「奇皇后」第50話ネタバレあらすじと第51話(最終回)予告:悲しすぎる愛の結末は?大国の斜陽…衰弱していく皇帝タファン、皇后ヤンの運命は?
愛するヤンのためにワン・ユ(チュ・ジンモ)を手にかけたタファン(チ・チャンウク)…ワン・ユの死を悼みながらも、一人ですべての苦悩を抱え込んで苦しむタファンを憐れに思うヤン(ハ・ジウォン)!いよいよ「奇皇后」最終回、側近コルタにまで裏切られたことを知ったタファンは、死力をつくして何をするのか?衰弱していく皇帝タファン、そして皇后ヤン(ハ・ジウォン)の運命は? 「奇皇后」第50話詳しいあらすじと第51話(最終回)の見どころを紹介、MBC「奇皇后」サイトで関連動画が公開中だ。
※NHKにて2014年に放送した際に紹介した記事です。
【作品詳細】 【「奇皇后」を2倍楽しむ】
■キャスト ⇒相関図(NHKへ)
キ・ヤン/スンニャン役:ハ・ジウォン
ワン・ユ役:チュ・ジンモ
タファン役:チ・チャンウク
タナシルリ役:ペク・ジニ
皇太后役:キム・ソヒョン
ヨンチョル役:チョン・グクファン
タンギセ役:キム・ジョンヒョン
■第50話「永の別れ」詳細あらすじ
タンギセは近づいたタファンに、マハがヤンとワン・ユの子供、一生ヤンの抜け殻と暮らせ、とあざ笑った。さらに、この秘密を自分が知ったことをヤンに教えようとするタンギセをタファンが斬り、口を封じた。驚くヤンの向こうにいるワン・ユを見て、タンギセの襲撃から助けてくれたのがワン・ユとその部下だと知った。
宮殿に戻ったヤンは、タルタルから、ワン・ユを助けていたこと、ワン・ユが高麗王に復位するために元の国を助けたこと、皇帝と皇后を助けた功績でそれが実現できるはずだと聞いた。
夜、タファンはソ尚宮と密会。コルタたちを下がらせ、マハがヤンとワン・ユの子供だという秘密と、この事実はヤン以外にワン・ユとその部下、そしてタンギセ以外誰も知らないと確認し、ソ尚宮を刺殺。皇后ヤンが高麗王と契りを結び、子まで生していたとなれば、それがたとえ側室になる前だろうが、世間に知られれば二人とも即刻処刑される。タファンは嫉妬心ではなくヤンを守るためにワン・ユとその部下の殺害を決心した。
一方、ヤンを排除しようと躍起になる皇太后は、ヨム・ビョンスと会い、メバクのパルラチョブを次期皇帝に擁立する計画に賛同。謀反ではないかと憂慮するチャン侍郎に、ヨム・ビョンスは、陛下タファンは徐々に病で弱りやがて死ぬと告げた。実は、コルタはタファンに次第に記憶が飛び、心身が弱まる毒薬を薬といって飲ませていたのだった。
ヤンの皇后冊封式の前日、タファンはワン・ユに高麗王への復位を認めた。煩雑な手続きは省きたいとタファン。ヤンがワン・ユにこの詔書を手渡した。ヤンは帰国するワン・ユに「二度と私たちのような悲しい民を作らないでください」と最後のお願いをした。責任を感じるワン・ユに、「元には今も高麗を元の一部にしようとする者、貢女を要求する者がいる。自分は元でそれを防ぐので、ワン・ユ殿は強い高麗を作ってください」と告げ、これが復位に手を貸した理由だと話した。
翌日、ヤンの皇后冊封式。ワン・ユは大都を離れた。高麗村で帰国の準備をするワン・ユは、メバクの頭の正体を突き止めるために元に留まるパン・シヌやマクセン(チョクホ)たちに慰労と感謝をして帰路についた。高麗に帰るとチョンハギは親衛隊(コプソル)隊長に、ムソンは軍の大臣になることが決まっている。
即位式を終えたヤンはタファンと夢の一夜を過ごした。眠りについたヤンを残して寝台からそっと抜け出たタファンは出兵の準備。タルタルが現れ止めようとするが、「ワン・ユを殺さなければヤンが死ぬ」と告げ、タファンはワン・ユ討伐に向かった。
ワン・ユ討伐は、メバク首から行首たちにも知らされた。そして、会合に参加していたスリからの情報としてパン・シヌにも伝わった。
その頃ヤンはピョル(マハ)とワン・ユの夢を見ていた。武術や馬を父に習っていると笑顔のピョル。「生前は何もできなかったが、今後は私が見てやる」と、ワン・ユ。そして、ワン・ユを恨んでなどいないというヤンに「もう私がいなくても、どんな逆境にも大丈夫だ。お前との縁はここまでだが、私は一点の後悔もない。お前をただ一人愛し続けたためだ」これを最後の言葉にワン・ユが消えた。夢から覚めたヤンは傍にタファンがいないことに不吉な思いに駆られた。タルタルから事情を聞いたヤンは、すぐに馬を駆って遼陽へ。
その頃、遼陽の城門前に着いたワン・ユたちはタファン率いる多勢の兵に囲まれていた。「死んではならん」というワン・ユを庇ってチョンバギとムソンが絶命。憤怒するワン・ユは剣を手にタファンと対峙。理由を問うワン・ユに、「マハの出自を知っている。お前を殺さなければヤンが死ぬ」とタファン。すると、「何度もお前の命を救ったヤンのために、私を殺せ」とワン・ユは剣を捨てた。タファンは、ヤンのために命まで捨てようとするワン・ユに、涙と共にとどめを刺した。
ヤンが駆けつけた時、すでにワン・ユは冷たくなっていた。「来世では私のことをお忘れください。でも私は決して忘れません」と号泣するヤン。
宮殿に戻ったヤンはタファンの元へ行こうとするが、各地で民の反乱が起きている今、皇帝と皇后の対立は国をさらに混乱させると、タルタルが遮った。理由だけでも知りたいというヤンに、ヤンを救うためにタファンが動いたとタルタル。その言葉にタンギセの最期を思い出したヤンは、タファンがマハの秘密を知ってしまったと悟った。
ヤンの名を呼びうなされるタファンをみて、すべての苦痛を一人で抱え込もうとするタファンに哀れみを感じたヤンは、彼の手を握り「私の名をお呼びでした」と。「夢の中でもそなたにとても会いたかったのだな」と、微笑むタファンをヤンが涙で抱きしめた。
その頃皇太后は、操り人形にするつもりの次期皇帝候補パルラチョブに会っていた。そして、必要資金はメバクが提供するので、ペガンを慕う勢力に会い、自分の言うとおりに上疏をしてくれと頼んだ。
計画通り上疏がタファンの元へ届いた。すでにコルタの毒に冒されていつタファンは、急な頭痛を訴え、コルタの持ってきた薬を飲んで気を失った。その間にコルタは上疏に玉璽を押した。これで自由に操れる人間が要職に就く準備が整った。意識の戻ったタファンは、上疏が処理されたことを訝しがり、この頃自分の記憶が途切れる心配を口にした。
一方、メバク頭の仮面を持ってパン・シヌとマクセンがヤンの元にやってきた。ワン・ユがこの仮面を使って、メバクの3分の1相当の財産を手にした方法を話した。ヤンは、パン・シヌから、メバクの頭がタファンのワン・ユ討伐を知っていたという言葉から、頭は身近な人間だと目星をつけた。
夜になりメバクの会合が開かれた。ところが頭が2人…!
■第51話(最終回)「大国の斜陽」(赤字はドラマのみどころ)
タファンは自分が記憶を失うのが、いつもコルタの運ぶ薬を飲んだ後だと気づき疑念を抱く。メバク商団の会合に自ら乗り込んだヤンは、正体不明の頭は宮中にいる身近な者に違いないとタファンに報告する。メバク商団と手を組んだ皇太后は、都合がいい人物を新皇帝に擁立する計画を進め、コルタは計画の邪魔になるヤンを排除しようと動く。しだいに衰弱していく皇帝タファン、そして皇后ヤンの運命は?
冒頭でメバクの頭の仮面を取って髪をかき上げるヤンのカッコ良さ。きらびやかなハ・ジウォンもいいが闘う彼女はやっぱり素敵。この後、皇太后を挑発するシーンもお見逃しなく。
コルタがメバクの頭だと知ったタファンは、トクマンにある密命を与える。最愛のヤンのためにタファンは何をするのか?ところで、コルタがタファンに飲ませていた毒は鴆毒(チンドク)という猛毒。鴆(ちん)という鳥は中国の伝承に登場する猛毒の妖鳥。毒に冒され抱えられて玉座につくタファンが痛々しい。それにしてもなぜコルタはタファンを裏切ったのか?中盤、本人の言葉で語られるのお聴き逃しなく。
前回新キャラとしてパルラチョブが登場した。又従兄弟に当たる事物で演じたのはペ・ゴヌ。SS501のマンネ、キム・ヒョンジュン主演「輝ける彼女」に出演したモムチャン俳優だ。さて、最終回ではもう一人新キャラが登場する。イ・ミンホ主演ドラマ「シンイ-信義-」にも登場する江陵大君、後の恭愍王(コンミン王)だ。
最終回、タファンは一番聞きたかったヤンからの「愛しています」の言葉をどこで聞くのか?「蝶へ」(나비에게)の流れる中、悲しすぎる愛の物語はどんな結末を迎えるのか。
※「蝶へ」は39話、チ・チャンウク扮するタファンがスンニャンのために歌ったオリエンタルテイストのバラード曲。『奇皇后~ふたつの愛 涙の誓い~』 オリジナル・サウンドトラック
◇韓国MBC「奇皇后」番組公式サイト
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