今世紀最高視聴率必至の最終週は至上の夫婦愛に涙腺決壊!NHK朝ドラ「あさが来た」第26週見逃し配信と詳細あらすじ

2016年04月02日15時00分ドラマ
(C)NHK

あさと新次郎の素晴らしい夫婦愛で締めくくったNHK連続テレビ小説「あさが来た」は、4月2日に最終回を放送し、今世紀最高の平均視聴率達成がほぼ確定した!最終週3月28日(月)~4月2日(土)第26週「柔らかい心」を見逃した方のために詳しいあらすじを紹介、NHKオンデマンドおよびGYAO!ストアでも見逃し配信もしている。

3月31日までの全話平均が23.5%。来週4日に発表される4月1日と最終回2日の視聴率で全156話の全話平均も確定するが、25%前後となるのはほぼ確実。そうなれば、2002年前期「さくら」が記録した全話平均23.3%を超えることになり、を今世紀ナンバー1となる。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
最終2話は、そんな期待を必ず実現してくれるほどの素晴らしい内容だった。

あさが玉木宏とディーン・フジオカの30代イケメン対決でも話題になった本作。“五代さま”人気のあまりの凄さに、新次郎が少し脇に追いやられて時期もあったが、最終週は背中を丸めて三味線を抱える姿も粋で、「老いてもなお美しい“新次郎さま”」の魅力がぎっしり詰まっていた。

■キャスト( )は原作役名⇒相関図(NHK)
白岡あさ役(浅子):波瑠
白岡新次郎(広岡新五郎)役:玉木宏
白岡千代(亀子)役:小芝風花
眉山はつ(春):宮﨑あおい
東柳啓介(一柳恵三)役:工藤阿須加
うめ役:友近

あさ■第26週「柔らかい心」詳細あらすじ
新次郎は、千代と啓介の娘を多津子と名付け、あさの頼みを聞き入れて医師の診察を受けた。
そんな中、はつと養之助(西畑大吾)がやってきた。藍之助(西畑大吾)は和歌山のみかん販路拡大のために銀行ではなく加野商店で働いていた。このことを知りはつは大いに喜んだ。だが、久々に再会したあさは元気がない。雑誌に不機嫌な写真が掲載されたためと茶化す新次郎の言葉を打ち消したあさは、女子大学の一部学生があさの陰口をたたいていると、落ち込む理由を打ち明けた。はつと会って元気を取り戻し仕事に戻ったあさを目を細めて見守る新次郎は、「世間では女傑と言われているが、本当は子供みたいに可愛らしいところがあり、あさの本当の姿は自分しか知らない」と、はつにのろけた。夫婦円満な妹夫婦の姿を喜ぶはつだが、半年たっても夫の姿を探してしまうと、あさに寂しさを打ち明けた。あさも、いずれそんな日が来ることを…。

あさがあさの嫌な予感は的中した。医師(渡辺いっけい)の診断は新次郎の余命が長くないというもの。御殿場に別荘を造ろうと提案するあさに、家族の傍がいいと新次郎。こらえきれずに涙するあさを新次郎が抱きしめ、優しく慰めた。家督を譲った啓介は、加野銀行だけでなく淀川生命でも精力的に働いておりひと安心した新次郎は、結婚40年記念にあさに記念樹をプレゼント。好きな樹を選んでいいといわれたあさが選んだのは縁起担ぎでなく“梅の樹”だった。新次郎が少女のあさに贈ってくれたあの「赤いぱちぱちはん=そろばん」の樹だ。

新次郎が病床に就いたということを聞き、大勢の見舞客がやってきた。その中には、九州の炭坑から宮部(梶原善)と治郎作(山崎銀之丞)もやって来て懐かしい話で盛り上がった。

1904年(明治37年)、日本はロシアとの外交交渉決裂、日ロ戦争勃発。日清戦争とは規模が違うとみたあさは、先の読めない今、淀川生命は新規加入者を求めべきでないと提案。攻め一手だったあさの守りの姿勢を訝しがる榮三郎((桐山照史))たちに、「今の保険加入者を守ることが先決」と、前置きし、「より強い武器を持つことでなく、経済力をつけて外交力を高めることが今後の日本の進む道」と、説明。榮三郎たちの同意を得たところで、あさが突然の引退宣言。まだ早いと引き留める榮三郎たちに「新次郎の傍にいたい」と、胸の内を語ったあさ。あさが何より商売が好きだと知る新次郎だけはこれに反対した。だが、「商売より新次郎が大事」というあさの気持ちを知り、新次郎は「残り少ない日々を夫婦で生きたい」というあさの願いを涙で受け入れた。

あさある日、平塚明(大島優子)たちがやってきた。平塚は、成澤先生の考えに感銘を受け入学したが、大学創立に力を貸したと自慢げに来校する財界人が不愉快。中でも押しつけがましいあさが嫌いだと、面と向かって文句を言いに来たのだ。あさは怒るどころか、自分の意志で自らの意見をいえる女性は素晴らしい。将来が楽しみだと、とエールを送った。拍子抜けして帰りながらも「傲慢な女」といいう平塚に、千代は「そんな傲慢なあさが道なき道を切り拓いたからこそ、女性でも意見が言える世の中になった」と教えた。あさと会えてよかったという平塚は、あさを超える新しい女になってみせると帰って行った。その言葉通りこの後、彼女は平塚らいてうとして『青鞜』を創刊し「元始、女は太陽だった。」と謳って数々の婦人運動にまい進することとなった。
生徒たちの前では気丈にふるまっていたあさだが、本心はすっかり意気消沈。そんなあさに千代は「胸張って堂々としていたらいい」と元気づけた。あさもまた、「新次郎以外の誰に好かれても仕方ない。これからの女性の踏み台になればいい」と愛する新次郎に寄り添った。その後も新次郎とはいろいろな話をし、平十郎と美和が相思相愛だということも新次郎から聞いた。

あさ調子の良い日に新次郎が、久しぶりに三味線を弾き、あさたち家族はしみじみと聞きほれた。季節は春。妻も死んで隠居生活を送っているという雁助(山内圭哉)が加野屋にやってきて、懐かしい話で盛り上がった。亀助(三宅弘城)までが隠居を言い出し、啓介を守ってくれと新次郎が引き留めた。千代は雁助が加野屋を去る時に「お母さまが苦手ですか?おかあさまの働く姿をよーく見ておくように」と言われた言葉の意味が、今になってやっと分かった。雁助とうめは、今後は互いの無事を確かめ合う手紙のやり取りをすることにした。

大隈綾子(松坂慶子)とやってきた成澤泉(瀬戸康史)は、日の出女子大学校で第1期の卒業生を出すことになり、法人化も実現したとあさに報告。さらに、宜をいずれ留学させ、帰国後は家政学科の教授になってもらおうと考えていると話した。
綾子と二人になったあさは、これまで夫を後回しにしてきた後悔の言葉を口にした。綾子は、今の加野屋や成澤を立派な教育者にしたのはあさが道を切り拓いたおかげで、あさを育てたのは、加野屋の商売だといい、あさの歩いた道が間違っていなかった、あさこそ人生の戦場における勇者だと元気づけた。亡き父と共通の趣味の切符集め。その切符に挟みをいれる女性出札係が誕生したことや、元女子行員が、子育てが落ち着いたら日の出女子大学で学ぶつもりだという報告があさを元気にした。新次郎に嬉しそうに報告するあさの話を目を細めて聞いていた新次郎が…倒れた。

「選んだ道を真っ直ぐ進みなさい」と新次郎から言われ、嬉しすぎて進み過ぎた。もっとゆっくり手をつないで歩けばよかったと涙ぐむあさを娘の千代が抱きしめた。
ついに医師から臨終を言い渡され、新次郎のもとに、あさ、千代、啓介、榮三郎、亀助たちが集まった。頼りない兄で堪忍やでと謝る新次郎に、これからは自分が守ると約束した榮三郎。3人目を宿した千代には、千代のおかげで人生が華やいだといい、啓介に千代のことを頼んだ。啓介は千代と3人の子を守ると約束。いつもあさのそばにいてくれた亀助にも礼を言い、新次郎は残り僅かな時間をあさと過ごした。襖のそとでうめたちが永遠の別れを見守る中、あさに抱きしめられた新次郎は、あさの手のやわらかさを確かめ、これからも傍にいるといい、あさの名を呼びながら静かに息を引き取った。

あさ新次郎の葬儀にはつもやってきた。新次郎の人柄に大勢の人が集まった。気丈にふるまうあさだが、こらえきれずに庭に飛び出すと、あさを慰めるように“新次郎の雨”が降った。

新次郎の49日の法要であさとはつは、亡き母のお守りを手にし、婚家を守るために頑張ってきたお互いの人生をたたえた。はつはこれからも元気に孫の面倒を見るといい、あさは女子教育推進運動を続けると答え、これからも頑張ることを誓いあった。和歌山に帰ったはつを、冬に二人目の孫が産まれるという嬉しい知らせが待っていた。

6年の月日が流れて1910年(明治43年)、留学から戻った宜(吉岡里帆)が加野銀行を訪れた。3人娘と4人目を身ごもった千代との再会を喜び、あさからは別荘で開いている勉強会に誘われた。
春になり女子大学校の学生や宜、千代たちとピクニックに出かけたあさは、不便な世だった嘉永生まあさが来たれの老人だと自己紹介。国が育ったらもっと幸せになると思ったが、なぜ生きづらい世の中になってしまった。戦争で人の命を奪い、新聞や世論は人の心を傷つける。みんなが幸せになる武器は、「人の気持ちを慮ることのできる優秀な頭脳と柔らかい心」だと教えた。そして、その分野では女性が決して男性にひけをとらない。もっとも、亡き夫は自分より柔らかい心の持ち主だったとおのろけも交えながら、社会に出ても家庭に入ってもその2つを持っていれば、日本はおろか世界の至るところで役に立てる。たくさん学んで頑張ってほしいと、若い女性たちにエールを贈った。

話を終えたあさは、草原の向こうに愛する新次郎の姿を見つけ、思わず駆けだした。菜の花畑の中、若く粋な新次郎と大股で走る愛らしいあさの姿があった。

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■放送予定
平成27年9月28日(月)~平成28年4月2日(土) <全156回>

■原作
「小説 土佐堀川」

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