限界集落から新宿の片隅まで買い物難民を救え!「カンブリア宮殿」移動スーパーとくし丸・社長に迫る!予告動画

2015年09月17日14時54分暮らしと文化
(C)テレビ東京

商店街や駅前スーパーなど店舗が閉店し、生活用品などの購入に困るという人々が各地で増え、“買い物難民”と呼ばれる社会問題が起きている!17日(木)テレビ東京「カンブリア宮殿」では、限界集落から東京の各地まで、1200点以上の商品を積んで高齢者の家をまわる、移動スーパー・とくしん丸の住友達也をゲストに、大手メーカーも注目するその仕組みに迫る!番組公式サイトには、とくし丸社長がビジネスだけでなく地域のコミュニティーも生んだ絶賛したコメント動画と予告動画が公開されている。

スーパーの超大型化&郊外化で、近所のスーパーが撤退し、日常の買い物に不自由している人たち「買い物難民(買い物困難者)」が増えている。経産省の統計では、その数、全国に約600万人。もちろん高齢者比率の高い徳島でも6万人以上と言われている。そんな現状、注目を集めているのが小型の移動スーパー「とくし丸」。去年から東京・新宿で走り始め、全国22の都府県で急拡大中の新サービス。年内に販売車の台数は100を超え、販売額は合わせて年10億円にも達する。徳島県で誕生した「とくし丸」が活躍するのは、ほとんどが過疎の地域。実は、運営しているのは、スーパーなどではなく、運転手は個人事業主、いわばフランチャイズ制。オーナーは、約300万円で販売車を購入し、商品は各地の提携スーパーに供給してもらうというユニークな仕組み。そして、希望する高齢者の家の前まで行き、親身になって接客を行う。客との深い関係こそが「とくし丸」のビジネスの根幹。1台の販売車が、毎日平均8万円を売り上げる。これが、番組MCの村上が驚いた、ビジネスを成功させ地域の人々のコミュニケーションも活性化させたというところだ。
仕掛け人である社長の住友は、新しく開業する地域があると、事前に自分の足で地域をまわり、買い物に困っていて本当に「とくし丸」を必要としている客を開拓してきた。⇒とくし丸公式サイト

住友は20代の時、地元徳島のタウン情報誌「あわわ」を創刊。斬新な企画を連発し、全国でも有数の地方情報誌に育て上げたアイデアマン。そんな住友が、地元・吉野川での可動堰の建設計画に関わり、反対運動の中心的存在になって住民投票の実施によって計画を中止させた。そこで住友は「地域の問題は地域で解決する」ことに気づき、地元で急増し始めた買い物難民問題に取り組んだ。
「とくし丸」の運営会社を作った住友は、ユニークなルールを決めた。
①全ての品につき10円を利用者が負担(サービス継続のため受益者も応分の負担を)
②地元の小さな商店を守るため、その半径300メートル内では営業しない。
③販売員は地元出身者にする。
そこで暮らす売り手も買い手も、ともに豊かに生きていくためのアイデアだ。今や「とくし丸」に注目した大手メーカーが独居高齢者のマーケティング調査に使うなど、様々な可能性が広がっている。

こうして小さなトラックに詰め込んだ商品は、生鮮食品から生活雑貨まで実に1200点以上。町の御用聞きとして高齢者と親密な関係を築き上げ、創業わずか3年で全国にサービスが広がっている。今や大手メーカーがマーケティングに利用するほど小売業界でも大注目の「とくし丸」。今夜の「カンブリア宮殿」では、そのユニークな仕組みと創業の情熱に迫る。

【ゲスト】とくし丸 社長 住友達也
【メインインタビュアー】村上龍
【サブインタビュアー】小池栄子
【放送日時】 2015年9月17日(木)21:54~22:54
【同時放送】TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ

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