父の謀反の証拠?迫られる選択…奴婢市場って?「イニョプの道」第8話あらすじと予告動画
イニョプ(チョン・ユミ)とタンジ(チョン・ソミン)が不義の罪で地下室に閉じ込められた!何とかイニョプを助けようとウンギ(キム・ドンウク)がもがくほど、イニョプはピンチに!ついにイニョプとタンジは辛い選択を迫られることに…「イニョプの道」5月22日(日)の第8話「迫られる選択」詳しいあらすじと見どころを紹介、予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
5月29日は『主演女優来日!「イニョプの道」徹底ガイド』を放送。来日記者会見を取材した再現レポがあるので参考にどうぞ⇒ナビコン取材再現レポ
【「イニョプの道」を2倍楽しむ】では、詳しい時代背景やキャスト、実在の人物の紹介など、ドラマを楽しむための情報をまとめて紹介している。5月10日(火)東京都内で行われたイニョプ役のチョ・ユミの取材会再現レポもまとめているのでチェックをどうぞ!
※ここで紹介するあらすじは韓国オリジナル版視聴での紹介となるので、NHK放送と一部異なる場合もあることをご理解ください。また、詳しいあらすじを知りたくない方は、視聴後の確認用にご利用ください。
第8話視聴の前に、以下のことをおさらいしておこう。
■おさらい
<ユノクの罠>
手水を運んでユノクの世話をするイニョプ。そんなイニョプを押し倒し、短刀で自分の胸を刺して父キム・チグォンに復讐しろと迫ったウンギ。ユノクは、2人きりにしておけばこうした事態になることを予見して、ウンギの世話をイニョプに任せたのだった。
<お仕置き>
ユンソとの不義に加えて、カン氏の指輪を盗んだ罪で額に“賊”の烙印を押されそうになったタンジを身を挺して守ったタンジの母。その際に、かつて不義を働いた下女オギがムミョンによって殺されたことが分かった。タンジと2人地下室に閉じ込められたイニョプが、同じ立場の奴婢を殺めたムミョンを責めたことで、すでに下女として生きていく決心を見せたイニョプ。そんなイニョプに親しみを感じるタンジだった。
■キャスト⇒相関図(NHK)
イニョプ役:チョン・ユミ
ムミョン役:オ・ジホ
ウンギ役:キム・ドンウク
ユノク役:イ・シア
ユンソ役:イ・イギョン
タンジ役:チョン・ソミン
■第8話「迫られる選択」
ムミョンの部屋から鍵を盗み出したウンギは、イニョプを地下室から連れ出して実家に連れていく。父キム・チグォンに、自分が他の女と婚姻すればイニョプを助けるという約束を守ってもらうためだ。イニョプも聞きたいことがあった。父クク・ユの遺書には、キム・チグォンが自分の無実を知っていると書かれていた。しかし、キム・チグォンはイニョプに、逆賊の組織マヌォル党の本拠地で見つけたクク・ユの名が書かれた札を見せる。クク・ユがマヌォル党の一員だった証拠だというのだ。そして、父の罪を認め自らの運命を受け入れろと…。
もちろん、札は捏造した偽物。キム・チグォンはなぜここまでするのか?
イニョプを連れ戻しにムミョンがやって来る。オギをムミョンが始末したと聞いたイニョプは、ムミョンに対して仲間を裏切ったと辛辣な言葉を浴びせる。
罰としてイニョプとタンジは蓆(ムシロ)に巻かれて棒たたきの刑に。これを見ていられないウンギは自分を罰してくれというが、これがユン氏の怒りに火をつけ二人は奴婢市場にうりにだされることに。
仲間意識の出てきた下男下女たち。イニョプたちの大事なお尻を守るために肉を使ったあることを計画。そしてお役目を果たした肉をどう使うのか?爆笑の計画をお見逃しなく。ところで、ムミョンは本当にオギを殺害したのか?
そんな中、1年以内の懐妊をユン氏から命じられたユンソとカン氏。肝心なウンギはまったくユンソを振り向かず、ユンソも父ホ・ウンチャムにタンジのことを助けてくれと訴える。そんなユンソをユン氏は…。
満ち足りた朝を迎えたユン氏がどんな災難に遭うのか?
イニョプたちが連れていかれたのはチョン参議の屋敷。下女として売られたと思っていたイニョプたちは、チョン参議の言葉に驚く。納得しないイニョプたちをみて暴れるチョン参議。そんなチョン参議から二人の内どちらかを送ってほしいという連絡が入る。
ユンソは、自分が追いだしたと思われたくなくて、どちらが行くかを自分たちで決めさせる。
果たしてイニョプとタンジはどんな身分で売られたのか?辛い選択の場面。タンジは状にすがろうとし、イニョプは毅然と反論。ユン氏の怒りに油を注ぐイニョプの一言の後のムミョンの表情をお見逃しなく。
■豆知識:奴婢市場って?
朝鮮時代の最下層の身分・奴婢については【「イニョプの道」を2倍楽しむ】の「(2)時代背景、豆知識」で詳しく紹介したが、そもそも朝鮮の奴婢制度はいつから始まったのか?紀元前の古朝鮮・箕子朝鮮の刑法「八条禁法」から始まった。他人の家に盗み入った者はその家の奴隷とする、男なら奴、女なら婢、と定められていた。この制度は、馬韓に受け継がれ、その後数百年間は存続と廃止を繰り返したが、西暦918年、高麗王朝により朝鮮半島が統一されると再び一般化してしまい、朝鮮時代まで続いた。
朝鮮時代、平民たちの生活も苦しかった。一方、奴婢は一般的に職業の選択の自由、家族を持つ自由、居住の自由などが制限されていたが、衣食住が最低限ながらも保証された分、貧しい平民よりましな暮らしぶり。だが、奴婢は“人”ではなく“牛馬家畜”と同じ扱い。
劇中、イニョプは「人として…」という言葉を繰り返すが、奴婢たちは両班たちの都合で自由にやり取りしたり、市場で取引される対象だったのだ。
【作品詳細】【「イニョプの道」を2倍楽しむ】
◇NHK「イニョプの道」番組公式サイト
2015.4.3スタート 毎・日21:00-22:00