新選組の鬼の副長・土方歳三（山本耕史）までがあさ（波瑠）の度胸の良さに恐れ入った前週だったが、第4週では鳥羽伏見の戦いや銀目廃止などで上方経済が大打撃を受ける中、あさは商売人としての力量を正吉（近藤正臣）から認められ、奈良の豪商（鶴瓶）相手に借金の申し入れ！一方、はつ（宮﨑あおい）は義母・菊（萬田久子）に命じられ…第4週の10月19日（月）～10月24日（土）「若奥さんの底力」のあらすじと見どころをご紹介！ドラマ番組公式サイトに予告動画が公開、NHKオンデマンドで見逃し配信中。

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第4週は戊辰戦争の緒戦となる鳥羽伏見の戦いで幕府が敗退。商人たちは新政府側につくか、幕府再興にかけるかに悩む。ここでの判断がその後の商いの行方を大きく分けることになる。また、新政府の打ち出した貨幣制改革「銀目廃止」で上方経済が大混乱に陥いる。
この週の見せ場は、そんな激動の中で、あさがどんな決断をし、どんな行動に出るのかだ。武家への借金の取り立て、両替屋に押し寄せる人々の前での演説、そして奈良の豪商への借金の申し入れなど、商売人・あさの技量に注目したい。
ところで、原作「小説 土佐堀川」では、東京の貿易商に借金返済の延期願いをヒロインが命懸けでやってのけるエピソードがある。ヒロインの商売にかける思いが伝わる大事なエピソードとして、多くのページを割いている。どうやら鶴瓶が担当する奈良の豪商はこのエピソードを添わせているようだ。数々の名作ドラマや映画で俳優としても高い評価を得る鶴瓶。1999年の大河ドラマ「元禄繚乱」にも出演している。波瑠扮するあさと俳優・鶴瓶がどう対峙するのか、見どころだ。

また、原作ではヒロインの姉はすぐに3人の子宝に恵まれ、ヒロインがうらやむというエピソードも描かれている。ドラマでは、子宝に恵まれないことで義母・菊からチクチクやられているはつだが、あさからの手紙で、はつにもやっと激変する世の中を感じるようだ。そんなはつと惣兵衛の夫婦関係は？

■キャスト（　）は原作役名⇒相関図（NHK）
今井あさ役（浅子）：波瑠／鈴木梨央
姉・はつ（春）：宮﨑あおい／守殿愛生
白岡新次郎（広岡新五郎）役：玉木宏
眉山惣兵衛（大眉五兵衛）役：柄本佑
五大友厚（五大友厚）役：ディーン・フジオカ
うめ役：友近
ふゆ役：清原果耶

【第4週（10/19-24）】
■第19話（月）
あさ（波瑠）は、勇敢に新選組に立ち向かったことで、加野屋の人々から一目置かれるようになっていた。そして義父・正吉（近藤正臣）から商いを学び始めるが、夫・新次郎（玉木宏）は、相変わらず商いを避け三味線や謡の日々。混乱する政情に加野屋も傾きはじめ、不安に思ったあさは正吉に大名への貸付金を、取り立てに行かせてくれとお願いする。一方、山王寺屋の経営が危ないとイう噂を新郎から聞いたあさ(宮崎あおい)は、姉のはつを訪ねるが、門前払いをされる。

■第20話（火）
あさは自ら借金の取り立てに行くが、相手にしてもらえない。それでもあきらめずに通い続ける。そんな中、あさははつ(宮崎あおい)の女中ふゆ(清原果耶)に出会う。山王寺屋の現状を知ったあさは、はつ宛ての文を渡すのだが…。

■第21話（水）
新次郎が心配する中、門前払いをされてもしぶとく粘るあさ（波瑠）は、ついに武家から借金を取り立て戻ってくる。義父・正吉（近藤正臣）はあさを認めるようになる。
1868（慶応4）年、鳥羽伏見の戦いが勃発。幕府は敗北。新政府から無理な要求が突き付けられた正吉とあさは…。

■第22話（木）
5月、新政府は大坂の両替屋に十万両の調達を言いつける。新政府に就くべきか幕府再興に賭けるべきか悩む正吉(近藤正臣)はあさ(波瑠)に意見を求める。あさは新政府につくべきと言う。そんな中、新政府が驚くべき政策を発表。両替屋に不安を持った民衆が加野屋に押し掛ける…。

■第23話（金）
新政府も銀目廃止の通達で不安に駆られ加野屋に押しかけた人々にあさ(波瑠)は金を払いたいと言う。正吉(近藤正臣)の決断は…。山王寺屋では、はつ(宮崎あおい)が思いがけない物を見つける…。


■第24話（土）
人々への両替に応じ、加野屋の蔵の中は空っぽになってしまう。あさは、正吉の案で奈良の豪商・玉利屋に借金を申し込みに行くことに。玉利屋ではあさを見下し、なかなか当主会うことができない。厳しい交渉の末、あさが口にしたある言葉が玉利の心を動かす。
その頃加野屋には五代が訪ねてくる。
一方、山王寺屋も窮地に立たされ、はつは義母・菊に命じられて実家に借金を頼みに行く。

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■キャスト
ヒロイン･あさ 役：波瑠
あさの許嫁･新次郎 役：玉木宏
あさの母･今井梨江 役：寺島しのぶ
あさの父、京都の豪商･今井家の当主･今井忠興 役：升毅
新次郎の父、両替屋「加野屋」の当主･白岡正吉 役：近藤正臣
あさの姉･今井はつ 役：宮﨑あおい

■スタッフ
原案：古川智映子「小説 土佐堀川」
脚本：大森美香
音楽：林 ゆうき
演出：西谷真一、新田真三、佐々木善春
プロデューサー：福岡利武、熊野律時
制作統括：佐野元彦

■放送予定
平成27年9月28日(月)～平成28年4月2日(土)　＜全156回＞

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