【地上派初】1日、井上真央×綾野剛×菜々緒、湊かなえ原作本を実写映画化『白ゆき姫殺人事件』あらすじと予告動画

2016年03月31日18時00分映画

イヤミスの女王・湊かなえ原作小説を実写映画化!美人OL殺人事件の容疑者にされた女(井上真央)の悲劇!事実とは異なる報道がネットで炎上!?現代社会の闇をえぐる衝撃のゴシップ・エンターテインメントの決定版!日本テレビ「金曜ロードSHOW! 」1日(金)夜9時『白ゆき姫殺人事件』を放送!予告動画は番組公式サイトで公開。

デビュー作『告白』(双葉文庫)がいきなり250万部突破、2009年本屋大賞を受賞し、松たか子主演で映画化もされ、「イヤミスの女王」の称号を手に入れたミステリー作家・湊かなえ。単行本10作目となったのが2012年刊行『白ゆき姫殺人事件』(集英社)。ある殺人事件をきっかけに、容疑者として名前が上がった女性が、SNSによって世間から追い詰められていく物語。2014年、井上真央主演で実写映画化された。本作で井上真央は第38回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞、綾野剛は第88回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞と、第10回おおさかシネマフェスティバル主演男優賞を受賞している。

主演の井上真央は、ここ数年飛躍的に活躍の場を拡げている。1999年から放送されたドラマ「キッズ・ウォー」で名子役として注目されたたが、大学受験のため一時、女優業を休業。その後「子役」というイメージを払拭させるべく、さまざまな映画、ドラマに出演。2005年放送「花より男子」(TBS)で連続ドラマ初主演を果たし、以降、このシリーズは映画化もされるなど大ヒットとなる。2011年NHK朝ドラ「おひさま」で主演を務め、同年公開された映画『八日目の蝉』で第35回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。昨年放送されたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」で大河ドラマ初主演を務めるほどビックな女優へと成長した。

そんな目覚ましい活躍をみせる井上真央が、ネット社会の炎上が発端となり、殺人事件の容疑者に仕立てられるという恐ろしい物語が『白ゆき姫殺人事件』。なんでもネットに頼る昨今、こういう事件が起きてもおかしくない…と思ってしまうほど心理的に負の感情がのしかかってくる作品であり、さすが湊かなえ原作だと、痛感させられる。

この映画の見どころは、ネット社会、SNSの恐ろしさを見事なまでにえぐりだしているところ。現代社会において、ネットは必要不可欠である。情報通信網として瞬時に世界中に広がる利便性を、人類が手放すことはできない。しかし、その一方で、ネットならではの弊害、恐ろしさがあることも事実。本作は、そのネット社会の闇の部分を、主人公で殺人事件の容疑者に仕立てられた城野美姫(井上真央)を通して、私たちに訴えかけている。決して似非らごとではなく、リアルに起こりうる悲劇ではないだろうか。

■あらすじ
長野県にある国立公園敷地内で、化粧品会社のOL三木典子(菜々緒)がメッタ刺しにされた揚げ句燃やされ、遺体となって発見された。テレビワイドショー『カベミミッ!』のディレクター赤星(綾野剛)は、知人の狩野里沙子(蓮佛美沙子)から三木殺人事件に関する情報を得る。さっそく、その内容をSNSに投稿した赤星。するとその投稿は瞬く間に拡散し、世間から注目される。さらに赤星は、狩野から事件発覚後、失踪している三木の同僚・城野美姫(井上真央)の存在を知らされる。美人で評判だった三木の事件を、世間は三木が勤務していた会社の商品になぞらえ「白ゆき姫殺人事件」と呼ぶようになったのだが…。

【白ゆき姫殺人事件】(2014)
監督:中村義洋
脚本:林民夫
原作:湊かなえ『白ゆき姫殺人事件』(集英社文庫)
出演:井上真央、綾野剛、菜々緒、蓮佛美沙子、金子ノブアキ、染谷将太、貫地谷しほり、ダンカン、秋野暢子、生瀬勝久ほか。
『白ゆき姫殺人事件』DVD&Blu-rayは松竹より絶賛発売中。

日本テレビ4月1日(金)夜9時より「金曜ロードSHOW!」地上派初『白ゆき姫殺人事件』を放送。ネット社会の闇と恐怖をえぐりまくった至極のゴシップ・エンターテインメント。出演は井上真央、綾野剛、菜々緒、蓮佛美沙子、金子ノブアキ、染谷将太、貫地谷しほり、生瀬勝久ほか。監督は5/14公開『殿、利息でござる!』の中村義洋。予告動画は「金曜ロードSHOW!」番組公式サイトで視聴できる。

日本テレビ「金曜ロードSHOW!」番組公式サイト
小説『白ゆき姫殺人事件』公式サイト(集英社)