「テバク」(原題)第4話:ケトン×ヨニン君、インジャ×粛宗!換局政治って?あすじと見どころ、予告動画
今回は視聴者待望の2つの対決が見られる!ひとつはチャン・グンソクとヨ・ジングのサイコロ対決!もう一つはチョン・グァンリョルとチェ・ミンスの息詰まる囲碁対決!メインキャストが勢ぞろいした、明日5月28日(土)KNTV放送「テバク」第4話の詳しいあらすじとみどころ、ドラマ視聴に役立つ(豆知識)などをご紹介!予告や特報動画はKNTVスペシャルサイトで公開されている。
「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
【「テバク」を2倍楽しむ】では、ドラマのあらすじと見どころ、キャストの魅力やインタビュー、豆知識などと一緒に、時代背景や年表などまとめて紹介している。
■キャスト⇒相関図(番組公式サイト)
■第4話
漢陽にやってきたケトンは、活気づく市中でタムソと出会い一目惚れ。賭博場(闘牋房)の前でトラブルに見舞われるタムソを助けようとするが、逆に大恥をかいてしまう。賭博場に入ったタムソのあとに続いたケトンは、その規模の大きさと活気に驚く。
タムソとイ・インジャの席に強引に同席したケトンは、インジャが賭博の師だと勘違いし、どうせなら自分から学べとまくしたる。インジャの鋭い眼差しに一瞬たじろぐも、懐から札を取り出し腕前を披露しようとするが…。懲りないケトンはインジャに“タムソは俺の嫁”と勝手な宣言までする。立ち去る二人に続こうとしたケトンは、女主人ホンメに飲食代をよこせと痛めつけられる。戻ってきたインジャは、ケトンの手からこぼれた1両で銭の裏表を当てて見ろといい、見事に的中させたケトンに名前を聞く。“犬の糞”という意味の名前を嫌い、小さな声で「ケトン」と名乗る。解放されたケトンにインジャが一両を投げ返す。
一方、ヨニン君(延礽君)は昼間から酒を飲み放蕩を続ける。市場でケトンとヨニン君がぶつかり、二人は同時に道端の賭けの場へ。男の器用な手先が3つの器を動かし、食い入るように見つめるケトンは右端の器に1両を賭ける。酔っ払いのヨニン君は左端が正しいと、ケトンの銭も取り上げて移動する。男がペテンを働こうとするのを見破ったヨニン君は掛け金の2倍をせしめて、ケトンには1両を投げ返す。
家に帰ってもタムソのことが頭から離れないケトンは、翌日、タムソをつけ回し、両班の駕籠持ちたちに紛れて妓楼・月香閣まで入り込む。にぎわう酒席で、女主人・ソルジュが特別に用意した余興が始まる。琴(カヤグム)の音と共に登場したのは天女のような舞姫…タムソ。見惚れるケトン。タムソがヨニン君にちかづき、ヨニン君が見惚れたその時、「俺の嫁になる女に見惚れるな」とケトンがヨニン君に掴みかかる。女主人の提案でサイコロで決着をつけることに。少ない数を出した方が勝ちの勝負で、“1”の目を出し勝ちを確信するケトン。ところが勝負はヨニン君の勝ちとなってしまう。卑怯な手ではあるが、男に二言はないとケトンは下着まで脱ぎ、さらし者になって笑われる。そこにイ・インジャが現れ、国法に反して賭博をしたことを指摘。さらに、王子ヨニン君の名前まで出し、周りがひれ伏す。その場には、捕盗大将まで来ていた。ヨニン君を捕縛するわけにはいかず、タムソとケトンが捕縛される。だが、ケトンはタムソの分まで罰を受けると、棍杖(棒たたき)の30回の罰を受けると言い出す。
ヨニン君は、インジャを呼び出し騒ぎを起こした目的を聞く。インジャは、ヨニン君が本当に政治に興味がないのかどうかの確認をしたかったと答える。ヨニン君を送り出した後、ケトンが自分と同じ逆臣の相を持っていることをインジャは知る。
別の日、インジャは、世子を利用して粛宗に会う。粛宗はインジャが滅亡した一族のものだと知っていた。世子を使って朝廷を牛耳ろうとしているのか?それとも仇を討ちたいのかと問う粛宗に、インジャは、恨んでいないと言い、粛宗の3回の換局は偉大な決断だったと答える。そして、代理聴政を口にするインジャに、「百の目に千の耳の怪物」になりたいのかと問う粛宗。政治に興味がないというインジャの狙いは…。
帰ろうとするインジャは、宮女たちの前で放蕩をくり返す我が子ヨニン君の頬をひっぱたく淑嬪崔氏を目撃する。
棍杖の罰を受けて帰ってきた夜、井戸に飛び込んで“ケトン”という名が嫌だと泣いたケトンを憐れんだマングムは、ケトンを両班にすることにした。服も着替えて最後の仕上げは族譜。20年前ホンメに取り上げられた族譜を取り返しに行くが、すでに売り払われ300両で新たな族譜を手に入れる。ケトンは晴れて“両班・白大吉(ペク・テギル)”となる。
だが、これが悲劇を招いてしまった。ホンメからケトンがマングムの子だと聞いたインジャが動き出した。
■見どころ
これまで見たことのないチャン・グンソク(ケトン役)にたっぷりお目にかかれる。ぶん殴られ踏みつけられ、鼻血をだしたり、上半身裸にさせられたり、なんと女性を拳固でぶん殴ったりもする。ちなみに上半身裸は2回あるのでお見逃しなく。もちろん情けない姿ばかりではない。今回ラストのイ・ムンシク(養父マングム役)とのシーンは号泣必至。
チャン・グンソクがぞっこんになるタムソは、キム・イスの娘。イ・インジャに育てられ共に粛宗への復讐を誓っている。賭博場で一時姿を消すが、インジャとどこに行くのかお見逃しなく。演じたイム・ジヨンは、今回は勇ましい姿や悩ましい舞姿も見せてくれる。
ヨニン君役を演じているヨ・ジングは、酒まで飲んでこれまでにない放蕩王子を演じる。だが、賭けのペテンを軽く見破ったり、チャン・グンソク相手のインチキ勝負では、ただ者じゃない気配を感じさせる。
今話では、若い3人がそれぞれ名優チョン・グァンリョル相手に堂々と演技勝負している。だが、史劇ファンにとって第4話は、待望のチョン・グァンリョルとチェ・ミンス(粛宗役)との息詰まる囲碁対決があるのでお楽しみに。
第3話でインジャが、「百の目に千の耳の怪物」と粛宗を評したが、今回粛宗がその言葉をそのまま使うあたり、本当に千の耳を持っているのかとぞっとする。2人は「ペク・ドンス」で、最強剣客と刺客としてものすごい殺陣対決を見せてくれた。⇒凄すぎるカリスマ対決再び!チョン・グァンリョル×チェ・ミンス
■豆知識:換局政治(政権交代)
イ・インジャが粛宗と囲碁をする場面で一家を滅亡させた換局について言及する。換局とは政権交代の事。粛宗の時代には、西人vs南人の2大党派が激しい党争を繰り返していた。粛宗は、弱体化した王権復興のため政権党を総入れ替えし、勢力の強い党派をけん制する大胆な政策(換局)を3度も行った。
・1680年:庚申換局(南人⇒西人政権へ)
・1689年:己巳換局(西人⇒南人政権へ)
・1694年:甲戌換局(南人⇒西人政権へ)
粛宗は、こうした非凡な政治能力を発揮して王権回復と、社会を安定させた強い王として評価されている。
【作品詳細】【「テバク」を2倍楽しむ】
◇KNTV
◇KNTV「テバク」(原題)番組公式サイト
2016.05.15スタート 土・日20:45-22:00 日本初放送
◇「テバク」スペシャルサイト