ほぼ実話!43年間サバイバルで生き抜いた男(中村蒼・リリー・フランキー)「洞窟おじさん」あらすじと予告動画

2015年07月19日22時00分ドラマ

現代版ロビンソン・クルーソー!両親の虐待から逃れるため13歳で家出、洞窟で過ごし43年年後に発見された主人公・加村一馬の少年期(富田海人)青年期(中村蒼)中年期(リリー・フランキー)の人生を描く(ほぼ実話)!NHK BSプレミアム20日(月・祝)夜9時より「洞窟おじさん」を放送。予告動画は番組公式サイトで公開。

原作は2004年に刊行された加村一馬著『洞窟オジさん 荒野の43年 平成最強のホームレス驚愕の全サバイバルを語る』(小学館)。著者の加村氏は驚愕のサバイバル生活で43年暮らし、とある事件を起こして警察に逮捕された。その後、裁判で執行猶予の身となり、障害者支援施設で社会復帰できるよう支援され、現在は無事、社会復帰を果たしている。その数奇な人生を本にし、中村蒼、リリー・フランキー主演でドラマ化された。

劇中、一番すごい出で立ちなのが中村蒼。イケメン俳優にここまでやらせるか!?とファンが見たら号泣してしまうほど野生化している。中村蒼本人も、自分の出演シーンを見て、ビジュアル的にここまでスゴかったとは…と驚いたそうだ。中年期を演じたリリー・フランキーは、脚本をちゃんと読まずにタイトルだけでオファーを引き受けたと語る。勝手に「洞窟の中でずっと1人で暮らしてたオジサン…だから台詞は少ないだろう」と思っていたのに、意外と台詞が多く大変だったらしい。
“事実は小説よりも奇なり”をまさに地でいくような物語。これがほぼ実話というから驚きだ。

■あらすじ
両親から虐待から逃れるため、愛犬シロと一緒に家出をした13歳の一馬(富田海人)。自力で寝床や弓矢を作りイノシシを仕留めるなど、サバイバル術に長けた少年だった。それから5年、18歳になった一馬(中村蒼)はイノシシの毛皮を身に纏い、相変わらず洞窟で暮らしていたのだが、親切な農家・砂川義夫(井上順)、雅代(木内みどり)夫妻に発見され、風呂に入れてもらったり服や食事をもらったり、人間らしい生活を取り戻す。その後、一馬は山菜や蘭を売ってお金を稼ぐようになるのだが、友だちと信じた相手に裏切られ、人生に絶望する…。そして50歳過ぎた一馬(リリー・フランキー)は、ホームレスとして川辺で暮らしていた。そんなある日、暴漢に襲われている白石真佐子(坂井真紀)を助けた一馬。齢50過ぎにして初恋を経験する。しかし、壊れた自動販売機をこじ開けて、中の金を盗もうとしたところ警察官に捕まって逮捕されるのだが、事情聴取で一馬の壮絶な人生を聞いた警察官の桃園幸作(生瀬勝久)は、事件そっちのけで一馬の話を根ほり葉ほり聞き出す。そんな一馬に同情するのだが…。

NHK BSプレミアム7月20日(月・祝)夜9時より放送「洞窟おじさん」。出演はリリー・フランキー、中村蒼、富田海人、井上順、木内みどり、浅利陽介、坂井真紀、尾野真千子、生瀬勝久、小野武彦ほか。予告動画は番組公式サイトで公開。「NHKコレ見て!MOVIE」にてリリー・フランキーと中村蒼の取材会動画を配信中。

NHK BSプレミアムドラマ「洞窟おじさん」番組公式サイト
NHKコレ見て!MOVIE「洞窟おじさん」取材会動画