“眠れる資産”を有効活用する東京山喜、モンドデザインの新たなリサイクルに「ガイアの夜明け」が迫る!予告動画

2015年09月28日21時00分ドラマ
(C)テレビ東京

節約志向の高まりでリサイクル市場が年々成長を続けている中、これまで有効活用されていなかった「着物」や「廃タイヤ」に目をつけ、業界や地域を活性化する新たな“リサイクル”に取り組んでいる企業がある!明日29日(火)テレビ東京「ガイアの夜明け」では、眠れる資産の活用で、業界や地域を活性化する取り組みを取材!番組公式サイトで予告動画が公開されている。

番組内容続き
一方、年間1億本も発生するといわれる「廃タイヤ」。この廃タイヤがカバンや財布などの新たな商品に生まれ変わり、若者の間で人気となっている。廃タイヤ商品のヒットは国内の縫製職人たちの危機を救い、海外にも飛び出そうとしていた。“眠れる資産”の活用が人々を元気にする!その驚きの取り組みを追った。

売上高・店舗数日本一のリサイクルショップ「たんす屋」を運営する「東京山喜」は、一般の家庭をまわり、着物の訪問買い取りをする。⇒「たんす屋」公式サイト
その数は年間50万点。着物の9割は家庭のタンスなどに眠っているとされ、金額に換算すると約40兆円とも。着物を着る機会はないが、高価でなかなか捨てられないのがその理由だ。東京山喜では、買い取った着物を丸洗い、殺菌・消臭・加工をして、全国に約120店舗を展開する「たんす屋」で販売している。安いものだと着物一式1万円台から購入できる。最近は、訪日外国人の急増に伴い、売上の3割を外国人客が占める店もある。東京山喜の中村健一社長は、着物を消費者が求めやすい価格で販売することで、着物を着る機会が増えてほしいと考えている。中村社長は新たな勝負に打って出た。リサイクルチェーン大手の「ハードオフ」と提携。ハードオフの店舗内に、ミニ買い取りショップをオープンさせた。さらに中村さんが目を付けたのが地方の日本旅館。各地の旅館に着物を提供し、宿泊客に着物体験をしてもらおうというのだ。舞台は長野県の下諏訪温泉地。ここ数年、客足が落ち、閉館する旅館が後をたたないという。下諏訪温泉地は「着物体験は他の温泉街との差別化になり、観光客を呼び込めるのではないか」と期待を寄せるが、新たな試みは成功するのか?

ガイア一方、廃タイヤを驚きの商品に変える企業がある。日本国内の廃タイヤの発生本数は年間約1億本。こうした廃タイヤに隠れた資産としての価値を見出し、目を付けたのがモンドデザインの社長、堀池洋平だ。⇒「モンドデザイン」公式サイト
堀池社長は廃タイヤのチューブを使い、カバンや財布、シューズなど70アイテム以上を製作。東京・表参道などの店舗で販売し、若者たちから弾力性、耐久性、防水性があると人気になっている。廃タイヤ製品は東京・足立区の縫製業者の工場で、熟練した職人が一つ一つ手作業で丁寧に縫製している。もともと、職人たちは、革カバンなどの縫製を請け負ってきたが、人件費の安い中国などに仕事を奪われてしまっていた。堀池さんは、日本の職人の高度な技術力が途絶えてしまうと、彼らに廃タイヤのカバン製作を依頼したのだ。今年9月、廃タイヤ製品のさらなる飛躍を目指し、堀池さんは縫製職人を伴い、本場イタリアに向かった。有力ブランドの本場イタリアで、廃タイヤ製品と日本の職人の技術は受け入れられるのか?

<取材先>
・東京山喜
・ハードオフコーポレーション
・長野県下諏訪温泉地
・モンドデザイン ほか

【案内人】江口洋介
【ナレーター】杉本哲太
【音楽】新井誠志
【テーマ曲】
◆オープニング曲
 「鼓動~ガイアの夜明け」(作曲/岸利至)
◆エンディング曲
 「夜空の花」(作曲/新井誠志)
【同時放送】TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ 
【放送日時】 2015年9月29日(火)22:00~22:54

テレビ東京「ガイアの夜明け」番組公式サイト