引越屋さんにやっと会えた!有村架純×高良健吾「いつ恋」第3話あらすじと予告動画
坂元裕二脚本の21世紀版「東京ラブストーリー」として期待のかかったフジテレビ系・月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(「いつ恋」)は東京で暮らす6人の若者の恋愛群像劇!前回やっと練(高良健吾)に再会できた音(有村架純)、そんな二人の距離が明日2月1日放送の第3話で一気に近づく!番組公式サイトに予告動画が公開されている。フジテレビ無料配信サービス+7およびTverで最新話見逃し配信中。
試行錯誤の末、王道のラブストーリーに回帰したフジ月9。初回は平均視聴率11.6%と、何とか2桁スタートとなったが、第2話は9.6%まで落ち込んでしまった。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
ネットにも「暗すぎる」「辛すぎる」という声がある一方で、「(まだそれほど辛い展開ではないのに)なぜか泣けて仕方がない」「月曜日がたのしみ」「真摯に作品を作っている所が素晴らしい」など、作品を絶賛する声も少なくない。
第2話は、音が練とはぐれてしまった1年後からスタート。1年前、待ち合わせの場所から練が姿を消したのは幼なじみの小夏(森川葵)のためだった。そんな事情も分からないまま、“引越屋さん”との奇跡の出会いを待つ音。丸井のマークを“オイオイ”と読んだり、電車通学の小学生や横型の信号機など、都会に住む人には何の疑問を抱かないところに驚きを見つけた音は、この1年間、劣悪な環境下で介護スタッフとして働いてきた。
練もまた、前より待遇の悪い引越業者で働き、彼女・木穂子(高畑充希)と食事の後の会計では小銭をかき集めても足りずに、結局30円を借りるという暮らしぶり。
責任感が強く、困っている人(犬)を見ていると放っておけない音と練。二人の1年間を通して、労働環境の厳しさや高齢化社会における諸問題を浮き彫りにし、都会で暮らす若者たちの悩みや不安が辛らつに描かれていた。だが、これが都会で自力で暮らす若者の現実かもしれない。
そんな中で、音(有村)のかわいい関西弁や故郷の祖父と電話で話す練の福島弁、訳あり御曹司・朝陽(AAA西島)のバスケのドリブルなど胸キュンのツボはきっちり抑えてある。もっともドリブルの後の朝陽のセリフは、今どきの連ドラでは決して描かないような言葉。スマホの普及で昨今のドラマではほとんど描かない音と練のすれ違い…電柱、コインランドリー、犬…最後に音と練が再開したシーンでは筆者は思わず拍手してしまった。そして、出会い系サイトで簡単に出会う男女もいる今、奇跡の再会を果たした音の「出来たらでいいけど、名前教えて。電話番号教えて」のセリフにすっかりやられてしまった。
「いつ恋」は、メインキャストたちの心理描写や細部に至るていねいな作りが、視聴率でははかれない良質なドラマ。とはいえ、視聴率一桁は厳しい現実。第2話で練は犬を懐に抱え音を負んぶして歩いたが、月9という大看板は負んぶ以上にもっともっと重い。だが、最終回までこの空気感のまま展開していけば、「21世紀版東京ラブストーリー」として「いつ恋」は名作ドラマの1本として残るかも。そんな期待をもって今後の展開を見守りたい。
■第3話あらすじ
恋愛は「衣食住」の順番に深まるといっていた木穂子(高畑充希)が、練のために調理器具や食器、部屋のカーテンなどを買いそろえる。練の部屋を訪れた木穂子は、勤務している広告代理店で自分の企画が通った、と報告し、練は、それを喜んだ。
ある日、音は、勤めている介護施設『春寿の杜』で、本社から派遣されてこの春寿の杜で働くことになったという朝陽(西島隆弘)と顔を合わせる。
夜勤を終え、静恵(八千草薫)の家に立ち寄ろうとした音は、木穂子と一緒にいる練に出会う。練は、付き合っている人、と言って木穂子を音に紹介。音と別れた後、練は、正式に木穂子に交際を申し込むが…。
一方、小夏(森川葵)は、晴太(坂口健太郎)に連れられて、ヘアサロンやセレクトショップを訪れ、晴太から“儲かるバイト”を紹介してもらう。
そんな中、練は、木穂子を食事に誘うが、何故か彼女は現れなかった。諦めてバスに乗った練は、そこで仕事帰りの音と一緒になり…
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」は、毎週月曜日よる9時からフジテレビ月9枠で放送。主演は有村架純と高良健吾、共演者は高畑充希、坂口健太郎、西島隆弘/AAA、森川葵 ほか。
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