「奇皇后」第42話ネタバレあらすじと第43話予告:タファン、愛しすぎて…ワン・ユ廃位の上奏!
タナシルリとは違って知恵でヤンを失脚させようとするパヤンフトだが、しょせん格が違った!打つ手打つ手をヤンに見透かされてしまい決定的なダメージをヤンに与えることはできないまま5年…ヤンに距離を感じてしまったタファンはやすやすとヨム・ビョンスの策略に引っかかってしまった!5年もの間、愛するがゆえにヤンに真相を確かめられないまま、タファンは被害妄想の幻聴に悩まされ壊れていく!第42話詳しいあらすじと第43話の見どころを紹介、MBC「奇皇后」サイトで関連動画が公開中だ。
※NHKにて2014年に放送した際に紹介した記事です。
【作品詳細】 【「奇皇后」を2倍楽しむ】
■キャスト ⇒相関図(NHKへ)
キ・ヤン/スンニャン役:ハ・ジウォン
ワン・ユ役:チュ・ジンモ
タファン役:チ・チャンウク
タナシルリ役:ペク・ジニ
皇太后役:キム・ソヒョン
ヨンチョル役:チョン・グクファン
タンギセ役:キム・ジョンヒョン
■第42話「刻まれた溝」ネタバレあらすじ
興徳殿に秘密資金を運び込むとき、運悪くタファンや皇太后と出くわしてしまった。中に金塊が入っていることを知ったタファンは、その場を取り繕うが、皇太后の疑いの視線を感じたヤンは荷の中を公開した。だが、だがこれも想定内のこと。金塊は1日1つと決めていたヤンは、この荷が、皇室の物品を調達できるようになったメバク商団からの礼だと説明しピンチを回避。そのヤンの眼差しを見たタファンはコルタにヤンを遠くに感じると嘆いた。それでも「もっとヤンに強い態度を取るべきだ」と告げるコルタを一喝し、ヤンへの想いはゆるぎない。ヤンはタファンに秘密資金のことを打ち明け、征服戦争を辞めさせようと考えたが、タファンとペガンは長官たちの反対を押し切って征服戦争を始めると宣言してしまった。タルタルは内政に励むべきだとペガンに反対し、ヤンもまるでヨンチョルと同じだと指摘するが、ペガンは国と皇帝のためだと聞く耳を持たない。そんなペガンをヨンチョルよりも恐ろしいと感じた。
ヤンはワン・ユと密会し、征服戦争を防ぐことができなかったことを報告。ワン・ユはそれならこれを好機として、元の財政と軍をヤンに収める作戦を告げた。そして、作戦実行のためにワン・ユは高麗に帰って復位し、パン・シヌとチョンハギを残して新たな商団を作ると話した。ところがこの密会を、メバク頭首の指示でヨンガク寺に潜伏していたヨム・ビョンスやタンギセが目撃してしまった。
密会から戻ったヤンをタファンが待っていた。ヨンガク寺で戦争回避を願っていたというヤンに、韓非子の逆鱗という言葉を引用し、復讐のために自分を利用することは許したが、征服戦争に関してだけは絶対に触れるな、と。ヤンは改めてこれからの自分の行動がタファンのためになるはずと、心で告げた。
太師、太傅、太保の三公を務める長官たちを呼びよせたヤンは、ワン・ユの計画通り、各省からの提供は少量にして、足りない分はヤンのよく知る商団から遠征軍に高額で買い入れさせ、その代金を各省に戻すので、それを民の救済資金にするようにと指示。
その頃バヤンフトはヨンファを脅し、幼いマハ皇子を使ってヤンを陥れる作戦に出た。ついにパヤンフトがヨンファの前で正体を現した。口実を作ってヤンにマハ皇子の面倒を見させ、その後、ヨンファが皇子の体をつねってアザを作った。泣き止まないマハの体を調べた皇太后はマハの体中のアザみてヤンの仕業だと思い込み、タファンの前でヤンの頬を平手打ち。タファンは、母代りの存在だと言う皇太后に「母であっても、今はヤンよりも大切な人は居ません」と皇太后を睨みつけた。
ヤンは、マハに接触した人間全員にマハを抱かせ、ヨンファに抱かれた途端、泣き出したことを証拠にヨンファを犯人と特定。拷問にかけられたヨンファに、「マハが陛下の子でないことを知っている」と告げ、時が来たらこれを証明することを条件にヨンファを放免した。そして様子を見に来たパヤンフトには、黒幕が皇太后だと白状したようににおわせた。
高麗ではワン・ユが復位し、自分が在位の間は元への貢物一切を禁じると宣言。さらに元の勢力下で悪行と横暴を重ねてきた臣下どもの財産没収、身分剥奪した。
これが元に伝わり、タファンは激怒。タルタルは高麗に通じる航路を封じ、高麗の海上交易を封じることを進言。そして、ヤンが巻き添えにならぬよう、高麗とのかかわりを絶つように忠告した。
だが、ワン・ユはこれを想定しており、高麗の活路を絹の道(シルクロード)に見出す作戦にでた。さっそくヨンビスを呼びかつて辺境での戦で交わした約束を実行すると、絹の道を使った高麗と西域との独占交易権をヨンビスに与えた。ヨンビスは高麗の人参と衣類や紙にまで利用できるカラムシで西域との交易を取り持つことを約束した。
ついに征服戦争が始まった。元は次々と勝利を収めたが、ワン・ユは序盤の勝利は、むしろ油断を生み危険だと気にも留めなかった。
一方、ヤンは戦争で得た利益を各省の長官たちに分け与え、どんどん信頼を得ていた。
そんなある日、コルタが親衛隊が奪ったというワン・ユからヤンへの密書を持ってきた。密書を一読したタファンは、目を血走らせすぐにそれを焼き捨てた。そしてその場に現れたヤンを抱きしめ、「傍にいてくれて感謝している。幸せだ」と告げた。しかし、この密書は偽物。人のあらを探そうとして、かえって自分の欠点をさらけだすというヨム・ビョンスの仕組んだ“吹毛求疵”の作戦だった。
5年後…成長したマハ皇子はアユルシリダラ(アユ)皇子を気遣う優しい皇子に成長していた。だが、皇太后に「母を残忍に殺したのはヤンだ」といわれ続けたために、ヤンに対してはあからさまに敵愾心をむき出しにしていた。
そんな中、元の遠征軍の大敗の知らせが入った。相次ぐ大敗の知らせにタファンはすっかり変わってしまっていた。ペガンが敗戦将軍たちの労をいたわり優しく慰める場に現れ、敗戦将軍を斬り捨てた。
■第43話「廃位の上奏」(赤字はドラマのみどころ)
5年の間に戦況は不利になり、タファンは酒に溺れ、被害妄想の幻聴に悩まされていた。タファンは二度と酒を飲まないとヤンに約束するが、ヤンとワン・ユの密書の報告で彼女の裏切りへの不安を抱えていることは言えずにいた。そんな中でも2人の皇子はすくすくと成長していた。
一方、皇太后とペガンは、ワン・ユが敵に火薬の材料を売っていたという密告を受け、ワン・ユの廃位とヤン処刑のための策略をめぐらすが、トクマンのおかげで危機を回避することができる。
皇太后に育てられている皇子マハは、ヤンとワン・ユを母の敵だと信じ憎んでいた。
敗戦将軍を斬り捨てたタファンの美しい顔に血しぶきが…。冒頭、これまで見せたことのないタファン(チ・チャンウク扮)の悲しすぎる姿をお見逃しなく。
今回は成長した2人の皇子の勉強をする様子や、兄弟仲睦まじい様子の中で、タファンのマハ皇子への冷たい仕打ちが切ない。マハ皇子を演じたのはキム・ジンソン君。「メリは外泊中」でキム・ジェウクの少年時代を、「ホジュン~伝説の心医~」では仁嬪キム氏の息子役を演じた子役。幼い頃あれほど懐いていたヤンとワン・ユに敵意をむき出しにするマハ皇子。そんな皇子がある決心をする。果たしてその決心とは?そして実の父子とは知らない似た者同士、ワン・ユとマハ皇子が我慢比べをする場面も見られるのでお見逃しなく。
ところで、タンギセ&ヨム・ビョンスに力を貸しているメバク商団の頭目。そろそろ彼の正体に気づいた方もいるのでは?そして、ヤンとタルタルの関係にも注目を!
◇韓国MBC「奇皇后」番組公式サイト
【作品情報】【「奇皇后」を2倍楽しむ】