「テバク」(原題)第10話:チャン・グンソク武術の達人に!市廛・専売商人って?あらすじ見どころ、予告動画
王の予告暗殺は粛宗による偽装だったが、これに乗じてタムソが粛宗を狙った!暗殺は失敗に終わったが、テギルとヨニン君の連携で無事タムソを宮殿から逃がすとこができた!明日6月18日(土)KNTV放送「テバク」で、ついにチャン・グンソクが武術の達人となるのでお楽しみに!第10話の詳しいあらすじとみどころ、ドラマ視聴に役立つ(豆知識)などをご紹介!予告や特報動画はKNTVスペシャルサイトで公開されている。
KNTVのHPにあわせて六鬼神⇒ユクキシン、骨師⇒コルサ、犬斫刀⇒ケジャクドゥとしました。
「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、【「テバク」を2倍楽しむ】では、ドラマのあらすじと見どころ、キャストの魅力やインタビュー、豆知識などと一緒に、時代背景や年表などまとめて紹介している。
■キャスト⇒相関図(番組公式サイト)
ペク・デギル役:チャン・グンソク
延礽君/21代王・英祖役:ヨ・ジング
李麟佐役:チョン・グァンリョル
19代王・粛宗役:チェ・ミンス
タムソ役:イム・ジヨン
ポクスン/淑嬪崔氏役:ユン・ジンソ
ナム トッケビ(ナムおばけ)役:イム・ヒョンシク
キム・チェゴン役:アン・ギルガン
世子/20代王・景宗役:ヒョヌ
■第10話
ファン・ジンギから突然の攻撃され、絶体絶命のテギルをチェゴンが助ける。その頃、タムソを連れたヨニン君は山の中へ。朦朧とする意識の中でタムソは小さく、テギルの名を呼ぶ。意識の戻ったタムソは、敵である自分をなぜ助けたのか、もうやめくれといって立ち去ろうとする。危険だとタムソを引き留め、ヨニン君は薬草を取りに行く。ヨニン君に前に現れ、薬草を投げ渡すテギルは相変わらずのタメ口。苦言を呈するヨニン君に、年下だろう、友だちになってやろうかと、友情の押し売りまで。そして忙しいからと、ヨニン君にタムソを託し帰っていく。
その薬草でタムソの手当てをするヨニン君に、これ以上を関わるなというタムソ。自分では止められないから殺せと、ヨニン君。ヨニン君に短刀を向けながら涙するタムソ。泣きつかれたタムソを胸に抱いたままヨニン君もいつしか眠りにつく。そんな二人をテギルは見ていた。朝、目覚めたヨニン君の胸にタムソはいなかった。
森を歩くタムソは突然現れた男たちによって粛宗の前に連れていかれる。粛宗は、ここがキム・イスに最後に会った場所と告げ、怒りに震えるタムソに、イスを殺害したのは粛宗でなくインジャだと教える。そして、目を覚ませと。このことは、ヨニン君も護衛武士サンギルからの報告で知っていた。
固い表情で戻ったタムソにインジャは、先の折れた矢を見せ、イスが自分の意志で死を選んだと教えた。これまで父を殺害したのは粛宗だとだけ聞かされてきたタムソは、自らの信念のままに我が道を行くと、師インジャと決別を決意する。立ち去るタムソをムミョンは謝罪の言葉で優しく見送り、ジンギは木彫りの仏を手渡す。
一方、粛宗から刺客が死んだと聞かされ、タムソのことは忘れるようにと言われるヨニン君。すると、これまでヨニン君を蔑んでいた老論派の重臣たちが、キム・チャンジプをはじめ全員敬意を払って接するようになる。粛宗が課した試験の真の狙いは、病弱な世子に代わって自分を立てるための作戦。母・淑嬪崔氏の出自が賤しいことで軽んじられていた自分を重臣たちに認めさせるのが目的だったと、気づくヨニン君。
そんな中、専売商人たちの動きが騒がしくなる。これまでイ・インジャに取り入っていた商人たちが、帰国して領議政の座に就いた実力者キム・チャンジプに乗り換えようとする。商人たちの動きを敏感に感じ取ったインジャは、見せしめにと専売商人の大行主ホ・ベッキを商人たちの目の前で殺害する。
事件はヨニン君の耳にも入り、犯人がインジャだと確信するヨニン君は捜査しようとするが、粛宗に阻止される。
一方、失恋の痛手を抱えたテギルはチェゴンと共にまた山に戻り、修業を続ける。次の桜が舞い散る頃、テギルは花びらを二つに斬り、一両の穴に矢を通す武術の達人となっていた。チェゴンは、テギルに若い頃出会った虎の中の虎、山の神のような人物に似ていると言い、山を下りるように命じる。
山を下りたテギルは、インジャの八道各地にある賭博場を順に訪れた。そしてその3割までがテギルの手に落ちた。
テギルに驚異を感じたインジャは、新たに、ケジャクドゥ、朝鮮一の詐欺師・暗行御使一味のコルサ、ユクキシンの3人を呼び寄せる。そこに、インジャの百面書生の仮面の男が現れ、インジャに宣戦布告する。
同じころ、もう一人の百面書生の仮面の男が、妓房で酒を飲む老人の前に現れる。
■見どころ
冒頭、テギルのぶっ飛ばされ方がスゴイ。圧倒的な力の差を見せつけられ、師に助けられたにも関わらず、去り際どんな強気のセリフを吐くのか、あいさつ代わりのチェゴンとジギルの勝負に注目!
武芸者二人の戦いに注目。
これまで騒がしい対面ばかりのテギルとヨニン君が、今回は森の中で穏やかに再会する。テギルが親しみを込めてヨニン君をからかう様子が、どこか兄目線で二人が兄弟と知る時のリアクションがたのしみだ。一方、テギルにいいようにからかわれたヨニン君だが、タムソの前ではオトナな言動で胸キュンさせてくれる。そんな2人の間で揺れるタムソは、どんな書置きを残したのか?
秘密の拷問部屋。効果音楽とともに登場する粛宗が怖い。タムソを連行したのは美・側近コンビのサウンとサモ。演じたのは、双子俳優のハン・ギウンとハン・ギウォン。「君の声が聞こえる」でも双子強盗殺人事件の被告人役でそろって出演している。
ところで、序盤でインジャがホンメにユクキシンに会いに行かせているが、その目的は?ヨニン君が見た刺客の遺体と大いに関係があるので心に止めておこう。
帰国してすぐに総理大臣に相当する領議政の座に就いたキム・チャンジプ。その力の大きさは、屋敷に届いた専売商人たちからの貢物の多さでわかる。専売商人については下の豆知識で説明。商人たちの前で、これまで静かなるインジャの悪(政争に善悪はないが劇中の描かれ方から)を演じてきたチョン・グァンリョルが、チェ・ミンス(粛宗)にも負けない恐ろしい怒りの形相を見せるのでお見逃しなく。そんなインジャによる殺人事件を捜査しようとしたヨニン君を止めた粛宗の心中は?
さあ、無敵の武人となったテギルに注目!この場面は強さだけでなく、別れの食事のシーンでのあどけない食べっぷりにも注目しよう。そして一番のオススメは涙の別れ。怒りのないチャン・グンソクのきれいな涙が久々に見られる印象的なシーンだ。
■豆知識:市廛の大行首・専売商人って?
朝鮮の当時の商行為は国の統制下に置かれていた。市廛(シジョン)とは国が公認した専売商人・特定商人のことで、彼らしか商行為ができない禁乱廛権(クムナンジョングォン)が与えられていた。それ以外の商人たちは違法商人として取締りを恐れながら隠れて商いを営んでいた。ドラマ「イ・サン」や「トキメキ☆成均館スキャンダル」では、たびたびこうした違法商人を取り締まる場面が描かれていた。
ヨ・ジングが演じるヨニン君(後の英祖)の孫であるイ・サン(正祖)は、即位後15年後に辛亥通共(シネトンゴン)という法律を施行し、自由に商売ができるような商改革をしている。これについては、【「イ・サン」を2倍楽しむ】第21話~22話、【「トキメキ☆成均館スキャンダル」を2倍楽しむ】第9話で詳しく紹介している。
【作品詳細】【「テバク」を2倍楽しむ】
◇KNTV
◇KNTV「テバク」(原題)番組公式サイト
2016.05.15スタート 土・日20:45-22:00 日本初放送
◇「テバク」スペシャルサイト