イ監督特集!BS日テレ<イ・サン>の次は4/5より実在の豪商が主人公の経済ドラマ「商道/サンド」に決定!予告動画
BS日テレでは月~金の昼12時枠でアジアの名匠、イ・ビョンフン監督特集第3弾として「イ・サン」を好評放送中だが、4月5日より、朝鮮王朝時代に実在した巨商イム・サンオクの波乱の生涯を描いた小説(作:崔仁浩)を原作にした「商道/サンド」を第4弾として放送することが決定した!公式サイトには予告動画が公開されている。【「商道-サンド-」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころ、キャストの魅力などを紹介している。
「商道/サンド」は、貧しい境遇に生まれながらも、私利私欲よりも世のため人のために商売を行い、高麗人参貿易で巨財を成して、晩年そのすべてを民のためになげうった歴史上の偉人。2001年~2002年にかけて韓国MBCで放送された作品。ちょうどこの頃は、韓国が「IMF危機」と呼ばれる経済困難な時で、タイムリーな本作は、危機と闘う経済人の姿として大反響となった。
BS日テレでは第4弾として放送するが、1999年に放送した大ヒットドラマ「ホ・ジュン 宮廷医官への道」の後に本作が放送され、その後、「宮廷女官チャングムの誓い」「薯童謠-ソドンヨ-」「イ・サン」「トンイ」「馬医」と続いた。脚本は、「ホ・ジュン」でコンビを組んだチェ・ワンギュ。チェ・ワンギュは、他にも「朱蒙」「風の国」などの時代劇や、「オールイン 運命の愛」「太陽をのみ込め」「食客」「ロビイスト」などの現代ドラマの脚本を手掛けている。ゴールデンコンビが作り出したドラマ、面白くならないわけがない。
主人公のイム・サンオクを演じたのはイ・ジェリョン。名前を聞いてすぐに彼の顔が浮かんだ方は韓ドラ上級者。「総合病院」(1994)で人間味あふれる主人公を演じ、ペ・ヨンジュンとキム・ヘス主演「愛の群像」(1999)でヒョン(先輩、ソン・ギルチン)を演じた俳優だ。確かな演技力でドラマを締める名優である。これまでの豪商のイメージを変える、穏やかで温かく人の心を解きほぐすユーモアーを持ち合わせる人物にぴったりと、イ監督が太鼓判を押してキャスティングした。本作以降、「不滅の李舜臣」(2004-2005)「帝王の娘スベクヒャン」(2013-2014)などでカリスマ演技を魅せてくれた。
他にも韓国芸能界の重鎮イ・スンジェや、パク・インファン(「北の駅から」)、チョン・ボソク(「人魚姫」)といぶし銀のような実力派名脇役がズラリと顔を並べる。「商道」は、いわゆる華やかな韓流スターは一人も出ていない。ところがそれが却って、良質の作品を重厚な骨太のドラマに仕上げている。
いぶし銀の名優の中で愛らしい演技を見せたのはキム・ヒョンジュ。彼女は本作で歴史ドラマに初出演し、この後「名家の娘ソヒ(土地)」(2004-2005)「花たちの戦い~宮廷残酷史~」(2013)などの歴史ドラマや「花より男子」(2009)「きらきら光る」(2011)「家族なのにどうして」(2014)などの現代ドラマでも大活躍している。
イム・サンオクがどのように金を賭け富豪になったのか、そして、その金をどう使ったのか。賎民の身分から従三品にまで出世したドラマティックなサクセスストーリー「商道」は、現代にも通じる経済ドラマとして、不況の今だからこそぜひ見て欲しい一作だ。
■キャスト
イム・サンオク役:イ・ジェリョン
パク・チュミョン役:イ・スンジェ
パク・タニョン役:キム・ヒョンジュ
ホン・ドゥクチュ役:パク・インファン
チョン・チス役:チョン・ボソク
ユン・チェヨン役:キム・ユミ
ホン・ミグム役:ホン・ウニ
イム・ボンヘク役:ソン・ジェホ
※朝鮮王朝については、韓ドラここが知りたい!に、地図、年表などがあるので参考にされたい。
◇「商道‐サンド‐」公式サイト
◇BS日テレ「ドラマ紹介ページ」
2016.04.05スタート 月~金 12:00-12:55(全64回)
【作品詳細】【「商道」を2倍楽しむ】