「昭和元禄落語心中」がブームの火付け!シブラクこと「渋谷らくご」4月公演案内と関連動画
ジワジワとクチコミで観客が増えてきたシブラクこと「渋谷らくご」!キュレーターのサンキュータツオによるベストセレクション!ニューウェーブな若手二つ目から熟練した真打までたっぷり楽しめる5日間!4月は8日(金)、9日(土)、10日(日)、11日(月)開催!関連動画はWOWOWプラストにて配信中。
現在放送中、人気アニメ「昭和元禄落語心中」が火付け役となっているのか、ちかごろ若い世代に落語が来ているらしい。東京には新宿末廣亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場、上野鈴本演芸場、国立演芸場という「寄席」がある。ここではほぼ、毎日落語や漫才、コント、マジックが披露されている。
しかし、今注目されているのはこれらの寄席ではなく、渋谷。渋谷のミニシアターを牽引してきたユーロスペースが、毎月第2金曜日から5日間、劇場で落語会を開催中。2014年スタート時には客席もガラガラ…ということも多々あったが、今では人気落語家が出演する会はSOLD OUT。客層も20代、30代と若い人たちが中心である。
特に注目なのが、落語芸術協会の若手落語家10名と講談師1名で構成されたユニット「成金」。メンバーは柳亭小痴楽、昔昔亭A太郎、瀧川鯉八、春雨や雷太、三遊亭小笑、春風亭昇々、笑福亭羽光、桂宮治、春風亭柳若、春風亭昇也、そして講談師の神田松之丞。特に神田松之丞、柳亭小痴楽、はそのイケメンぶりから若い女性のファンが急増。シブラクでも、両名が出演の会はチケット入手困難になるほどである。
YouTubeはニコ動で古いものから新しいものまで落語の動画はアップされているが、ぜひ一度「生(なま)」の落語を聞いていただきたい。落語なんて、おじいちゃん、おばあちゃんが聞くものでしょ? 落語って「笑点」みたいなもんでしょ? と思っているアナタ! その固定観念がガラガラと音を立てて崩れ落ちること間違いなし! お笑い芸人、サブカルチャー好きの方なら、なおさら「生」の落語に触れてみてほしい。
■シブラク
毎月5日間公演されるシブラクには、6つのスタイルがある。
・渋谷らくご:3、4人の実力派真打から二つ目の落語家が登場。
・ひとりらくご:1人の落語家に小一時間、たっぷり語ってもらう。ご贔屓の落語家ができたら、その人の独演会でたっぷり楽しむのも満足度が高い。
・ふたりらくご:2人の落語家が30分ずつ語る。
・創作らくご:落語家がつくった新作落語の会。
・しゃべっちゃいなよ:林家彦いち主催、創作らくごのネタおろし(初上演)
・まくら王:「まくら」とは本題の前に披露される軽い小咄など。面白い落語家はまくらからして面白い。4人の落語家がまくらだけを披露し、最後に落語を一席披露。
■4月出演者
4/8:立川志ら乃、桂春蝶、春風亭昇々、古今亭志ん八、立川生志、神田松之丞(講談)
4/9:瀧川鯉八、立川吉笑、橘家文左衛門、柳亭小痴楽、瀧川鯉斗、隅田川馬石、入船亭扇里、柳家喜多八
4/10:桂三木男、春風亭百栄、入船亭小辰、橘屋圓太郎、笑福亭羽光、柳家わさび、玉川大福(浪曲)、春風亭一之輔
4/11:入船亭扇里、立川こしら、瀧川鯉八、柳家ろべえ、神田松之丞(講談)、立川左談次
4/12:入船亭扇辰、隅田川馬石、桂三四郎、昔昔亭A太郎、三遊亭粋歌、春風亭昇々、林家彦いち
毎月第2金曜日から5日間、渋谷ユーロスペースで開催、シブラクこと「渋谷らくご」。4月は8日(金)、9日(土)、10日(日)、11日(月)、12日(火)。タイムテーブルは「渋谷らくご」公式サイトを参照。WOWOWプラストにてサンキュータツオ、立川吉笑が「古典落語」について熱く語る動画配信中。
◇渋谷らくご公式サイト
◇WOWOWプラスト公式サイト