「テバク」(原題)第16話:母との対面に戸惑うテギル!ツツジの花の意味は?あらすじ見どころ、予告動画
ついにテギル(チャン・グンソク)が自らの出自を知った!戸惑いながらも母・淑嬪崔氏(ユ・ジンソ)と対面するテギル!そして、父・粛宗(チェ・ミンス)からの新たな命令でヨニン君(ヨ・ジング)と共にイ・インジャ(チョン・グァンリョル)逮捕に向かうが…明日7月9日(土)KNTV放送「テバク」第16話の詳しいあらすじとみどころ、ドラマ視聴に役立つ(豆知識)などをご紹介!予告や特報動画はKNTVスペシャルサイトで公開されている。
「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、【「テバク」を2倍楽しむ】では、ドラマのあらすじと見どころ、キャストの魅力やインタビュー、豆知識などと一緒に、時代背景や年表などまとめて紹介している。
■キャスト⇒相関図(番組公式サイト)
ペク・デギル役:チャン・グンソク
延礽君/21代王・英祖役:ヨ・ジング
李麟佐役:チョン・グァンリョル
19代王・粛宗役:チェ・ミンス
タムソ役:イム・ジヨン
ポクスン/淑嬪崔氏役:ユン・ジンソ
ナム トッケビ(ナムおばけ)役:イム・ヒョンシク
キム・チェゴン役:アン・ギルガン
世子/20代王・景宗役:ヒョヌ
■第16話
イ・インジャがテギルに、父親がマングムではなく王の粛宗だと教え、テギルは衝撃を受ける。
その頃、ヨニン君はすっかり様変わりしたタムソと再会。「なぜ暗殺者となってしまったか」と聞くヨニン君。「わたしをこんな風にしたのはヨニン君」だというタムソに、ヨニン君は…。
粛宗は、テギルとヨニン君を呼び出し、「汚名は晴らしたが約束の時間に戻らず、犯人も死なせ、王との約束を守れなかった。罰を受けるか王命に従うか」と問い、従うという二人に、逆賊チョン氏に会ったインジャを捕えろと命令を下す。
退出しながら話すテギルとヨニン君。インジャから全てを聞いたといい、俺が兄だというテギルに、「“兄”とは呼べない。王宮では私の身分が上だ」とヨニン君。それでもテギルを淑嬪崔氏の元へ連れていく。母として初めて対面した我が子の前で感涙する崔氏は、「許してくれ」と手を握るが、思わずその手を引っ込め、混乱しているからと退出する。
一方、テギルの師キム・ジェゴンが入宮したという情報を入手したインジャは、ついにその時が来たかと考え、チョン氏に会いに行く。だが、すでにテギルが手をまわしており、その場で捕えられる。一方、ムミョン、ファン・ジンギ、月香楼の女主人も捕える。鞠問の場でヨニン君が読み上げる罪状をインジャは反論。そして、逆賊チョン氏と会っていたのは、彼を捕えるためだった、とうそぶく。その場に粛宗が現れ、チョン氏の正体を聞くが、答えないインジャを「2日後の正午に凌遅刑(手足を斬り落とす)の極刑にせよ」と命令。
これについては便殿で話し合うが、少論のキム・イルギョンが剣も抜いておらず、証拠の絵だけでは謀反とは決められないと。この言葉に激昂した粛宗は、2日後の処刑を改めて言い渡す。
崔氏はインジャの獄舎を訪ねる。病に冒されている崔氏に、「2人の息子が互いの心臓に剣を向けるのをあの世で見守るように」というインジャ。その言葉に一瞬たじろぎながらも、インジャを「人でなし」と呼び、「お前の首が刎ねられるのを笑顔で見守る」、と立ち去る。
インジャは、ホンメを使って策を講じるが、うまくいかない。そこで、最後の切り札を使うことにする。養父マングムを殺害した理由を訊きに来たテギルに、最後の切り札である一言を告げる。驚くテギルは…。
■見どころ
前回はチャン・グンソクのアクションがたっぷり見られたが、今回は表情の演技に注目。粛宗が実父だと聞いて驚きのあまり放心状態のテギル、師父・ジェゴンとの再会に大喜びしたり照れたりのテギル、そして母と知った崔氏との対面。母の涙の前にチャン・グンソクはどんな表情でテギルを演じるのか…さまざまなチャン・グンソクの表情をお楽しみに。崔氏役のユ・ジンソの涙をこらえようとして、思わず嗚咽を漏らしてしまう演技も絶品。お見逃しなく。
一方、粛宗役のチェ・ミンスが相変わらず怖い。特に便殿で机をひっくり返して激昂する姿は、その場のみんなを震え上がらせる。
ところで、今回簡単にインジャ一派を捕えることができたのは、テギルが粛宗に謁見した時に告げたある一言。果たして、テギルはなんと言ったのか?
そして、最後にインジャがテギルに告げた最後の切り札とは?
■豆知識:ツツジの花に込めた意味は?
キム・ジョンリョルと名乗るチョン氏のことを考えるインジャが、ホンメ相手に“ツツジの花=진달래/チンダルレ”について次のようにいう。
「초척화(チョチョッカ)とも言う。蜀(초)の国の望帝が臣下の謀反で国を失い、ほととぎすになったという言い伝えがある。それでこのチョチョッカは“王の血の涙を象徴する花”とも言う」と語っている。回想シーンでもチョン氏が、謀反を象徴するように「チョチョッカ酒は最高」と言っている。
何やらわかりにくいが、これには次のような故事からきているようだ。
「古代中国(蜀)に災害が襲った時、宰相が水害を鎮めた。第4代君主であった望帝杜宇は宰相の妻と不義があったので帝位を譲って隠遁せざるをえなかった。後になって復位を望んだが人心はこれを許さなかった。杜宇は、死後杜鵑(ホトトギス)となって啼き民に農期を知らせたが、悲嘆に血を吐きつつ山野を赤く染めた。そしてその花を杜鵑花(ツツジ)というようになったと。
「テバク」は、こうした深い意味を持つ台詞が多くあり、なかなか難しいところもあるが、知れば、ドラマが2倍楽しめる。
元々ツツジの花は庶民の花として韓国では広く愛されて詩歌にも歌われている。日本統治時代の詩人・金素月(キム・ソウォル)が1922年に発表した「진달래꽃 チンダルレコッ」(ツツジの花)~♪は、現代も多くの人に愛されている。
【作品詳細】【「テバク」を2倍楽しむ】
◇KNTV
◇KNTV「テバク」(原題)番組公式サイト
2016.05.15スタート 土・日20:45-22:00 日本初放送
◇「テバク」スペシャルサイト