ショーケンが忽那汐里のパパに!原作は京のカリスマ案内人の「鴨川食堂」、ドラマ紹介と忽那会見動画
京都の食堂を舞台に忽那汐里と萩原健一が親子役で共演し、悩みを抱えた客たちの求めに応じて“思い出の食”を作り、客はそれを口にし生きる勇気、人生の喜びを見つけるというハートフルドラマ「鴨川食堂」(全8話)が、NHKBSプレミアムにて2016年1月10日より、毎週日曜日夜10時から放送!NHK_PRに忽那の会見動画が公開されている。
ドラマは、エッセイや京都を紹介するガイドブックを多く手掛ける京都のカリスマ案内人・柏井壽著の『鴨川食堂』が原作。柏井は、「美食カメラマン 星井裕の事件簿」というタイトルでドラマ化もされた『名探偵・星井裕の事件簿シリーズ』、『建築学者・京極要平の事件簿シリーズ』京都を舞台にしたミステリー小説も、柏木圭一郎名義で執筆している。
物語は、京都・東本願寺の近くにある看板のない食堂が舞台。食堂を切り盛りするのは、鴨川流とこいしの親子二人。この食堂にやって来るのは、悩みを抱えた人々。看板娘・こいしは客の悩みを真摯に受け止め、客たちがもう一度食したいという食べ物の味を、一流の京料理人・流が元刑事の勘と洞察力を駆使して再現してくれる。店に辿り着く手がかりはただひとつ、料理雑誌に掲載される<“食”捜します>の一行広告のみ。
連ドラ初主演の忽那汐里は、看板娘で鴨川食堂に併設された「鴨川探偵事務所所長」のこいし役を演じる。こいしの父・流役を萩原健一が担当する。流は一流料亭で板前の腕を磨いたが、後に刑事に。亡き妻のことをこいしに話すことが少ない。
ドラマは、毎回客の悩みを取り上げるが、全8回のなかで、亡き母の家出について父への疑念を解決するという大きなテーマがある。
共演は、作法教室の師匠で鴨川食堂の常連客・来栖妙役で岩下志麻。劇中、粋な着物姿を見せてくれる。
もう1人の常連客で近所の寿司職人・福村浩役を吉沢悠、そして刑事時代の流をひたすら支え、こいしを育ててきた亡き妻の掬子役を財前直見が演じる。数年前に病死し、劇中では仏壇の中からこいしの成長を見守る。
オーストラリア出身の忽那が、初めて京都を訪ねたのは中学の時。それ以来京都を訪れる機会はなかったが、2014年11月放送の「鵜飼に恋した夏」の撮影で京都へ。今回、の舞台も京都で京都づいているようだ。会見動画では、京都の伝統や風習に知識がなかったのでドラマを通して学んでいると、語っている。
また、初共演の萩原については、カメラが回っている、いないに関わらずとにかくよくしゃべっています、と話し、スタッフからは本当の親子のようだといわれているとのこと。
休憩時間には、忽那と人生も語るという萩原は、1967年デビューした元ザ・テンプターズで“ショーケン”と呼ばれた大人気アイドル。ザ・テンプターズは、「神様お願い!」「エメラルドの伝説」など次々とヒット曲を出し、ザ・タイガースとともにグループサウンズの最盛期を支えたバンドのひとつ。1970年に解散した後は、ザ・タイガースの“ジュリー”こと沢田研二らとPYG(ピッグ)を決ししたが、その後映画監督を目指し、松竹映画『約束』(1972)助監督を務める。ところが、主役降板騒ぎで萩原が代役に抜擢され、その後は俳優として活動。日本テレビ系ドラマ「傷だらけの天使」の探偵・木暮修役で俳優として大ブレイク。木暮の服やスタイルは、当時の若者に多大な影響を与えた。ちなみに相棒は水谷豊。その後もNHK大河ドラマや倉本聰脚本の「前略おふくろ様」と連続してドラマ作品に出演。『TAJOMARU』(2009年/小栗旬主演)の将軍足利義政役で日本映画批評家大賞の審査員特別男優賞を受賞するなど、実力派俳優としての地位を築いた。
俳優としてはブランクも挟んだりしており、しばらく表舞台から姿を消していたが、久々のドラマ出演に、「鴨川食堂」は掲示板には、ショーケン時代からのファンたちの期待の声が上がっている。
忽那汐里と萩原健一が父子役で悩める人に勇気を与えてくれるドラマ「鴨川食堂」は、NHKBSプレミアムにて1月10日(日)よる10時スタート。予告動画は近日公開。会見動画はNHK_PRで視聴できる。
◇NHKBSプレミアムドラマ「鴨川食堂」
◇鴨川食堂【会見動画】
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■『鴨川食堂』