かわいいニックネーム付けやがって…と呟く近松門左衛門(松尾スズキ)「ちかえもん」第2回あらすじと予告動画

2016年01月20日18時30分ドラマ

NHKとは思えないぶっとんだ時代劇がスタート!セリフとリアクションが時代劇っぽくない!不幸糖売りの万吉(青木崇高)と近松門左衛門(松尾スズキ)奇妙なコンビが誕生!?名作「曾根崎心中」誕生秘話となるか?21日(木)NHK総合夜 8時より「ちかえもん」第2回を放送。予告動画は番組公式サイトで公開。

なにこれ!?NHKがこんな時代劇放送しちゃうの? と驚愕のドラマがスタートした。こんなにとんがった、挑戦的な時代劇は見たことがない。

登場人物のセリフとリアクションがぜんぜん時代劇っぽくないのだが、ドラマの主人公が人形浄瑠璃作家・近松門左衛門(松尾スズキ)だけあって、ちゃんと人形浄瑠璃(文楽)が登場する。しかも、人形遣い(ならびに指導)が今、一番人気の桐竹勘十郎ときたもんだ!

ここまで本格的に人形浄瑠璃を扱っているのに、松尾スズキ(九州出身)のウソくさい大阪弁、北村有起哉(東京出身)のインチキっぽい義太夫節、青木崇高(大阪出身)のあり得ない謎の渡世人ぶり。随所に散りばめられた笑いのツボにハマりまくりの45分。こんなに熱の入った演技をする松尾スズキ、そう見れたもんじゃない!大人計画ファン必見!そうでない方も、見なきゃ損!

ドラマはコメディーだが、本格的に文楽が登場する。橋下徹元大阪市長にぞんざいな扱いをされてしまった文楽だが、このドラマを見て文楽に興味を持たれた方はぜひ、大阪の国立文楽劇場または東京の国立劇場で行われる文楽公演に足をお運びいただきたい。

■前回のあらすじ
元禄16年、空前の大ヒットとなった人形浄瑠璃「曾根崎心中」を書いた近松門左衛門(松尾スズキ)。しかしその半年前、近松は今までにないスランプに陥っていた。竹本座の座主・竹本義太夫(北村有起哉)、そしてスポンサーの平野屋忠右衛門(岸部一徳)からも「さっさと傑作を書かんかい!」とドヤされる毎日。そんなある日、近松は一人の男と出会う。当時街で大流行した「孝行糖」というアメに対抗して「不幸糖」を売り歩く謎の渡世人・万吉(青木崇高)。妙に近松に絡んでくるが本能的にキケンを察知した近松は、万吉から逃げる。
まったく新作が書けない近松の元へ、謎の油問屋・黒田屋九平次(山崎銀之丞)がやってきて、これから立ち上げる歌舞伎小屋の専属作家になってほしい、ギャラは今の5倍出すと言われ、心が揺らぐ近松。義太夫に義理だてして一度は断ったものの、ギャラの高さに目が眩み、自ら黒田屋のもとへ行き依頼を引き受けるのだが…優柔不断の近松はギリギリになってまた断る。そんな近松に激怒した黒田屋は刃物をチラつかせて近松を脅すのだが…そこへ万吉が現れ、近松を助ける。「こんなアホに助けられるとは情けない…」と嘆く近松だった。

■第2回「厄介者初、井守黒焼」あらすじ
堂島新地の「天満屋」に新しく入った遊女・お初(早見あかり)に一目惚れした万吉(青木崇高)は、近松に恋の指南を頼むのだが、まだ1行も書けてない近松はそれどころじゃなく、てきとーに「恋にはイモリの黒焼きが効く」と答えるのだが、それを真に受けた万吉はイモリの黒焼きをお初に食べさせようとするのだが…。

NHK総合1月21日(木)夜8時、木曜時代劇「ちかえもん」(全8回)第2回を放送。予告動画は番組公式サイトで公開。再放送は26日(火)午後2時5分より。出演は青木崇高、優香、小池徹平、早見あかり、山崎銀之状、徳井優、佐川満男、北村有起哉、高岡早紀、岸部一徳、富司純子、松尾スズキほか。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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