神尾佑ら声の出演陣とエンド曲担当ユニゾン・斎藤が登壇した「ザ・ラストシップ」放送記念記者会見レポート!予告動画

2015年09月05日11時31分ドラマ

BSフジにてマイケル・ベイ監督初のテレビドラマ「THE LAST SHIP(原題)」をBSフジにて「ザ・ラストシップ」として10月12日より放送するのを記念して、昨日9月4日(金)記者会見が行われた!吹替えを担当する神尾佑、藤本喜久子ら声優陣とBSフジ版のエンディング曲を担当するUNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介が登壇した記者会見をレポート!ドラマ予告動画はYouTubeで視聴できる。ドラマについてはコチラで詳しく紹介⇒ドラマ紹介記事

<登壇者>
神尾 佑【トム・チャンドラー中佐(艦長)役】
藤本喜久子【レイチェル・スコット博士】
山野井仁【マイク・スラッタリー中佐(副長】
安原義人【テックス・ノーラン役】
UNISON SQUARE GARDEN ボーカル・ギター 斉藤宏介

■それぞれの役柄紹介と出演の意気込み
神尾佑:このドラマの主人公、トム・チャンドラーは本当に軍人の中の軍人で理想の指揮官という人物です。そんな役の声をやらせていただけて本当に光栄です。声の仕事は、まだまだ不慣れなところがありますので、すばらしい声優の先輩方に胸を借りるつもりでやらせていただいております。」

藤本喜久子:ヒロインのレイチェル・スコットは、可愛らしいヒロインではなく、全人類を滅亡に追いやったウィルスを根絶するためのワクチンを開発するために、まっしぐらに進んでいく力強い女性です。その逞しさとか、優しさなどが豊かに表現できたらいいなと思って取り組んでおります。

山野井仁:スラッタリー副長を演じました。駆逐艦ネイサン・ジェームスで艦長の右腕となり人類滅亡の危機から救っていきたいと思っています。トム・チャンドラー艦長に対してライバル意識みたいなものを見せるときもあるのですが、結局は艦長のいつも冷静で緻密な考え方に説き伏せられています。そういう気持ちを抱きながらも、艦長を尊敬しているという役どころです。

安原義人:今作の第2の主人公と言っても過言ではありません!笑
わたしは軍事の役ではなく、ただの看守なんです。なので、堅苦しいところは皆さんにお任せして、柔らかいところを専門に、引っ掻き回して自由に遊びたいと思っております!

斉藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN):ドラマのタイアップは初めてなのですが、最後の曲まで含めて一つの作品として楽しんでいただけたら嬉しいです。

■役を演じての苦労、実際に映像を見ての感想
神尾:テレビドラマの枠を超えたスケール感に第1話から圧倒されました。駆逐艦にミサイルが撃ち込まれたり、ヘリが爆発されたり大作映画のような映像なので、それに度胆を抜かれました。
別の俳優さんがやっている芝居に対して、呼吸から感情まで全てを一体化させていくという作業が本当に難しくて… いまだに試行錯誤しながらやっています。

藤本:細菌学者なので医薬品の名前とか医療の専門用語とかが結構出てきて、それをちゃんと言えるようにするのが大変です(笑)他の方は軍の専門用語とかが多いので、みなさんそれに苦労されていると思います。


山野井:元自衛官の方が監修についているので、いつも裏で議論を交わしながら熱いバトルを繰り広げているそうです。そのあたりのマニアックな部分も楽しんでいただけたらと思います。

安原:私は、専門用語がほとんどありません。それに、もともと役作りをしないタイプなので本当に楽に楽しくやらせていただいています。私は、この日本版のキャスティングが本当にうまいなぁと思います。これはディレクターのセンスだと思うんですけども、全然違和感がないですね。

■エンディングテーマのタイトルと曲の仕上がりは?
斎藤:タイトルは、「パンデミックサドンデス」です。歌詞は、自分にとって嫌なこととか嫌いなことに振り回されて、自分が自分じゃなくなってしまうことの恐怖をテーマにしました。ドラマを3話まで見させていただいて曲を作り出したんですけど、そのドラマの持っているスケールの大きさやハラハラする感じの余韻をもっと加速させられるようにバンドの持っている疾走感で、増幅させることができたらと思って作りました。
僕はギター弾きながら歌うんですけど、一番気を付けたのはイントロのフレーズです。物語が終わって、曲が始まる瞬間に余韻が爆発してしまうようなバンドサウンドならではのたぎる感じを意識して歌いました。まだ曲はレコーディング中なのでできてはいないんですけど、ドラマのストーリーとの化学反応によってもっともっと僕らの曲がよりよくなったり、見た方にとってドラマが記憶に残るようになったりしたらうれしいなと頭に描きながらレコーディングをしています。

■人類滅亡というピンチに立ち向かうが、人生における最大のピンチとは?
神尾:あまり言いたくないんですけど… 昔フジテレビさんの『SP 警視庁警備部警護課第四係』というドラマで、レギュラーの仕事をいただきまして、ものすごく好評で話題にもなったんです。当時、仕事もそんなになく、悶々とした生活をしている中で大きな仕事をいただいたので「よし、これはいけるぞ!」と思ったんです。でも、クランクアップして蓋を開けてみたら3か月くらい仕事がなくて… もう本当にピンチでした。これをやってダメなら本当にダメなんじゃないかと思って…。でも、その3か月を過ぎたら少しずつお仕事をいただけるようになりました。あの時は、本当に人生最大のピンチでしたね。

藤本:朝起きた時にまるっきり声が出なくなっていた時です。体調が悪かったのが原因だったんですけど、まるっきり声が出なくて、仕事にもならなくて… その後1カ月くらい声が出なかったんです。地獄でしたね。精神的に参りました。

山野井:私は、足の横幅がものすごく広いんです!貧乏な時に、カッコいい靴を履きたいなと思って無理やり足を靴に押し込んで履いていたら外反母趾になってしまいました。本当に腫れて、足を上にあげていないと眠れないくらい腫れてしまって…笑 それが最大のピンチです。

安原:私はバツイチでして、最初の嫁さんに「出ていけ!」と言われた時はやっぱりピンチでしたね。慌てて住所録を見て一番近い女性のところに転がり込みました!で、すぐに結婚しました!笑

斎藤:夏フェスで2~3万人くらいのお客さんの前で演奏した時なんですけど、その本番直前5分前に、鼻血が出たんですよ。もう5分後にはお客さんの前で歌わなきゃいけないのに、鼻血が止まらなくて、その時はさすがにドキドキしましたね。結果止まりましたけど… 人間ってすごいんですよ!ティッシュで押さえて止まれ止まれと思っていたら止まりました。

■役柄と自分の共通点
神尾:難しいですね…。トム・チャンドラーという役は指揮官として本当に立派で、乗組員全員が艦長の言うことだったら大丈夫と思われるような本当に信頼のおける指揮官なんです。僕もそんな感じですかね(笑)
いや、そんな人間になりたいなと思ってやっております!

藤本:レイチェルさんは精神的にも強いし、本当にまっすぐに突き進んでいく姿が逞しいのですが、私自身はそうではないです。ただ、一つ似ているとすれば気が強いところです。

山野井:自分と共通するところは、すごくゴツい感じの役柄で、ちょっと低い声なので、その辺りかなと思います。実際、喧嘩はすごく弱いので、そこは想像力でやっています。

安原:表面はヘラヘラしているのですが、実は過去に重く辛い経験をしていてそれを隠しながら明るく生きているというところが僕との共通点ですね。

■エンディング曲のオファーが来た時の心境
斎藤:率直に嬉しかったというのが一番ですけど、監督さんが『アルマゲドン』を作ったマイケル・ベイ監督だというのを聞いて、真っ先にエアロスミスが浮かんだんですよ。ただ、あのスケール感は到底僕には出せないので、自分たちの得意とするとこで勝負していこうと思いました。今ちょうどレコーディング中なんですけども、いい曲が出来たので僕自身すごく興奮しているところです。

「THE LASTSHIP(ザ・ラストシップ)」は、ウィリアム・ブリンクリーのベストセラー小説「The Last Ship」を原作にマイケル・ベイ監督の初ドラマ作品。BSフジでの10月12日からの放送をお楽しみに。

BSフジ「THE LAST SHIP(原題)」番組公式サイト
 2015.10.12スタート 毎・月23:00-23:55
YouTube|Trailer | The Last Ship | TNT

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