110年越しの復活!ちゃんと内容言えますか?夏目漱石「坊っちゃん」が嵐・二宮和也主演で豪華ドラマ化!関連動画

2015年12月31日12時59分ドラマ

新春ドラマスペシャル「坊っちゃん」で今の日本が誇る豪華キャスト陣が、夏目漱石の名作を映像化!主演、江戸で生まれ育った坊っちゃんを嵐・二宮和也、マドンナに松下奈緒、佐藤浩市に宮本信子、岸部一徳、及川光博、古田新太、八嶋智人、山本講師、そして又吉直樹!超豪華メンバーで送る110年越し“坊っちゃん”の大暴れ!21世紀初の漱石ドラマ化を、2016年の始まりを、このドラマが華々しく彩る!フジテレビ新春ドラマスペシャル「坊っちゃん」は2016年1月3日(日)夜9時から放送。

漱石の小説の中で最も多くの人に愛読されている作品でもある「坊ちゃん」!残念ながら二宮版の予告動画は公開されていないが、YouTubeにアニメ版「坊ちゃん」の予告動画が公開されているので、実写かと見比べてみるのも一興だ。

夏目漱石の「坊っちゃん」。有名作品だ、ということは知られていても、実際に物語を見たことがある、という人はどれだけいるだろうか。
無鉄砲でまっすぐな性格が災いし、子どもの頃から問題ばかり起こす坊っちゃんが、生まれ育った江戸を離れ、四国の中学校へ。そこで坊っちゃんがほかの教師たちにあだ名をつけながら何だかんだと問題を起こしていく。と、なんだかそのぐらいなら知っているけど…。という人が多いのでは。
ならば今回、このドラマを見るべし。

物語の主人公・坊っちゃんには二宮和也。
2015年12月28日に放送されたドラマ「赤めだか」では立川談春を軽やかに演じてみせた二宮。映画『母と暮らせば』へも出演しているものの、テレビドラマに出演したのは2015年1月放送の「オリエント急行殺人事件」以来ほぼ一年ぶり。久々の役者二宮に“やっぱりニノは上手い”と感じた視聴者も多かったのでは。
「赤めだか」では昭和後期、「オリエント急行殺人事件」、映画『母と暮らせば』では昭和初期の人物を演じたが、今回はもう少しさかのぼって明治時代。人物に、時代にスッと溶け込む二宮はどんな“坊っちゃん”を見せてくれるのか。多くの巨匠を骨抜きにしてきた彼のことだから、夏目漱石にも絶賛される見事な演技を見せることだろう。

色の白い、ハイカラ頭の、背の高い美人。と、小説の中で紹介されているマドンナ。演じるのは松下奈緒。
これまで加賀まりこや松坂慶子らが演じてきたマドンナ役を彼女が21世紀で初めて演じる。彼女の出世作「ゲゲゲの女房」では、おとなしく内気な女性をうやうやしく演じて見せたが、「早海さんと呼ばれる日」や「鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-」、「ディア・シスター」など様々な役柄を通して演技の幅を広げてきた。
今回演じるマドンナは小説では描かれなかった、彼女の思いも描かれる。強さの中にも繊細さを持つ21世紀のマドンナを、松下奈緒が生み出す。

個性豊かな教師陣にも個性派キャストが勢ぞろい。
二宮坊っちゃんと相棒となる数学教師“山嵐”を演じるのは古田新太。小説で“風貌が比叡山延暦寺の僧兵のようにいかつい”と紹介される山嵐。これを古田が演じるのだから間違いない。
さらに意外にもドラマ初共演の二宮との相性も抜群のようで、“二宮さんとは非常にやりやすい”とコメントしている。二宮坊っちゃん×古田山嵐。坊っちゃん史に名を残す名コンビの誕生となりそうだ。

坊っちゃん・山嵐のコンビが正義のコンビなら悪のコンビはこの二人。
いつも赤シャツを着ている“赤シャツ”とその赤シャツの太鼓持ちをしている“野だいこ”。
演じるのは、赤シャツ及川光博と野だいこ八嶋智人。
西洋かぶれのペテン師と、権力者のコバンザメにぴったり!と言って良いのかいささか疑問だが、この二人、本当に役がよく似合う。
坊っちゃんと敵対することになる赤シャツ、含み笑いがよく似合うプライドの高い西洋かぶれを演じる及川。職業は“ミッチー”。胡散臭い役が本当によく似合う。
思い返してみれば「相棒」でも“スパイ”として特命係にやってきていた。いつも完璧なミッチーなだけに、役の中でぐらい裏の顔が見たくなるのかも。
そして、そんなミッチーについて回る野だいこ・八嶋。彼自身“僕にぴったりな役だ”とコメントしている。通常の役者ではなかなか持てない、周りを活かす能力が自然と身についているやっしーだからこそ“太鼓持ち”が似合っちゃうのかも。
今回、坊っちゃんがやってきたことでこの2人にも変化が訪れる。いったい何が起こるのか。はまり役っぷりと共に楽しみだ。

比叡山にペテン師に太鼓持ち。非常に個性豊かな教師陣の中で、お人好しで気が弱く、いつも顔色が悪いのが“うらなり”。新婚・山本耕史が演じる。
松下演じるマドンナに思いを寄せているうらなり。気弱だけど、胸の内に秘めたものは誰よりも熱い。そんな愛すべきキャラクターうらなりを彼ならカッコよく演じてくれるはずだ。

そして、そんな教師陣をまとめるのが狸校長・岸部一徳。そのあだ名のとおり、何を考えているのかわからない男を演じる。
何を考えているのかわからない、けれどきっと“何か”を考えている。そんな大物間を漂わせてくれる狸が誕生した。

教師陣以外も豪華なメンバーがそろった。
坊っちゃんの唯一の理解者、女中の清を宮本信子。
物語のスタートを告げる坊っちゃんの通う物理学校の校長を佐藤浩市。
原作では登場しないマドンナの両親を小林薫、浅野ゆう子。
そして、坊っちゃんが住む下宿・謎の住民を又吉直樹がミステリアスに演じる。

正月だから集まれたメンバーが、2016年の幕開けを鮮やかに彩る。
新春ドラマスペシャル「坊っちゃん」は2016年1月3日(日)夜9時から放送。

フジテレビ新春ドラマスペシャル 坊っちゃん
アニメ 坊っちゃん