「テバク」(原題)第9話:予告暗殺でチャン・グンソクとヨ・ジング兄弟初共同作業!四寅剣って?あらすじ見どころ、予告動画

2016年06月11日23時25分ドラマ
©SBS

宮廷に粛宗の命を狙うという怪文書がばら撒かれ、粛宗は世子ではなくヨニン君に護衛を任せた!厳戒態勢を敷く中、2つの暗殺が実行されようとする…明日6月12日(日)KNTV放送「テバク」第9話の詳しいあらすじとみどころ、ドラマ視聴に役立つ(豆知識)などをご紹介!予告や特報動画はKNTVスペシャルサイトで公開されている。

「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、【「テバク」を2倍楽しむ】では、ドラマのあらすじと見どころ、キャストの魅力やインタビュー、豆知識などと一緒に、時代背景や年表などまとめて紹介している。

■キャスト相関図(番組公式サイト)
ペク・デギル役:チャン・グンソク
延礽君/21代王・英祖役:ヨ・ジング
李麟佐役:チョン・グァンリョル
19代王・粛宗役:チェ・ミンス
タムソ役:イム・ジヨン
ポクスン/淑嬪崔氏役:ユン・ジンソ
ナム トッケビ(ナムおばけ)役:イム・ヒョンシク
キム・チェゴン役:アン・ギルガン
世子/20代王・景宗役:ヒョヌ

■第9話
1717年(粛宗43年)、清に謝恩使として派遣されていた老論派のキム・チャンジブが6年ぶりに帰って来る。粛宗に拝謁し、帰国の挨拶をするチャンジブ。臨席した世子がせき込み吐血する。

ヨニン君から聞いたインジャの野望に不安を抱いた世子は、インジャが間違いなく自分の側の人間なのか確信が持ちたい。そこでインジャを呼び出し、母が流刑となった日、インジャなら助けてくれると思ったと切り出す。自分を信じられないのですか?と返すインジャに、賭博場を牛耳り朝廷の大臣たちをも思いのままに操るあなたが、何の私欲もなく自分を王位に就けようとするのか、と世子。朝鮮を太平の世にするためには玉座も君主も必要。世子は歴史に残る立派な君主になるだろう、と、自らの野望を否定するインジャの言葉に満足する世子だったが、また吐血。インジャは不吉な機運を感じる。その後、世子は東宮殿の柱に短剣が刺さっているのを見つけ驚く。

その頃、チェゴンは粛宗を暗殺するために、遅くなるので待つなと言残し出ていく。二度と大切な人を死なせたくないテギルは、師を助けるために後を追う。
一方、タムソもまた粛宗暗殺のために動き出す。王の暗殺など死地に行くようなもの。そんなタムソの行動が理解できないと言うジンギに、インジャが何かを得ようとするなら何かを差し出さなければならないという。

チャンジブは世子の陰に隠れて少論を意のままにしているインジャを危険視し、インジャにけん制と忠告を与える。

官服に着替えて王宮に入るチェゴン。ヨニン君は、外敵から都を守るための四大門をすべて閉鎖し、兵を配置して刺客に備える。ヨニン君を呼び寄せた粛宗は、刺客を捕まえれば玉璽をやるという賭けを提案する。だが、失敗すれば世子が王位を継ぐので、お前はすぐに朝廷を去れ、と。これが自分をためすための試験だと考えるヨニン君は、恐れ多い賭けはできないが、必ず刺客を捕まえると答える。その頃、王の護衛をヨニン君が任されたことで、チャンジブは粛宗がヨニン君を後継者にしようとしているのではないかと考える。

一方、師チェゴンを守るために、粛宗暗殺を止めようと後を追うテギルは、覆面姿で弓を持つタムソと出くわす。立ち去ろうとするタムソの腕をつかむテギルに、私の師インジャを殺したいという気持ちが、私にも分かる。私にも殺したいほど憎い人がいる。今夜がチャンス。知らないふりをしてほしいと…。

タムソが宮殿に忍び込む。ヨニン君は刺客がタムソだと知り、先日宮殿の見学を頼んだのはこのためだったのかと思い当たる。タムソの行動を止めとうとするが、タムソは止まらない。2人は剣を交えることに。一方、官服から黒装束に着替えたチェゴンはいともたやすく粛宗の前に現れる。御簾の前、チェゴンが突き出した剣をヨニン君の剣が防ぐが、朝鮮一の剣士にかなうはずもない。だが、部屋の外に待機させた弓隊がチェゴンを狙い、四寅剣を手にしたヨニン君がチェゴンに斬りかかる。その時、新たな闖入者が!その後、チェゴンが驚くべき行動に出る。

粛宗に名前を聞かれた闖入者はペク・テギルと答える。粛宗はテギルを間近に呼び寄せ、お気に入りの剣を下賜する。武芸を朝鮮のために使えという粛宗は、チェゴンに“救生牌”を授ける。感極まるチェゴンに「まだ終わっていない」と粛宗。その時、障子を貫いて2本の矢が!

■見どころ
キム・チャンジブを演じたのはイ・ジェヨン。「ホジュン~伝説の心医~」「奇皇后」「イ・サン」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「華政(ファジョン)」など、時代劇に欠かせない名優。インジャがチャンジブを“老いた虎”といい、チャンジブはインジャを“老いた鼠”という。二人の静かだがヒリヒリするような対面に注目。

世子役のヒョイ。色白の華奢な彼の目の下に入ったクマがリアル。粛宗は、そんな病弱な世子に代わってヨニン君に期待をかけているのか、正体のしれない暗殺者対策で、ヨニン君にどんなアドバイスをするのかお聴き逃しなく。

テバク今回は粛宗暗殺を描いているだけに武芸アクションがたっぷり見られる。この予告暗殺にどんな意味があるのか、粛宗の前までたどり着いたチェゴンの言葉と、インジャがムミョンたちに話す会話でその意味を知ることができるのでお聴き逃しなく。
終盤ではテギルがついに粛宗と崔氏と対面することに。特に粛宗の鋭い眼差しと視線をからめた官服姿のテギルのシーンは必見。まるで蛇に睨まれた蛙のようなグンちゃんの表情に注目。

また今回は、兄弟とは知らないテギルとヨニン君の絡みも多い。チェゴンを挟んだにらみ合いやタムソのためにそれぞれどう動くのか、兄弟初の共同作業もあるのでお見逃しなく。

本作ではコミカル演技や骨太なチャン・グンソクがたっぷり見られるが、今回は、タムソとの切ない再会シーンに注目。タムソが「知らないふりをしてほしい」といった後、テギルがなんと言うのか…「やっぱりグンちゃんのロマンチックシーンは最高!」そんなうなぎさん(ファン)たちの声が聞こえそうな素敵なシーン。ここを盛り上げるのはPostmenが歌う「♪사랑하고 싶다(サランハゴシプタ)=愛したい」。Postmenは男性2人(キム・ソンテ、シン・ジフ)のボーカルデュオで、チャン・ヒョク主演「輝くか、狂うか」のOST「Missing you/그리워 그리워하다(クリウォ クリウォハダ) 」も歌っている。

■豆知識:四寅剣(サインゴム)
今回、ヨニン君が“四寅剣”で粛宗を守ったが、四寅剣と聞いて思い出すのは、6月現在、韓国で熾烈な視聴率競争を繰り広げている「テバク」と「モンスター」の主役2人(チャン・グンソクとカン・ジファン)が共演した「快刀ホン・ギルドン」。他にも「ペク・ドンス」「夜警日誌」にも登場する、韓国史劇に頻出する剣。
四寅剣は「寅年、寅月、寅日、寅時など寅の字が四度重なる時」に熔解鉄を注いで作った宝剣。12年に一度の限られた時間にしか作れない貴重な剣。寅(虎)は十二支の中で「陽」気が起こる時期を象徴しており、寅の字が四度重なる四寅に作られた四寅剣は、「陰」で邪悪な気運を斬り、国家の危機をはね除けるという「辟邪」の意味があり、王が新年に魔よけの祭祀などで用いたりした。

kandoratop【作品詳細】【「テバク」を2倍楽しむ】

KNTV
KNTV「テバク」(原題)番組公式サイト
 2016.05.15スタート 土・日20:45-22:00 日本初放送
「テバク」スペシャルサイト