為頼（西島秀俊）に興味を持つ白神（伊藤英明）にも為頼と同じ能力が…「無痛 診える眼」第2話あらすじと予告動画

白神メディカルセンターの院長・白神陽児（伊藤英明）から一緒に働いてほしいと言われる為頼（西島秀俊）。白神も為頼と同じように患者を診ただけで病状がわかり、犯因症も見えるというのだが…再び殺人事件発生！為頼は捜査に協力するのだが…14日（水）夜10時「無痛 診える眼」第2話放送。予告動画は番組公式サイトで公開。

7日放送された初回視聴率が11.6%（ビデオリサーチ調べ、関東地区）だった「無痛 診える眼」。同時間帯に天海祐希×遊川和彦「偽装の夫婦」（日本テレビ）という強敵がいるなかで2ケタ取れたのは大健闘と言えよう。しかし、今回は14.7%を取った「偽装の夫婦」に軍配があがった。

劇中、主人公の為頼（西島秀俊）が見えるという「犯因症」。番組公式サイトでは「エネルギー過多の一種で、犯罪を起こす者に顕れる徴候」のことを言うと書かれていた。本当に「犯因症」などという症状があるのだろうか？　さっそくググってみたのだが、どうやら「犯因症」とはドラマの造語らしい。
しかしイタリアの精神医学者、チェーザレ・ロンブローゾ（1835‐1909）が発表した「生来的犯罪人説」という遺伝的に犯罪を犯す要素を持つ人間がいるという学説があることがわかった。しかしこの学説が発表されたのは1876年と140年近くも前のことなので、当時の医学で論じられた学説がそのまま現代に通用するわけではない。遺伝子的にそういう要素を持つ人間が本当にいるとしたら…。

劇中では「犯因症」が特殊な演出で表現されている。為頼の目には症状が出た人物がこのように見える…的な演出なのだが、首から顔にかけて血管が浮き上がり、目が真っ黒く、狂気に満ちた表情になる。
その「犯因症」が早瀬刑事（伊藤淳史）の顔にも表れていたのには驚いた。
伊藤淳史といえば、比較的明るいキャラ、コミカルな演技が印象的だが、本ドラマでは今までにないキャラを演じている。正義感が強すぎるためか、署内でもよくトラブルを起こしているらしい早瀬。その正義感の強さと狂気が、もしかしたら紙一重なのかもしれない。

■第1話あらすじ
小さな診療所を営む医師・為瀬英介（西島秀俊）は、見ただけで（外観）患者の病気、病状までも見抜いてしまう特殊な能力の持ち主だった。以前は大きな病院で診療していたが、その能力によって手の施せない患者の治療をすることに精神的に疲れてしまい、医学界の一線から退いていた。この特殊能力は、病気だけではなく、犯罪者特有の「犯因症（エネルギー過多の一種で、犯罪を起こす者に現れる徴候）」をも見抜いてしまうのだった。
そんなある日、為瀬が街中で「犯因症」を露わにする男を発見。今すぐにでも何かしでかしそうだったので為瀬は警察に通報。その直後、為瀬が危惧したとおり男は街中でサバイバルナイフを持って暴れ出し、多数の負傷者が出てしまった。その中には、為頼の義姉・和枝（浅田美代子）もいた。幸いにも和枝は急所は外れていたが腹部を刺され近隣の白神メディカルセンターに緊急輸送される。
現場にかけつけた早瀬順一郎刑事（伊藤淳史）は、為頼に通報したときの様子を聞く。110通報があったのは通り魔が犯行を犯す直前だったことから、為頼に疑いを向ける早瀬。しかし、為頼が見ただけで犯人が分かる能力を持っているんじゃないかと気づき、為頼に興味を持つようになる。
そんな中、アパートで女性が遺体となって発見される。衣服の乱れもなく鑑識は自殺の可能性が高いと判断。しかし早瀬は納得できず、一人捜査を続けていた。そして被害女性が死亡する直前に利用したと思われるコンビニの防犯カメラ映像を為頼に見せる。「この女性は心筋梗塞を起こしそうか？」と尋ねる早瀬に為頼は「いたって健康にしか見えない」と答える。
調べを進めると、死亡した女性の隣に住む住民が、この騒ぎの中一度も顔を見せなかったことに気づき、もしかしたら隣人も室内で死亡しているのでは？　と早瀬は疑いアパートへ向かう。隣人の部屋に入ると、室内にはおびただしい数の女性アイドルのポスターが壁一面に張られ、押し入れの中に死んだカナリヤと化学実験でもしたような器具が見つかった。
半ば強制的に捜査に協力させられることになった為頼は、その隣人がサリンのような神経ガスを製造している可能性があると早瀬に伝える。隣人はその実験として女性を殺害したと推測する為頼。
犯人は、もっと大勢を殺害するつもりで神経ガスを作ったらしい。一体どこで噴霧するつもりなのか？　早瀬は犯人の部屋に張られていたアイドルを思い出し、そのライブ会場へ為頼と一緒に向かう。
大勢のファンの中から怪しい人物を探し出さなければならない。すると為頼は「犯因症」が顕れている男性を発見。ガスを噴霧する直前に早瀬が犯人を取り押さえることができた。
為頼には、早瀬の顔にも「犯因症」が見えていたのだが…。

■第2話あらすじ
通り魔事件に巻き込まれ白神メディカルセンターに入院していた義姉・和枝（浅田美代子）の退院手続きにやってきた為頼（西島秀俊）。そこへ院長の白神（伊藤英明）がやってきて、為頼に院内を案内したいと申し出る。戸惑う為頼だったが和枝のすすめもあって白神の申し出を受けることに。院内の最新設備を見せてもらった為頼は、診察を待つ患者が少ないことに気づく。白神は裕福な患者から医療保険外のオプションサービスで特別料金をとり、その分を医師の数を増やすなど、医療サービスの質向上に務めていると言った。そして白神は、為頼にここで一緒に働いて欲しいと言う。さらに自分も為頼と同じように、患者を診ただけでその人の病状、そして犯因症も見ることができると言った。
一方、早瀬刑事（伊藤淳史）は為頼の不思議な能力に興味を持ち、診断学の権威で為頼の恩師でもある久留米実（津嘉山正種）のもとへ向かう。そして久留米から、為頼には殺人を犯す人間に顕れる「犯因症」が見えることを教えられた。
そんな中、管内で殺人事件が発生。男がアパート室内で死亡していたのだが、しばらくすると工藤（有薗芳記）が逮捕され、殺人を自供するのだが早瀬には納得できないものがあった…。

フジテレビ10月14日（水）夜10時より「無痛 診える眼」第2話を放送。出演は西島秀俊、伊藤淳史、石橋杏奈、中村蒼、浜辺美波、津嘉山正種、浅田美代子、伊藤英明ほか。番組公式Twitterアカウントは「@mutsu_fujitv」。最新話はFOBプラス7にて1週間無料見逃し配信中。第2話予告動画は番組公式サイトで公開。

◇フジテレビ「無痛　診える眼」番組公式サイト
◇フジテレビ オンデマンド プラス7公式サイト

　【2015年秋ドラマ一覧】　【関連記事・各話のあらすじ】