「新・牡丹と薔薇」初週はカオルコ(鰐淵晴子)の強烈キャラが話題に!第2週あらすじ紹介、前回ダイジェストと予告動画
ヒロインたちの前史から美しく成長するまでを、まるでバブル期に流行ったジェットコースタードラマのように急展開で魅せてくれた「新・牡丹と薔薇」の第1週!第2週からは眞澄役の美山加恋からバトンを受け取った伊藤かずえ、ぼたん役の黛英里佳、美輪子役の逢沢りなが本格登場となる!予告動画は番組公式サイトで、見逃した方は「ふりかえり動画」で1週間のあらすじとダイジェスト動画が公開されている。
かつてのボタバラファンにとっては、元祖ボタバラコンビ、大河内奈々子と小沢真珠や西村和彦の登場を懐かしく視聴されたのでは?新ボタバラでも強烈なキャラクターが出そろう。その中で目をひいたのは、出演回数こそ少なかったものの「イェス アイァム カオルコダヨ!」のカオルコ(鰐淵晴子)!とくに第4話の結婚式で崑一(岡田浩暉)の前妻でぼたんの実母・世奈子(田中美奈子)との仰天バトルは、脚本を担当した中島丈博ワールドがさく裂した。
眞澄(美山加恋)と崑一の結婚式に世奈子も出席。それが気に食わないとカオルコが世奈子に暴言を吐く。もちろん世奈子だって負けちゃいない。「Don't touch me!」と突然英語でやり返す。イギリスの血を引くカオルコのセリフならわかるがなぜ生粋の日本人である世奈子に言わせる?これがカオルコの怒りに火をつけワインを世奈子にぶっかける!憤慨して席を立つ世奈子は、今度はフラメンコのステップを踏むように立ち去ったのだ。世奈子がスペインレストランのマダムということでこうした展開になったようだが、これには、スタッフや当日参加したエキストラも大うけしたそうだ。
世奈子は今後も登場するが、カオルコは逝去。今後あの強烈キャラにお目にかかれないのが寂しい。
番組では、当日の「ボタバラ名ゼリフ」をTwitterで募集しており、第1週にはカオルコのセリフが2つも上がっている。番組公式サイト「ボタバラ名ゼリフ」で各日毎に解説と一緒に発表されるのでこちらもお楽しみに。
カオルコは日本とイギリスとのハーフだが、演じた鰐淵本人も新潟県出身のバイオリニスト・鰐淵賢舟と、ハプスブルク家の末裔の一人であるオーストリア人の母の間に出生したハーフ女優。父・賢舟の指導のもと3歳からバイオリンの英才教育を受け、「天才少女バイオリニスト」として話題を呼んだこともあった。そんな鰐淵は、10歳の時『ノンちゃん雲に乗る』主演で本格的に子役として女優活動スタート。以降、映画『乙女の祈り』『あんみつ姫の武者修行』などに主演し、1960年代前半は松竹を代表する映画スターの一人となった。その後も、美貌と演技力で個性的な役柄を演じ分け、その年の毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。1960年代には、タッド若松が撮影したヌードヌード写真集でアート性の高い内容と高い評価を受けた。1945年生まれの鰐淵は70歳!天性の美貌に上乗せした存在感で第1週をリードしてくれた。
物語週後半では崑一が祖父となるカオルコの父の墓の場所を覚えていなかったり、第5話で18年間ぶりに墓参りと呆れさせられたが、そこに登場した多摩丘陵外人墓地の管理人で美輪子に一目ぼれした多摩留(戸塚純貴)が、今後どんな役回りで物語に絡んでくるのか気になる。どうやら第2週でその他の主要キャストも出そろうようで、いよいよ本格的な中島ワールドがスタートを切る。
2003年以降、主婦たちをとりこにし一大ブームを作った韓ドラには、時代劇、ロマンス・ラブコメに並んで「マクチャンドラマ」という人気のジャンルがある。これは日常ありえないハチャメチャなストーリー展開を表すドロドロ愛憎劇を意味する言葉で、かつて日本の東海テレビの昼ドラのお家芸だったジャンルだ。こうしたドラマがまた再ブレイクするのか?「マクチャンドラマ」を超える「中島ワールド」の今後の展開が楽しみだ。
■第2週あらすじ
ぼたん(黛英里佳)と美輪子(逢沢りな)の誕生会でぼたんの実母・世奈子(田中美奈子)はぼたんと人材派遣会社の社長・綱輝(片岡信和)との婚約を勧めると言い出す。一方、墓地管理人の多摩留(戸塚純貴)は美輪子への想いを募らせる。
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