妻に重ねた世子ソンの手…慕華館のピンチ!「秘密の扉」第15話<仕組まれた罠>あらすじと見どころ!予告動画
3年間、本心を隠してきたソン!今回は、世子妃ホン氏やジダムとの胸キュンシーンもあるなど、おひげをつけた俳優イ・ジェフンの魅力が満載!誰が敵で誰が味方か…清国相手の外交は成功するのか?そしてソンにチャンスを与えた英祖の真意は?「秘密の扉」第15話のあらすじと見どころを紹介!DVD-BOXも好評発売中で、商品サイトに予告動画が公開されている。
「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、※朝鮮時代劇が始めての方や、もっと詳しく知りたい方は【「秘密の扉」を2倍楽しむ】の「(2)時代背景」 の①~③を呼んでおくことをお勧めします。
【作品詳細】【「秘密の扉」を2倍楽しむ】
■キャスト
英祖役:ハン・ソッキュ【声・てらそままさき】
イ・ソン(思悼世子)役:イ・ジェフン【声・川田紳司】
ソ・ジダム役:ユン・ソヒ/キム・ユジョン【声・小松未可子】
恵慶宮ホン氏役:パク・ウンビン【声・合田絵利】
ナ・チョルチュ役:キム・ミンジョン【声・山本兼平】
チェ・ジェゴン役:チェ・ウォニョン【声・中村章吾】
■第15話の前に
▼世子ソンの師であり、英祖にとって自分を唯一見捨てなかった友でもあるパク・ムンス。ムンスは、ナ・チョルチュとジダムの逃亡を助けた後、「竹波」とだけ認めた手紙を英祖に送り、「清き波 満ちる国の君主になるのにまだ間に合います」という思いを託してこの世を去った。
▼ソンは、キム・テクを師と仰ぎ、秘密の部屋で「民のための朝鮮の未来作り」のために買い集めた禁断の書で知識を蓄えていた。
▼ソンの本心を知らないジダムは妓生ピンネとして、世子と王室への復讐と世の中を変えるために水面下で動くナ・チョルチュと連絡を取っていた。
■第15話「仕組まれた罠」
失敗すれば世継ぎの地位を失うという条件にもかかわらず、清との戦争を防ぎ朝鮮の国益を損なわずに解決できた暁には世子による代理聴政を再び認めるとの約束で、清との外交交渉を引き受けたソン。
決断の理由を知ったチェ・ジェゴンは、密かにソンを手助けする。領海侵犯した清の漁船を攻撃したことで、清は言いがかりをつけてくるはず。朝鮮には戦意はないということをどう伝えるかが交渉の成否を決める。ジェゴンは、友好を示す手当てを考えては、とソンにアドバイス。
一方、英祖は外交手腕に長けた少論派のイ・ジョンソンとチョ・ジェホたちを朝廷に復帰させた。
そんな中、逆賊の娘ジダムが隠れているというピョン・ジョンインの通報を受け、妓楼に捕盗庁の役人たちが踏み込む。ウンシムから事前にこれを聞いたソンがピンチを救う。これを知った世子妃ホン氏は…。
キム・テクは孫のムンから世子が、妓楼にジダムらしい妓生がいることを内緒にしていたことを聞き出す。
ナ・チョルチュは鳴砂商団を立ち上げていたが、水面下で仲間を集めて反乱の時をうかがっていた。ミン・ウソプは父ベクサンから世子を助けて老論派を裏切ったことを叱責され、今後世子の監視を怠らないよう厳命される。
そんな中、ついに清の使臣団が慕華館(モファグァン)に到着。交渉の場に着くなり使臣団は、黄海道沿岸での清の漁船の全面操業と治外法権を要求。「治外法権までは認められない」というソンに使臣団が出した代案は、5万の兵を差し出すこと。3日の猶予をもらってソンは老論派の重臣たちと対策会議。妙案が浮かばない中、キム・テクが清の皇帝と使臣団への高価な献上品を用意してはと、助言。みずから鳴砂商団に出向いて高価な高麗人参まで調達した。ソンは、キム・テクに謝意を伝え、交渉の場に進んだが…。
■見どころ
さて、英祖はどんな思いでソンに大役を任せたのか?少論の臣下を呼び寄せた本当に狙いは?
お髭(ひげ)を蓄えたソンが英祖と対峙するシーン。腹に一物あるイ・ジェフンの大人な演技が光る。ソンとジェゴンとの関係も素敵だ。また、今回、世子妃ホン氏がソンから弓を学ぶシーンがある。弱々しく弓を引くホン氏を後ろから抱きしめるようにしてホン氏の手をフォロー。初めての夫婦の共同作業だ。まるでウェディンケーキの入刀のような胸キュンシーンをお見逃しなく。そのおかげか、その後のホン氏のセリフに妻としての愛が感じられる。中盤では、成人して女優ユン・ソヒに変わったジダムとのロマンチックなシーンや、ホン氏の賢妻ぶりも見られるのでお楽しみに。
今回は、ジダムを通報したピョン・ジョンインにも注目しよう!
■豆知識:民を捨てた君主と慕華館
●民を捨てた君主
「外敵が攻めてきたとき民を捨てて逃げるような王になりたくない」とジェゴンにいったソン。その王は第14代王・宣祖のこと。壬辰倭乱で王は都・漢陽を捨てて退避。残されたのは光海君(後の15代王)。このあたりを描いたドラマに「不滅の李舜臣」「王の女」「王の顔」などがある。
●慕華館(モファグァン)
使節団をもてなすための施設。「ペク・ドンス」(第7話)や「トンイ」(第14話)にも登場した。特に「トンイ」ではここでヒロインのトンイがお手柄をあげる。
【作品詳細】【「秘密の扉」を2倍楽しむ】
◇DVD公式サイト
※この記事は2016.04.21~05.25 月~金 14:59-15:59にBSフジ(全24話版)で放送したときに紹介したものをリライトしています。