入れ替わりは泰山(遠藤憲一)と翔(菅田将暉)だけじゃなかった!「民王」第4話あらすじと予告動画
入れ替わりは泰山(中身は翔:遠藤憲一)と翔(中身は泰山:菅田将暉)だけじゃなかった!泰山の宿敵、蔵元(草刈正雄)とその娘・エリカ(知英)も入れ替わっていた!犯人を捕まえるまで一時休戦、互いに協力することを約束するのだが…21日(金)夜11時15分より「民王」第4話、予告動画は番組公式サイトで公開。
久しぶりに「鼻血ブー!」を見た。今じゃギャグマンガですらお目見えしない「鼻血ブー」を菅田将暉がやるとは! 「民王」のくすぐりまくりのギャグがたまらない。SNSでも遠藤憲一、菅田将暉のギャグ演技は絶賛。それだけでなく、優秀でクールな泰山の秘書・貝原役の高橋一生も評価が高い。当初、漢字もロクによめないバカ息子と思われていた翔(外見は泰山:遠藤憲一)だが、実は家を出てから貧乏暮らしをしており、低賃金労働者のことをそんじょそこらの政治家なんかより、ちゃんと理解しているけっこう優秀なヤツだと前回(第3話)で明らかになった。上から目線の父親と違って、弱気者と同じ目線で優しい心を持つ翔(でも外見が泰山)、このギャップが面白くもあり、時に翔のセリフで心にじーんと響くものがあったり…「民王」とは不思議なドラマだ。翔って意外といい政治家になるんじゃないか?
■前回のあらすじ
入れ替わったままの泰山(外見は翔:菅田将暉)と翔(外見は泰山:遠藤憲一)。いつまでこんな生活が続くのか…何の解決策も見出せないまま重要な外交を任されることになる。ウズラスキタンからレアメタルの一種、ボンジョビウムの禁輸措置をとられてしまった日本は、ウズラスキタン大統領・ガードナーと外交会談をしなければならない。なんとかボンジョビウム輸入にこぎつけるため、ガードナーを接待する翔。秋葉原にアイドルのライブを見に行ったり、相撲部屋の稽古を見に行ったり…日本側の下心見え見えのおもてなしにガードナーの表情は暗い。接待ツアーの最後は有名寿司店での会食。会話もはずまない中、ガードナーは「ボンジョビウムが欲しいだけで私の機嫌を取っているようにしかみえない」と気分を害し、帰ろうとする。必死で止める翔は思わず酒が入った徳利を倒してしまいガードナーのスーツを汚してしまった。慌てて持っていたハンカチでガードナーを拭く翔。ガードナーはそのハンカチを見て驚愕、「このハンカチをぜひ私に下さい」と言う。40年前、まだ内戦が続いて貧しかったウズラスキタンは世界から支援物資が送られていた。幼いころのガードナーは支援物資の中にあった1枚のTシャツに描かれていたアニメのキャラクターに、なぜだかわからないが「大丈夫、大丈夫」と励まされているような気がして、ボロボロになるまで着ていたと言う。そのキャラクターこそ、翔が持っていたハンカチに描かれていたアニメ「モフモフくん」。翔は「このアニメはメジャーではないが日本でも根強い人気があります。漫画家の富田林先生は“すべての子どもに感心を注ごう”という思いで描いたそうです。私も高校生のころ、このモフモフくんに何度も励まされました」と言い、モフモフくんの英語版の主題歌動画をガードナーに見せた。「我が国にはまだ貧困にあえぐ子どもたちがいる」というガードナーに翔は「この動画をウズラスキタンの子どもたちへ」と、モフモフくんの主題歌に会わせてダンスを披露。それを動画で撮ってネットにアップした。ガードナーは大喜びでおもてなし接待は大成功! と大喜びで帰宅する泰山、翔、貝原(高橋一生)、狩屋(金田明夫)。しかし、肝心のボンジョビウム輸入交渉をすっかり忘れていた。そこへガードナーから電話が入り、「私は日本のアニメに助けられた。今度は私たちが日本を助ける番だ。今後、ボンジョビウムを優先的に日本に輸出する」と言ってくれた。大喜びする泰山たちの前に人相の悪い男、公安の新田刑事(山内圭哉)が表れ、CIAの最新技術が盗まれ、泰山と翔の脳波がいじられているらしい…と告げた。
■前回のあらすじ
CIAの最先端科学技術兵器が何者かに盗まれ悪用されてしまった!そのターゲットになったのが内閣総理大臣・武藤泰山(遠藤憲一)と息子の翔(菅田将暉)。公安の調べによると、泰山、翔それぞれ体内に脳波を操作するためのチップが埋め込まれている可能性が浮上。ちょうど1週間前、2人は同じ「丸山田歯科」に通っていた。しかし丸山田歯科はもぬけの殻、さらに丸山田が背負っていた莫大な借金が返済されていることが判明。泰山と翔にチップを埋め込んだ見返りと思われる。さらにそのチップを取り外そうとすると爆破する恐れがあることも判明。泰山(中身は翔:遠藤憲一)と翔(中身は泰山:菅田将暉)はしばらく入れ替わりのままでいることを強いられる。
そんな中、泰山にテレビの討論番組出演依頼が舞い込む。相手は宿敵・蔵本志郎(草刈正雄)。泰山は一連の入れ替わりは、蔵本が仕組んだワナではないかと考えるのだが、あえてその挑戦を受けてやる、と番組出演を承諾。泰山(中身は翔)の耳にイヤホンをつけ、貝原(高橋一生)と翔(中身は泰山)が指示するとおりにしゃべろ、と指示される。蔵元からは厳しい質問が飛び交い、その度に泰山が指示するとおりしゃべろうとするのだが、イヤホンの電波状況が悪く、しまいに。泰山(中身は翔)はイヤホンを取ってしまった。蔵元から「富裕層のあたなが貧困学生を救えるはずがない。最低賃金がいくらなのか知っているか?」との問いに泰山(中身は翔)は「888円です」と正確に答える。翔は実家を飛び出してから、自身が体験した貧困生活を十分理解しているのだ。さらに泰山(中身は翔)は「蔵元さんとは足の引っ張り合いをするんじゃなくて、力を合わせれば日本はいい国になると思います」と至極真っ当な意見を言って、この討論会は泰山(中身は翔)の勝利となった。
一方、翔(中身は泰山)と貝原は村野恵里香(知英)の誕生日パーティーに招待されており、楽しげにいそいそと出かけて行く。真衣(本仮屋ユイカ)も参加すると聞いて泰山(中身は翔)も行きたかったが、討論番組の打ち上げに行かねばならず狩野(金田明夫)と2人で大人の飲み会へ向かった。
エリカのパーティーは大盛り上がり。翔(中身は泰山)とエリカはいい雰囲気になり「私の家に来ない?」と誘われ、ついて行くのだが、そこで驚愕の事実が判明する。エリカは翔に「本当は君は泰山だろ? 今総理やってるのは君のバカ息子だろ」と。「その話し方…まさか…」なんとエリカの中身は蔵元だったことが判明した!
■第4話「盟友」あらすじ
入れ替わりが自分達だけではなく、泰山(遠藤憲一)の宿敵・蔵元志郎(草刈正雄)と村野エリカ(知英)だったことがわかった。しかもエリカは蔵元の娘だという。防衛省の技術研究本部で検査をすると、泰山(外見は翔:菅田将暉)と翔(外見は泰山:遠藤憲一)と同じマイクロチップが蔵元とエリカにも埋め込まれていたことが判明。泰山と蔵元は入れ替わりを仕組んだ犯人を見つけるまで、一時休戦し協力することとなる。
そんな中、官房長官・狩屋(金田明夫)のスキャンダルが発覚。さらの真衣(本仮屋ユイカ)も秘書を辞めたいと言いだし、泰山と翔は大変なことに…。
テレビ朝日8月21日(金)夜11時15分より金曜ナイトドラマ「民王」第4話を放送。原作はベストセラー小説家・池井戸潤の同名小説(文春文庫刊)。出演は遠藤憲一、菅田将暉、本仮屋ユイカ、知英、原金太郎、池谷のぶえ、峯村リエ、山内圭哉、六角精児、高橋一生、金田明夫、草刈正雄、西田敏行ほか。ドラマ公式Twitterアカウントは「@tamioudrama」。第4話予告動画は番組公式サイトで公開。テレ朝キャッチアップにて最新話を1週間無料配信中。
◇テレビ朝日金曜ナイトドラマ「民王」番組公式サイト
◇テレビ朝キャッチアップ公式サイト
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