トヨタ、佐藤浩市、三浦友和、永作博美、鈴木浩介、黒木華出演スペシャルムービー「TNGA STORY」を公開
トヨタ自動車は、映画『ギャラクシー街道』が公開中で主演映画「起終点駅 ターミナルが」11月7日から公開される佐藤浩市、主演映画『葛城事件』が2016年に公開される三浦友和、主演ドラマ「いとの森の家」が九州・沖縄ブロックで12月4、11日に放送される永作博美、ドラマ「遺産争族」が放送中の鈴木浩介、映画『母と暮らせば』が12月12日から公開され大河ドラマ「真田丸」が2016年1月10日から始まる黒木華が出演するスペシャルムービー「TNGA STORY(ティー・エヌ・ジー・エー ストーリー)」を公開した。
同ムービーは、「もっといいクルマづくり」をめざすための取り組みであるTNGA(Toyota New Global Architecture)に関心を持ってもらうために制作された。
このTNGAの誕生の壮絶な裏側を実力俳優を起用してドラマ仕立てにし、TVCMとしても放映する。
TNGAは、同社が2011年3月にトヨタグローバルビジョンを発表して以降、「もっといいクルマづくり」に向けて体制を改革してきた中で、新たな取り組みとして大幅な商品力向上と原価低減を同時に達成するクルマづくりとして導入されたもの。
具体的な取り組みとしては、これまで個別車種ごとに企画・開発をしてきたが、TNGAではクルマの「走る・曲がる・止まる」に関わる基本部分の競争力を世界トップレベルにまで引き上げた上で、複数の車種を同時に企画するグルーピング開発などにより、部品やユニットを賢く共用化。
クルマづくりの設計思想(アーキテクチャー)に基づき、小型車から大型車までまたいだ共用化を進めることで生まれた開発余力を、ユーザーの好みに合わせた内外装や走りの味つけなど、地域ごとの最適化に重点的に投入し、「もっといいクルマづくり」に結びつけていく。
2015年9月にアメリカで発表された4代目新型「プリウス」は、TNGAによって生まれる初のモデルとなる。
スペシャルムービーは、全部で3話から成る。全話共通で登場するのは、「もっといいクルマづくり」をめざして、TNGAを実現するために様々な部門担当者とぶつかる熱血リーダー大西(佐藤浩市)と、大西や様々な担当と接する中で「もっといいクルマづくり」をめざすことの大変さや素晴らしさに気づいていく新人長野(黒木華)。
そんな2人を中心に、各話では個性的な部門担当者が登場。彼らはみな共通して、熱血のリーダー大西とぶつかる。しかし、その根底には、みな「もっといいクルマづくり」をめざしたいという熱い情熱がある。
第1話「DESIGN篇」は、リーダーの大西(佐藤浩市)が、会議室でチームメンバーを前に、試作車シルエットに赤いラインを描く。描かれたラインは、今までの車高よりも低い位置に引かれている。
大西の「100mm、フード下げるぞ」という宣言に対して、設計担当の秋田(永作博美)の「馬鹿にしてます?」という声が響く。秋田は、大西の常識外れの発言に真っ向からぶつかる。
長野(黒木華)の「一から作り直しですか?」という問いに、秋田は悔しそうに「ゼロからだ」と答える。
シーンは替わり、テストコース。秋田は「絶対にやってやるんだから」と息巻きながら試作車に乗り込む。
第2話「SOUND篇」は、リーダーの大西(佐藤浩市)がテストコースでテスト走行を終え、試作車から降りてくる。
大西が「全然だめだ、すべてを見直そう」と言うのに対して、振動騒音担当の目黒(鈴木浩介)は聞こえるか聞こえないかの声で「でた、見直そう病」と小馬鹿にするように言う。
長野(黒木華)は、そんな目黒に不快感を表すが、エンジンなどの「音」でもクルマを楽しめるように静粛性に徹底的にこだわっている目黒の姿を見て驚きを受ける。
第3話「SAFETY篇」は、衝突実験の現場で実験が失敗する。愕然とするチームメンバーに対して、熱意の塊である大西(佐藤浩市)でさえ意気消沈している。
そんな中、衝突安全担当の小原(三浦友和)が飄々とした態度で現れる。大西は、そんな小原に対して怒りをぶつけるが、小原はそれをさらに逆なでする。
シーンは替わり、長野(黒木華)が「なぜぶつかるんですか?」と小原に問いかけと、小原は「データ上の安全」よりも「安心感」の重要性を説く。
◇TOYOTA GAZOO Racing「TNGA STORY」スペシャルサイト