過去のさまざまなマイナスから目を背けないで!11/22「池上彰の教科書に載っていない20世紀」第2弾放送!予告動画

2015年11月22日10時27分芸能
(C)テレビ東京

国のために慰安婦になった女性たちがいた!?終戦3日後に千島列島で繰り広げられたソ連との死闘、あの戦いが北海道を救った!?11月22日(日)よる7時54分からテレビ東京では、池上彰が紐解く終戦直後の知られざる真実を直視し、現在持ち越されている問題を見つける「池上彰の教科書に載っていない20世紀~戦後ニッポンを救った知られざる人々~」を放送!番組公式サイトに予告動画が公開されている。

今夜の放送は、今年7月に放送し好評を博した「池上彰の教科書に載っていない20世紀~あの「言葉」が世界を変えた!?~」に続く第2弾。今回は、終戦を迎えた昭和20年(1945年)8月15日の翌日からニッポンはどう変わったのか?ニッポンを救い、その礎を築いた知られざる人々。「へぇ~」と驚く!教科書に載っていない20世紀をこれまでどの番組や書籍でも見たことがない“池上解説”でお届けする。

昭和20年8月15日の翌日から女性たちの服装は、モンペ姿から洋装へ変わり、女性の社会進出が増え、「日本初の女性○○」も相次いで誕生した。ただ、華やかになる女性の歴史の一方で“知られざる女性の歴史”もあった。だが当時、闇市に通い、食べ物の確保に奔走した女性たち。国が設立した「特殊慰安施設協会」で働かざるを得なかった女性たち。番組ではこうした女性たちに焦点を絞り、アメリカ軍男性と日本人女性の間にできた孤児たちを保護し、育て上げたある女性の孤軍奮闘など、戦後の女性の歴史を紐解く。

また、宮崎美子の占守島(シュムシュ島)現地ルポも紹介する。
千島列島東端に位置する占守島は、昭和20年8月15日の3日後の18日未明、ソ連軍が奇襲攻撃を仕掛けた島。これにより、日本軍兵士は再び武器をとり戦端が開かれた。この戦いの戦況によっては今の日本の姿が大きく変わっていたかも知れない。実は、ソ連の指導者・スターリンは北海道の北半分を占領しようと目論んでいたのだ。
現地ルポを終えは宮崎は、『占守島の戦いというのは私も正直知らなかった。現地に行くのは大変だったけれど、行けてよかった。今回本当にドキドキした。泣いては絶対ダメだと思っていましたが…こんな気持ちになるんだと。久しぶりの気持ちでした。千島列島はもともと平和的にロシアと日本で条約が結ばれて日本の領土になったんですが、そうじゃないように現地では教えられている。「日露戦争の時に奪い取られた千島列島をわれわれが血で購って取り返した」と。だから現地の人たちは取材でも「北方領土も自分たちのものだ、当然だろう」って怒っていました。そういうのは行って取材しないとわからないことです』と語っている。

他にも番組では、スタジオには教科書に載っていない戦後の女性の歴史を仕掛け満載の特製年表や、「ちゃぶ台」「足踏みミシン」といった懐かしい生活用具も登場する。

番組のMCを務める池上は、「これまでは戦争や原爆体験者の話を聞くという番組が多くありましたが、これからはみなが知らないことを私たちの現代の視点で発掘していく、現時点の私たちの視点で発掘して伝えていくということが必要になっていくのではないか。その過渡期の番組かなと思う。過去のさまざまなマイナスを見ることによって現在に持ち越されてる大きな問題がみえてくる、そんな気がしました」と、番組への思いを語った。

■放送概要
【番組名】
『池上彰の教科書に載っていない20世紀』 ~戦後ニッポンを救った知られざる人々~ 激動の終戦直後!女は、男はどう生きたのか?
放送日時】2015年11月22日(日)19:54~21:48 
【MC】池上彰 相内優香(テレビ東京アナウンサー)
【ゲスト】 八千草薫、峰竜太、宮崎美子 
【同時放送】 TXN6局ネット

テレビ東京「教科書に載っていない20世紀」番組公式サイト