生と死に向き合うドラマ、永作博美×樹木希林「いとの森の家」NHK総合にて12/26・27全国放送!WEB限定動画

2015年12月25日19時02分ドラマ

福岡市糸島を舞台に、幼いころ“おハル(樹木希林)”から「命の授業」を受けた加奈子(永作博美)が35年ぶりに再び糸島へ戻ってきた!東京に転校した後、おハルが村から姿を消したという…12月4日・11日に放送したNHK福岡地域発ドラマ「いとの森の家」が、明日12月26日(土)と27日(日)あさ11時~11時45分に前・後編を放送!番組公式サイトにWEB限定出演者スペシャルメッセージが公開されている。

原作は小説家・歌人・脚本家でもあり早稲田大学文学学術院文化構想学部客員教授をつとめる東直子著『いとの森の家』(ポプラ社)。死刑囚と交流をもつおハルさん(樹木希林)という、ちょっと変わった老婦人をめぐる物語。

舞台となる福岡市糸島は市内各所から縄文土器が多数出土している。中国の歴史書『魏志倭人伝』には、弥生時代に栄えた「伊都国」のことが書かれており、糸島地方が伊都国ではないかと推定する研究家が多数いる。ドラマ出演者インタビューで樹木希林も「日本の成り立ちの糸口になる島」と述べている。

現在の糸島は、牡蠣で有名。2015年は10月10日より解禁となり、漁港近郊の牡蠣小屋は観光客で賑わっている。

ドラマの主人公・加奈子を演じるのは、昨年NHKで放送された「さよなら私」で、親友の薫(石田ゆり子)と心と身体が入れ替わってしまう友美役(しかも乳がんを発症)を熱演し好評を博した。

今年の5月に公開された主演映画『夫婦フーフー日記』ではW主演の佐々木蔵之介と夫婦役を演じた。この物語はライターの清水浩司(ダンナ)とその妻(ヨメ)のブログが原作で、ヨメの妊娠発覚後、第3期の直腸ガンが見つかり、夫婦そろって育児と闘病生活をつづったドキュメント。残念ながらヨメは2010年7月に亡くなられた。その後、ブログは小学館より書籍化され、2015年永作博美×佐々木蔵之介で映画化された。

この映画も、そして昨年出演したドラマ「さよなら私」もテーマが「命」。12月に放送される「いとの森の家」と共通するものがあるのではないだろうか。

■あらすじ
東京で生活している主婦・加奈子(永作博美)のもとに、小学4年のとき転校した糸島で親しかった咲子(渡辺真起子)から突然連絡が入る。ぜひ糸島に来てほしいという。35年ぶりに訪れた糸島、そこで咲子と過ごした懐かしい日々を思い出す加奈子。郷愁に浸る加奈子は、あの人のことを思い出した。森の家に住んでいる老婦人「おハルさん(樹木希林)」のことを…。おハルさんは子どもたちに人気だったが、人知れず死刑囚との交流を続けていた。おハルさんから受けた「命のレッスン」を思い出した。咲子の話によると、加奈子が転校した後、おハルさんは突然村から姿を消したらしいのだが…。
そしてさらに、加奈子に咲子がある衝撃的な告白をするのだが…。

NHK総合12月26日(土)【前編】27日(日)【後編】、あさ11時より放送。原作は作家・歌人の東直子著『いとの森の家』(ポプラ社刊)、脚本は高畑勲監督作『かぐや姫の物語』を手がけた坂口理子。出演は永作博美、樹木希林、渡辺真起子、中村蒼、須田邦裕、濱田ここね、品川徹ほか。WEB限定出演者スペシャルメッセージは番組公式サイトにて配信。

NHK総合 福岡発地域ドラマ「いとの森の家」公式サイト

【関連記事・各話のあらすじ】