五代ロスの次は雁助ロス!相撲で終ったうめの恋と銀行設立!NHK朝ドラ「あさが来た」第17週見逃し配信と詳細あらすじ
第17週は、雁助&うめのロマンスと加野銀行設立を中心に展開したが、五代友厚(ディーン・フジオカ)に続いて、大番頭・雁助(山内圭哉)がドラマから消えた!また、渋沢(三宅裕司)との出会いで新次郎(玉木宏)の商いへの考え方が変わり、肝っ玉母さん然としたはつなど、これまでと違ったキャストの姿で、新しい朝が始まった!NHK連続テレビ小説「あさが来た」2016年1月25日(月)~30日(土)「最後のご奉公」を見逃した方のために詳しいあらすじを紹介、NHKオンデマンドおよびGYAO!ストアで見逃し配信もしている。
1月22日放送分での五代友厚(ディーン・フジオカ)の死で“五代ロス”に悲鳴を上げた多くの視聴者への配慮か、回想シーンで何度も五代が登場した17週。今度は雁助が加野屋を去り、いぶし銀の魅力の雁助にほれ込んだ視聴者の“雁助ロス”が心配される。雁助旅立ちのシーンでは、銀行設立にむけて“洋装”になったあさと、時代劇に登場する“旅がらす三度笠”のようないでたちの雁助の対比が、新しい時代の流を感じさせてくれた。
一方で新キャストも続々登場。銀行の神様、渋沢栄一(三宅裕司)(詳細は、第17週あらすじ・みどころで紹介)は、原案の小説「小説 土佐堀川」でも描かれるが、小説ではヒロインの夫(ドラマの新次郎)は同席していない。ドラマでは、渋沢の銀行設立のための助言が「両替屋」を毛嫌いしていた新次郎の考えを一変させた。
また、日本の女子の高等教育発展に力を注ぐ人物として成澤泉も登場した。もっともあさとの接点はまだないが、モデルとなったのは、後に梅花女学校の校長で日本女子大学の創設者となる成瀬仁蔵。「小説 土佐堀川」でも登場する。演じたのは、仮面ライダーキバで主人公の紅渡を演じた瀬戸康史。大河ドラマ「花燃ゆ」では、松下村塾の四天王の一人吉田稔麿役を演じた。
他にも、亀助(三宅弘城)が久々に登場し、ふゆ(清原果耶)との間に愛娘がいることなどが分かり、週末には加野銀行頭取となった榮三郎とさち夫妻の間に生まれた女児の姿も見られ、成長した千代役で小芝風花も登場した。
■第17週「最後のご奉公」詳細あらすじ
山王寺屋の先代当主の法要のために息子・藍之助(森下大地)と菊(萬田久子)とともに、和歌山からやってきたはつ(宮﨑あおい)。人形のようだったかつてのはつ。十年ぶりのはつはドスの利いた声でわが子・藍之助を一喝する肝っ玉母さんになっていた。新次郎(玉木宏)も藍之助との再会を喜び、商いに興味を持っている藍之助に店内を案内。はつに優しく抱きしめられた千代(鈴木梨央)は、母とは正反対の伯母に戸惑っいながらも、人懐っこい藍之助とすぐに仲良くなった。
和歌山に訪ねて来てくれた母・梨江にお金を返そうとして「お金で貸せるものは何もない。そのお金は子供やみかんに使いなさい」と言ってくれたことなどを話すはつ。一方、あさ(波瑠)も仕事以上に骨の折れる子育てについての相談をした。はつもまた、長男は兵役を免除されること、次男の養之助は兵役につくことになるが、貧乏百姓の生活より兵隊に行く方がましだといっていると愚痴をこぼした。その頃、千代と藍之助もお互いの親の不満を口にしていた。
加野屋は、あさ(波瑠)の八面六臂の働きぶりで、炭坑は出炭量が5倍増で炭鉱事業も順調。あさは加野屋の商業部門、加野商店を設立。商いだけでなく、加野屋では五代の意志を継いで大阪港の開港資金への寄付なども行った。平十郎(辻本茂雄)の協力を得て銀行設立の準備を進めていたあさに最高のチャンスが巡ってきた。東京の父、忠興(升毅)の今井銀行二周年の祝賀会で、外務大臣・井上馨や大蔵大臣・松方正義、内閣総理大臣・伊藤博文ら政府の要人たちと知り合うことができたのだ。さらに、銀行設立の前に渋沢栄一に会うべきという助言をもらい、手紙を送った。渋沢は亡き五代から「加野屋のあさ」について話を聞いており、あさと新次郎は銀行の神様に会えることに。二人は渋沢から、銀行で一番大切なのは信用。信用さえあれば人がお金を運んでくる。そしてそのためには「日本のために働く誠実な人間を作る、教育が必要だ」と助言をもらった。この言葉が、今後あさの銀行設立に向けての大きな指針となり、新次郎もまた、これまでの商いに対する否定的な考え方を変えた。その後、新次郎は、大阪商人たちと新規に立ち上げようとしていた紡績事業の初代代表になった。
そんな中、加野屋を支えてきた雁助が加野屋を去ることに。うめに一緒に加野屋を出ようと誘った雁助だったが、あさのそばを離れたくないといううめの気持ちを知り、20年前娘を連れて出ていった嫁から、娘が重病で雁助に助けてほしいという手紙が届き、加野屋を辞めて嫁たちのいる伊予に(愛媛)に行くことを決心したのだった。雁助の決心を知ったうめは、自分に寄せてくれた雁助の気持ちに感謝を伝えた。
明治21(1888)年、加野屋の新しい朝が始まった。念願の加野銀行がついに設立した。そしてそれは、雁助の新しい朝でもあった。旅立つ日、相変わらず仕事ばかりの母・あさが苦手の千代に、雁助は、自分もずっとあさが苦手だったといい、でもあさをみていると何処か楽しい。そんな母の働く姿をよーく見るように…といって加野屋を去っていった。
あさは渋沢の教え通り顧客からの信用を得るために身を粉にして働き、数年後、新聞に取り上げられるほどになった。そして、働く社員たちのために商いを教える場を作りたいと榮三郎や平十郎に話した。日ごろ贅沢禁止を言うあさだが、教育には金を惜しまず、無料で行うと。そのころ、渋沢たちは女子の高等教育について動き出していた。そしてあさは、美和の店である人物を見かけた。その人物は成澤泉という若者であさはまだ彼の素性を知らない。
設立3年、加野銀行は大阪で10指に入る銀行になり、あさは経営者として有名になっていた。
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■キャスト( )は原作役名⇒相関図(NHK)
今井あさ役(浅子):波瑠/鈴木梨央
姉・はつ(春):宮﨑あおい/守殿愛生
白岡新次郎(広岡新五郎)役:玉木宏
眉山惣兵衛(大眉五兵衛)役:柄本佑
五大友厚(五大友厚)役:ディーン・フジオカ
うめ役:友近
雁助役:山内圭哉
■放送予定
平成27年9月28日(月)~平成28年4月2日(土) <全156回>
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