔に火傷の痕のある尼僧に会ったヤンは、マハがタナシルリの実子ではないと聞かされ、証言を裏付ける証拠を尋ねた。だがその時、タナシルリたちが尼僧を探しているとの知らせが入り、証言を最後まで聞き出すことができなかった。
尼僧は、パン・シヌたちに護衛され何とか宮廷から抜け出すことに成功。そして、マハを見つけた時の状況を聞き、マハがヤンの産んだ子…つまり、ワン・ユの子供だと察した。このことが知られれば、ヤンもワン・ユも命が危ない。尼僧を口止めしようとするが、尼僧はヨンチョルの私兵に連れ去られ殺害されてしまった。
その頃、宮廷では転んだマハをヤンが助け起こし、尼僧が言いかけた足の甲の印を調べようとしたが、タナシルリが現れ叶わなかった。敵意むき出しのタナシルリにヤンは「皇太子の座はマハにどうぞ」と。ヤンは、皇太子が決まる前にヨンチョル一派との戦いの狼煙が上がると踏んでいた。
ワン・ユは、1年ほどの間に烏合の衆だった見習い兵たちを立派に別働隊の兵に育て上げていた。これにはペガンも舌を巻き、改めてワン・ユの手腕を認め、畏れた。
機は熟した!いよいよタファンはヨンチョル討伐のための秘策をタルタル、ヤンと確認。危険な計画だからヤンにあらかじめ発つようにいうタファンに、自分も宮廷に残って自分の目でヨンチョルの最後を見届けると固い決意のヤン。この計画はペガンからワン・ユにも伝えられた。
その頃、ヨンチョルはワン・ユを呼び出し、ワン・ユが自分の命を狙うという不吉な夢を見たと話し、ワン・ユは上手くとりなして更なる信頼を得ることに成功。
一方、 ヨム・ビョンスはヨンチョルの指令のもとに鉱山の監督をし、金塊をしっかりため込んでいた。ヨンビスとマクセン(チョクホ)は秘密資金のありかを探るために別々に行動していた。ヨムビスは拷問の末、メバク商団で行首として返り咲き、マクセンは鉱山で奴婢として働いていた。マクセンは鉱山にやってきたヨムビスに、秘密資金の有力な隠し場所として廃鉱が怪しいと教え、ヨムビスはこれをワン・ユに知らせるべく文を認め、部下のスリに届けるように命じた。ワン・ユのために拷問にも耐えたヨムビスの想いをスリは気づいていた。
ヨム・ビョンスもその廃鉱が怪しいと睨み、チョチャムと二人で夜な夜な秘密資金を探していたが、未だに見つけることはできないでいた。
その頃、タファンは、ヨンチョルのこれまでの悪行と討伐を知らしめ、これに協力するようにとの勅書を各省の長官に出した。長官たちは、ついにこの日が来たと身震いし、タファンの元へ馳せ参じた。挙兵を促すタファンに、長官たちはヨンチョルの私兵が各地にいるため不可能だと答えた。そこでタファンは、ヨンチョル側から各長官に挙兵を求めさせる秘策を教えた。そして、蝶の印のある本物の先の皇帝の血書を見せた。
秘策の始まりはペガンの上訴!計画は3日という短期戦で行われる。
大明殿では、タファンがヨンチョルと上訴を読み始める。ペガンの上訴には、「悪行を重ねるヨンチョルを成敗するので、各長官も共に逆賊打倒のために挙兵するように協力してほしい。自分には先の皇帝の血書がある」と記されていた。怒りに震えるヨンチョルは各長官を集めて上訴を読み上げたうえで、「ヨンチョルを頼りにしろ」という偽の血書をタファンに読み上げさせた。作戦通りヨンチョルは各長官にペガン打倒の命令を下すようにタファンに迫った。これこそがタルタルが立てた秘策だった。
その時、タナシルリが、謀反人の養女であるヤンも処刑するように言い、皇太后が手はずどおり冷宮に送ることを提案。かつて冷宮で辛い思いをしたタナシルリがこれに賛同、ヤンは冷宮へ送られた。
ヨンチョルは、タンギセに「ペガンを生け捕りにしろ」と命じ、成功の暁には「秘密資金の場所を教え、タンギセを丞相の座に就ける」と約束。父ヨンチョルの言葉に感激のタンギセは、後をワン・ユに託し、ペガン成敗に出陣した。
その後ワン・ユの元には危険を承知でヨンビスが加勢に来た。そんなヨンビスの義理堅さに感動のパン・シヌたちだが、ヨンビスの恋心を見抜いているスリは複雑な心境。
その頃タファンは冷宮のヤンの元へ赴き、決戦の前夜をヤンの元で過ごすと、氷のように冷えたその体を抱きしめた。
合流地点で待つタンギセは、約束の期日になってもどの長官の援軍もやってこないのにしびれを切らし、ペガンの遼陽行省へ偵察に。ところがそこはもぬけの殻で「遼陽省はおまえにくれてやる。このペガンは天下をもらう」との書置きがあった。憤怒のタンギセはヨンチョルに伝令を送った。その頃各長官は軍を率いてペガンの元へ集結していた。
門前にやってきた伝令から内容を聞いたムソンは、計画通りに進んでいることを確認し伝令を殺させた。そしてヨンチョルには、ペガンを生け捕りにしたという偽の伝令を送った。偽の報告に上機嫌のヨンチョル。命令を受けて城門でタンギセ軍の帰還を待っていたウォンジンの元に、戻ってきたのはタンギセではなく、ペガンの軍だと報告が入った。ウォンジンは城門を閉じ、ワン・ユに報告。その頃ワン・ユは、100人ほどの別働隊兵たちを前に、数千にのぼるウォンジン軍に勝って城門を開けることが自分たちの使命。決起の成否は自分たちにかかっていると声を上げた。
同じころ、ヤンは冷宮に側室たちを集めていた。
■第37話「決戦の時」(赤字はドラマのみどころ)
ヨンチョルに対し挙兵したタファンは、死を覚悟して戦う決意で剣を取る。ヤンも後宮で側室や女官たちを集め防衛を指揮。宮廷にペガン軍が到着するまで、持ちこたえねばならない。ワン・ユ率いる別働隊は、城門を開けてペガンの軍を入れるため、ヨンチョル派の守備隊と激烈な戦いを繰り広げていた。そんななか、ついに反乱の知らせがヨンチョルに届く。激怒したヨンチョルは宮廷にいる皇太后、タファン、ヤン、側室たちの皆殺しを命じる。
苦戦するペガン軍のために城門を開けるべく、目印の赤い鉢巻を巻いた少数精鋭の別働隊の活躍ぶり。特にワン・ユ(チ・チャンウク)とウォンジン(ソ・ジャンボ)と短いながらも迫力の一騎打ちをお見逃しなく。
そしてすっかりたくましくなったタファンの言動に注目。ヤンだって冷宮で隠れちゃいない。側室たちを集め、ペガン軍到着までタファンを守るために的確な指示を出し抗戦する。今回は内官たちやタファン付きの護衛武士の活躍も見られる。もちろん、キム・ムヨン(JYJジュンスの兄で元JUNO)のアクションもあるのでお楽しみに。
後半、タファンの変貌ぶりに驚くヨンチョルが「どうやってあそこまで変えた?」とヤンに問うシーンがある。ヤンがどう答えるのか?そしてヨンチョルの最期にヤンが決心したのは?激戦の中、二人の皇子たちのが愛らしい姿が映る。真実を知った時のヤンの苦しみが今から辛い…。
■豆知識:九族を滅ぼすとは?
今回は、「九族を滅ぼす大逆罪」と言う台詞があるが、九族とは、自分を中心に、先祖・子孫の各4代を含めた9代の親族のこと。高祖父母・曽(そう)祖父母・祖父母・父母・自分・子・孫・曽孫・玄孫。一説に、父方の四、母方の三、妻方の二の九つの親族をいう。
つまり、今後復讐を企てそうな血縁者を皆殺しにして憎しみの連鎖を止めるというもの。
◇韓国MBC「奇皇后」番組公式サイト
【作品情報】【「奇皇后」を2倍楽しむ】