リオ五輪で勝つ!ミズノ、アシックスなどスポーツメーカー水面下の攻防に迫る!「ガイアの夜明け」予告動画

2016年8月、リオ五輪開幕!スポットライトを浴びる選手たちの裏で、スポーツメーカーもしのぎを削っている!「ガイアの夜明け」では、素材を工夫して最新の用具を開発するメーカーに密着し、華やかな祭典の舞台裏で繰り広げられる、もう一つの闘いを追う!番組公式サイトで予告動画が公開されている。
オリンピックの試合は世界中に中継されるため、契約している選手が活躍すれば大きな宣伝効果となる。スポーツメーカーにとってこれほどの宣伝はない。そこで、少しでも選手の記録を伸ばそうと、五輪直前までシューズや用具などの改良が行われる。
今夜の放送では、今年3月、バドミントンの全英オープンを制した奥原希望選手と契約しているミズノと、男子短距離界のエース、桐生祥秀選手と契約しているアシックスなどスポーツメーカーの水面下の攻防に迫る。
【ミズノのカーボン技術が作る!金メダル候補のラケット】
今年3月、バドミントンの全英オープンを制した奥原希望選手。女子シングルスで日本人が優勝するのは39年ぶりの快挙となり、リオデジャネイロ五輪でも金メダルの期待がかかる。その奥原選手と2015年10月から契約しているのがミズノだ。野球やゴルフ、水泳など、さまざまなスポーツ用品を開発する総合スポーツメーカーだが、バドミントンは後発。リオ五輪で奥原選手が使用するラケットを新たに開発することで、巻き返したいと考えている。
ミズノのバドミントン担当は三宅達也さん。日体大でバドミントン選手として活躍した経歴をもつ。三宅さんは早速、奥原選手の要望を聞きながら、技術陣とラケットの開発に乗り出した。使うのはカーボンという素材。ミズノではゴルフのシャフトやテニスラケットの素材として、古くからカーボンを開発してきた。織り方や形成などで日本屈指の技術を誇り、ETCバーやカシオのGショックのベルト、トヨタの燃料電池自動車のタンク部分など、最近ではスポーツ用品以外にもミズノのカーボン素材が使われているほどだ。番組では6カ月以上にわたり、三宅さんのラケット開発に密着。しかし、三宅さんが何度試作のラケットを渡しても、奥原選手は納得してくれない。刻一刻と迫る五輪本番。執念のものづくりに迫る。
【アシックスが作る“これまでにない”シューズ】
男子短距離界のエース、桐生祥秀選手と契約しているのが、日本のスポーツメーカー最大手のアシックスだ。陸上選手向けの用具の開発を担当するのは、靴職人の田崎公也さんと素材担当の谷口憲彦さん。2人はこれまでにないシューズを作ろうと、「東レ」と手を組み、新素材を使った開発に乗り出した。特徴は「バネのように伸びる生地」。短距離用のシューズに求められるのは「軽さと強度」。一般的にアッパーと呼ばれる足の甲に当たる部分は、合成皮革を重ねて縫い合わせる。しかし、今回アシックスは、1枚で補強を必要としない「強度」を実現。パーツ数を大幅に減らすことなどで、およそ10パーセントの軽量化に成功した。わずかの軽さが記録につながる短距離界に革命をもたらすことができるのか?新シューズの開発に密着。そのシューズで本番に挑む桐生選手。日本人初の9秒台に挑む!
【男子100mの新星現る!】
アシックスがサポートする桐生選手に日本人初となる9秒台の期待がかかる中、ライバルとして突如現れたダークホースがいる。ケンブリッジ飛鳥選手。世界記録保持者ウサイン・ボルトを生み出したジャマイカ出身で、日本人の母とジャマイカ人の父をもつ。そのケンブリッジ選手のスパイクを作るのは、アメリカの新興スポーツメーカー、アンダーアーマーだ。ここ数年で急成長し、売り上げ規模はいまやプーマを抜き世界3位に躍り出ている。海外展開に力を入れ、プーマに追いつく勢いだったアシックスにとっても、新たに出現したライバルだ。桐生選手とケンブリッジ選手の戦いは、いわばアシックスとアンダーアーマーの代理戦争。共にリオ五輪出場を決めた2人。舞台裏の攻防を追った。
【取材先】
・アシックス
・東レ
・ミズノ
・ドーム(アンダーアーマーの日本総代理店) ほか
【案内人】江口洋介
【ナレーター】杉本哲太
【同時放送】TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ
【放送日時】 2016年7月12日(火)22:00~22:54
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