“第六台場”にメディア初上陸!25年ぶりの密着取材ドキュメンタリー番組「TimeTrip御台場」4/1よりFODにて4K配信開始

2016年04月01日11時00分社会
4K歴史ドキュメンタリー『TimeTrip御台場』

フジテレビは、総合エンターテイメントサイト「FOD(フジテレビオンデマンド)」内で公開している、次世代の映像配信技術を体感いただくための研究開発コーナー「FOD LABO」にて、4月1日(金)より4K歴史ドキュメンタリー番組『TimeTrip御台場』を配信開始する。

『TimeTrip御台場』は、3年に渡って行われた東京都による第五台場の発掘調査の様子や、大正15年以来立ち入り禁止になっている第六台場へメディアとして初めて上陸し、取材・撮影した記録映像など、お台場に秘められた知られざる史実を明らかにしていく、4K映像の歴史ドキュメンタリー番組。

今では日本有数の観光地としてにぎわう東京・お台場だが、その歴史と意味を知る人々は意外と多くない。お台場の名前は、幕末にペリー提督率いる4隻の「黒船」が浦賀沖に姿を現し開国を要求された際にあわてた幕府が、再来日に備えて品川沖に人工島を造成し、砲台場「御砲台場(おほうだいば)」を作ったことに由来。
砲台場の大半は埋め立てなどで消滅したが、現在も第三台場と第六台場は残されている。第三台場は国指定公園として公開されているが、第六台場は都が管理する野鳥保護区になっていて、立ち入ることができない。大正時代以後、メディアによる取材は許可されてこなかったため、遺跡として紹介されることも、ほとんどなかった。
今回、25年ぶりに史跡としての学術調査が行われ、その状態を鮮明な4K映像で残すために東京都の協力のもと『TimeTrip御台場』を制作することになった。

本番組では、「御台場」建造にいたる歴史と背景をリサーチ。2015年にユネスコ世界文化遺産に登録された静岡県伊豆の国市の韮山反射炉、東京湾に残る第三台場、第六台場、そして江戸幕末の伊豆韮山代官、江川太郎左衛門英龍との関係を掘り下げて紹介していく。また台場、韮山反射炉以外にも、長崎出島、佐賀鍋島藩、千葉県鋸山など、2年間をかけ日本全国を4Kの鮮明な映像で取材し、幕末のペリー来航から開国までの史実と江川英龍の功績を解き明かす。

第六台場の撮影に際しては4Kドローンによる空撮も行い、今まで誰も見たことのない映像で学術的にも貴重な史跡の記録を収めることに成功した。

■大村卓 『TimeTrip御台場』統括プロデュース(フジテレビ デジタル技術推進部)コメント
フジテレビ本社屋の眼下に浮かぶ“御台場”。東京湾の地図を見てみると、まさにここが異国船の攻撃から江戸を守るための最後の砦(とりで)だったことがよく分かります。江戸幕府はここに6基の砲台場を造りました。ペリー来航に備えてわずか1年4ヵ月で、人の手だけで造られたこの“御台場”の築造には、壮絶な歴史的背景がありました。
番組では、3年に渡って行われた東京都による第五台場の発掘調査や、大正15年以来、立ち入り禁止になっている第六台場への上陸、そして日本全国を取材して、お台場に秘められた知られざる史実を明らかにしていきます。時が止まったかのように大都会に残る手つかずの江戸の史跡、台場の研究が急速に進む今、高精細4Kで撮影したその映像は必見です!

【4K歴史ドキュメンタリー番組『TimeTrip御台場』概要】
■番組名称: 『TimeTrip御台場』
■配信開始日: 4月1日(金)11:00
■出演: ナレーター 亀岡真美
■スタッフ: 企画 高橋松徳、村上正成
統括プロデュース 大村 卓
構成・プロデユース 塩入みどり
演出 佐藤康夫
TD 武田 篤
DIT 岡澤 聡
■制作著作: フジテレビ

「FOD LABO」公式サイト