まさかの都知事辞職ネタ！「99.9―刑事専門弁護士―」最終回視聴率は19.1％！松潤最終弁論まるごと紹介！見逃し配信

嵐の松本潤主演のTBS日曜劇場「99.9―刑事専門弁護士―」6月19日放送の最終回は平均視聴率19.1％を記録！連続殺人事件、その犯人は!?作り上げた99.9味、これで最後なんてありえない!?気になる最終回のあらすじを紹介で、深山(松本潤)最終弁論を完全再現！「99.9―刑事専門弁護士―」最終回はTBS FREEにて7日間限定無料見逃し配信中。ブルーレイ、DVD BOXも10月5日リリース⇒amazonで予約受付中

全く新しいリーガルドラマを豪華俳優陣とスタッフ陣で作り上げた「99.9」は、初回15.5％でスタートし、その後も19.1％、16.2％、16.3％、18.9％、13.3％、17.7％、18.6％、16.5％と推移し最終回19.1％で民放ダントツ1位で 全10話を駆け抜けた。（視聴率はビデオリサーチ、関東地区調べ）どのキャストにとっても代表作となるドラマになっただろう。

回を重ねるごとに色濃くなっていく99.9味。それは憎たらしく、飄々と深山を演じた松本潤や、これまでの演技とは異なるチャーミングな役柄・佐田を可愛らしく演じた香川照之、そして満面の笑みでドラマを癒す彩乃役で突っ走った榮倉奈々らキャスト陣はもちろん、小道具やちょっとした演出、それ以外のドラマ世界観などスタッフと共に作り出した。頻繁に更新されるドラマSNSに、公式サイトにも遊び心が盛りだくさん。番組用のアプリも登場し、視聴者から「深山のレシピが見たい」という声が上がれば、きちんと対応する。そんなマメなスタッフの姿勢も確実に高視聴率に貢献したはず。

最終回では、なんともタイムリーな都知事ネタで驚かせ、“糖唐辛子”の飴の袋には“ARASHI”の文字を潜ませる小ネタもたっぷり仕込んで最後まで視聴者を飽きさせなかった。もちろん、深山たちは真剣に真実に向き合い、最終弁論では松本潤の静かな長ゼリフが胸を打った。そんな最終回と最終弁論全文を詳しくご紹介しよう。

■あらすじ
深山(松本)ら刑事事件専門ルームが新たに弁護することになったのは、都内の連続殺人事件の容疑者として逮捕された石川(中丸雄一)。2件の殺害現場に残された毛髪と血痕が彼のモノだったことで逮捕、取り調べ段階で犯行自供。だが、深山と彩乃(榮倉)の接見で、石川は「自分は犯人ではない。検察から連日深夜まで取り調べられているうちに朦朧として調書にサインをしてしまった」と、無罪を主張。深山たちは真実究明に動き出した。

佐田(香川)は、石川のアリバイを主張することに。パラリーガル・明石(片桐仁)と藤野(マギー)が警備会社で土下寝して入手した犯行当時の防犯カメラの映像から、深山を除くみんなで徹底的にチェックしついに映像の中に石川を発見。石川のアリバイが実証できた。
みんなを無視して週刊誌の記事を読んでいた深山は、突然静岡へ。雑誌には、静岡県で起きた女性殺害事件が取り上げられていた。強盗目的だが殺害手口は都内の2件の事件と同じ“心臓を一突き”。記事を書いた清水記者に会い、事件に不自然な点が多いことに気付く深山。

その頃、検事側に突きつけた石川のアリバイが、大友検事正(奥田瑛士)の命令で丸川検事(青木崇高)が犯行時刻の幅を広げたため、無効になってしまった。班目(岸部一徳)は大友に苦言を呈したが聞き入れられるはずもなく、法廷で勝負をつけることに。

佐田は深山を探しに“いとこんち”へ。店にいたのは店主の坂東(池田貴史)と加奈子(岸井ゆきの)。すっかり加奈子の大ファンになっていた佐田は、彼女の在庫CDを全部買い占め。そして帰ってきた深山に「お前の力を貸してくれ」と。ニヤつきながらも深山は佐田に協力することに。彩乃も呼び出し、緊急会議。

一連の事件で、東京の2つの事件はわいせつ目的。静岡は強盗目的。それが捜査をかく乱させるためなのか？同一犯の犯行だと思わせたくないためか？石川に罪を擦り付けるなら同一犯と思わせたほうが効率が良いのでは？行き詰った3人は、被害者に焦点を当てることに。そこに清水記者から“静岡の事件の被害者の遺族から話が聞けることになった”と連絡が入った。

翌日、深山は静岡で被害者家族に会い、被害者が5年前に東京の病院で入院していたことを聞く。そして、東京の被害者にも入院歴があったことを思い出した。一方、佐田と彩乃は石川に接見。佐田は深山を真似て石川の生い立ちまで微に入り細に入り聞きだし、石川が少し前に“人間ドック”を受けた情報も入手。調査の結果、被害者の3人は同じ病院に同じ時期に入院していたと判明。病院の入院記録の入手が急務となるが、それには検察の力が必要。

彩乃は丸山に入院記録をもらえるよう交渉するが、取り合ってもらえない。自分の刑事事件への思い、弁護士としての思いなどを丸山にぶつけた彩乃は、丸山にも検事としての信念が無いのか！恵まれた環境で甘えているままでいいのか！と思いをぶちまけて立ち去った。

その後、彩乃が出社すると受付で“髪の毛の量が多い人が、彩乃宛に封筒を持参したと報告。封筒の中身は、丸山に頼んだ入院記録だった。記録から、事件被害者3人が4人部屋の同室だったことが分かった。もう1人は、現在NYに滞在中で近く帰国する予定。佐田たちは彼女たちの病室で起きた“何か”が、今回の事件の根底にあるのではないかと推理。NYから戻った女性を落合(馬場徹)が法律事務所まで警護して案内。

彼女の証言から、被害者女性のうち中田が、当時の主治医に身体を触られた。激怒した中田が訴えるといい、同室の3人に証言を頼んだと証言。結局、訴えることなく和解したが、その主治医は、当時医者だった高山(神保悟志)都知事だというのだ。
深山も石山が人間ドックを受けた病院へ向かい、石山の血液が高山によって盗み出されていたという事実を掴んだ。

深山らは高山に会いに行き、一つの仮説をつきつけた。その仮説とは…中田に猥褻行為を働いた高山は多額の慰謝料で示談成立。しかし、高山が都知事選に出馬すると知った中田が、高山を脅迫した。このままだと、一生強請られ続けると思った高山は、中田を殺し、過去を知っている女性たちも殺したのではないか、と。そして、発売予定の雑誌記事を見せられた高山はがっくりとうなだれた。

事件解決の目途が付いた班目事務所では、班目が深山を所長室によび、「大介にも、君にも何もしてあげられなかった。余計なお世話かもしれないが、せめて傍において見守ることが僕の役目だと思ったんだ」と、深山をスカウトした理由を明かした。

迎えた結審。高山は都知事辞職に追い込まれ逮捕され、石山に無罪の判定が下された。最終弁論を求められた深山は「特にない」と、答えようとしたが、亡き父を追い詰めた大友が傍聴席に現れたことに気付き、静かに語り始めた。

「この事件は、すでに真犯人がつかまり、その罪をすべて認めているため、石川さんの無実は明らかです。ですので、この事件に関してこれ以上、僕から皆さんに訴えることは特にありません。

ですが、石川さんの無罪が確定しても生活が元通りになるわけではありません。何もなかった平穏な日々を、幸せを、過ぎ去った時間を、取り戻すことは出来ません。誤った逮捕、起訴によってその人の人生は、大きく狂わされてしまうんです。今回の事件は、刑事裁判で最も大きな罪とされる冤罪事件です。

冤罪事件は多くの人を不幸にします。被害者とその家族は、罪なき者を憎み。
ある日突然、身に覚えのない容疑で加害者にされてしまった者は、やり場のない怒りと恐怖を抱え、日常を奪われてしまうのです。そしてその家族は、犯罪者の家族として、世間の非難にさらされる。

日本の刑事裁判における有罪率は、99.9％。なぜ、このような高い数字が出るのでしょうか？それは、国家権力である検察官が起訴を決めた内容は正しいはずである、と誰もが疑わないからです。ですが、本当にそうなのでしょうか？我々は、そこに隠されているかもしれない本当の事実を見逃してはならないのです。

どうか皆さん、目で見て、耳で聞いて、考え、自分の答えを探してください。起こった事実は、たった一つです。

弁護人からは以上です」

自身も父親を冤罪によって奪われた深山の心からの叫びだった。そして言い渡された無罪。石川はその場で泣き崩れた。

丸川は帰る途中、佐田と彩乃で出くわし、「また法廷で会いましょう」と言い残して去っていった。
一方、深山は大友と対峙。直接、検察の怠惰を訴える深山に、「被害者のために加害者を許すわけにはいかない。正義を追い求めなくてはならない」と大友。「何通りもある正義より、事実だけを信じ、あなたの前に立ち続ける」と深山。

今回の冤罪事件は大きな余波を残し、検事の大規模な異動が行われた。大友は頭を抱え、班目は何やら不敵な笑みを浮かべていた。

“いとこんち”では、またもプロレスラーが集まり、深山はスイーツを作る。佐田は自宅で娘と妻に軽くあしらわれている。
班目法律事務所では戸川(渡辺真起子)らが見守る中、佐田と深山がダジャレを言い合い、最近では彩乃までがだじぇれを口にする。パワーアップして団結した班目法律事務所。
そんな中、今日も新たな案件が持ち込まれた。文句を言い合いながらも佐田、深山、綾乃たちは新たな依頼者を助けるため、0.1％の真実を探しに接見に向かうのだった。

■続編を期待！
最終回もギャグ満載で真実究明した深山たち。綾乃の言葉に検事としてのあるべき姿に立ち返った丸川。深山たちにしてやられた大友。だが大友がこのまま黙っているとは思えない。何より、深山の父の冤罪の真実だって明らかになっていない。「99.9」はまだ終わっていない！
“チーム99.9”が一丸となって勝ち取った高視聴率。これで終わりなんてあまりに勿体ない。次にこのチームに会えるのはいつになるのか…。売れっ子キャスト陣だけに、実現には少し時間がかかるかもしれないが、視聴者は99.9％、いや、100％続編を期待しているに違いない。

6月19日に放送したTBS日曜劇場「99.9―刑事専門弁護士―」最終回は、TBS FREEにて7日間限定無料見逃し配信中。

◇99.9％－刑事専門弁護士－│TBS

【2016年春ドラマ一覧】　【関連記事・各話のあらすじ 】