イニョプとタンジ、種受けに出されるのは?シバジって?「イニョプの道」第9話あらすじと予告動画

2016年06月04日15時00分ドラマ
©JTBC Co., Ltd.

イニョプの毅然とした態度に、タンジや他の下女たちとも打ち解け始めたが、ユン氏の企みでまたもや殺伐とした雰囲気に…果たしてイニョプは“シバジ”になってしまうのか?「イニョプの道」6月5日(日)の第9話「下女の悲哀」詳しいあらすじと見どころを紹介…予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
5月29日は『主演女優来日!「イニョプの道」徹底ガイド』を放送。来日記者会見を取材した再現レポがあるので参考にどうぞ⇒ナビコン取材再現レポ

【「イニョプの道」を2倍楽しむ】では、詳しい時代背景やキャスト、実在の人物の紹介など、ドラマを楽しむための情報をまとめて紹介している。5月10日(火)東京都内で行われたイニョプ役のチョ・ユミの取材会再現レポもまとめているのでチェックをどうぞ!

※ここで紹介するあらすじは韓国オリジナル版視聴での紹介となるので、NHK放送と一部異なる場合もあることをご理解ください。また、詳しいあらすじを知りたくない方は、視聴後の確認用にご利用ください。

第9話視聴の前に、以下のことをおさらいしておこう。
■おさらい
イニョプ<キム・チグォン>
キム・チグォンはイニョプに現状を受け入れろと言い、父クク・ユを逆賊とする証拠の札をわたした。ウンギは、父チグォンから時機を間違えるな、真心だけでは思い通りに事は運べないと教えられた。チグォンが敵か味方か気になるムミョンは、下女頭でマヌォル党の一員のヘサンにチグォンの正体を聞くが、時が来れば教えると答えてくれなかった。
<ユンソのムミョンへの気持ち>
イニョプを気にかけるムミョンが気に入らないユンソ。そんなユンソの気持ちは飼い犬が他の人間に尻尾を振るのを嫌う気持ちと同じだった。
<カヒアの企み>
カヒアの琵琶の音が気に入った太宗は、琵琶の音だけでなくカヒアの美貌にも魅了された。カヒアとチグォンの狙い通りに事が運んだが、その狙いは?

■キャスト相関図(NHK)
イニョプ役:チョン・ユミ
ムミョン役:オ・ジホ
ウンギ役:キム・ドンウク
ユノク役:イ・シア
ユンソ役:イ・イギョン
タンジ役:チョン・ソミン

■第9話「下女の悲哀」
イニョプとタンジのどちらかが“シバジ(種受け)”として別の屋敷に売られることになる。ユン氏とユノクはイニョプを追い払いたいが、ウンギの手前あからさまにイニョプを追い出すわけにはいかず、イニョプたち本人に決めるよう命じる。その話を聞いたウンギは、売られる先の屋敷の主人・チョン参議に会いに行くが…。
ウンギは、気性の激しいチョン参議に何を頼むのか?

タンジを追い出したいユンソの妻カン氏の入れ知恵で、くじ引きでシバジになるのを決めることに。だが、タンジはインチキくじでイニョプにはずれを引かせようと企むが、あっさりとバレてしまい大げんか。仲裁に入ったムミョンは、オギを殺害したことを逆に責めたてられる。
そんな中、ムミョンはホ・ウンチャムの元へ妊婦らしいある女を連れていく。
ムミョンが連れて来た妊婦の正体は?ウンチャムを訪ねる目的は?

一方、イニョプがホ家を出たら始末するつもりのヘサン。近頃のムミョンの様子を疑うヘサンは、イニョプの一件から手を引かせ、代わりにチボクにイニョプの始末を命じる。

イニョプヨンチュンら下男たち相手の賭博に興じるカン氏はイカサマにはめられ全財産を失ってしまう。タンジは自分を助けてくれなければ、賭博のことをユン氏にばらすとカン氏を脅す。

結局、イニョプがチョン参議の元へ行くと申し出る。ユノクに下女は慰み者ではないと言い、最後に友としての言葉を掛ける。そして、ウンギの部屋の外で、そっと別れの礼をする。
かつて友だったユノクに、イニョプは何を話すのか?切ないウンギとの別れのシーンに注目。そして、ムミョンはイニョプにどんな言葉を掛けるのか?

咸興(ハムン)へ行って太祖に会おうと決意したイニョプは、隙をついて逃げ出すが、ムミョンに捕まり連れ戻される。チョン参議の部屋に連れていかれたイニョプは、チョン参議にあることを話すが…。
いったいイニョプはチョン参議に何を話すのか?シバジにさせられてしまうのか?その時、ウンギは?ムミョンは?

■豆知識:シバジ=씨받이って?
씨(シ)が“種”を、받이(パジ)が“受けること(もの)”を意味することから、“種受け”と訳される。
祖先の祭祀を重視する儒教を建国理念としていた朝鮮王朝期の両班社会においては、男系を繋ぐ事がもっとも大事なもので、嫁の第一の務めは男子出産。高麗時代の“仏教文化”が残っていたころは、長男だけでなく兄弟均等に残産など緒相続権が与えられたが、朝鮮時代中期頃には儒教の教えが民にまで浸透し、跡継ぎ男子以外の男子や女子は排除され、愛人や妾が産んだ庶子は厳しく差別された。
妻に男子が恵まれなかったときは、一族から養子をもらったりもしたが、最終手段として跡継ぎとなる男子を産ませるためだけに女性を雇う“跡継ぎ代理出産”という風習があった。こうした悪習は近代まで続いた。

これを主題にした映画『シバジ』(イム・グォンテク監督、ソン・ギルハン脚本)が1987年に韓国で公開されている。映画は、シバジの村に生まれた少女オンニョ(カン・スヨン)と両班サンギュ(イ・グスン)とが、金で結ばれた関係からやがて心から愛し合うという社会派ヒューマン・ドラマ。ラブストーリーだが、当時韓国で問題となりつつあった代理母出産との関係で注目された。
※映画について⇒KINENOTE「シバジ」紹介ページ

kandoratop【作品詳細】【「イニョプの道」を2倍楽しむ】

NHK「イニョプの道」番組公式サイト
 2015.4.3スタート 毎・日21:00-22:00