新・日曜劇場「仰げば尊し」実在のモデルと吹奏楽部は?」主題歌はBUMP「アリア」!予告動画

2016年07月13日13時38分ドラマ

TBS系ドラマ、日曜劇場「仰げば尊し」がいよいよ17日スタートとなるが、ドラマは実在の指導者・中澤忠雄氏と神奈川県立野庭高校吹奏楽部をモデルにしている!また、主題歌には「BUMP OF CHICKEN」の「アリア」が起用されることも発表された!ドラマ放送前に、実在のモデルと主題歌について紹介、ドラマ公式サイトで予告動画が公開されている。

同ドラマは横須賀を舞台に、“音楽の甲子園”を目指す吹奏楽部の顧問と生徒が起こす「奇跡の物語」で、主人公である元プロのサックス奏者に寺尾聰、その娘役を多部未華子が演じる。

■実在のモデルは?
モデルになっているのは神奈川県立野庭高校の弱小吹奏楽部。劇中寺尾聡が演じたのは、プロのチューバ奏者のキャリアを自動車事故で断念した、中年の音楽家・中澤忠雄さん。
中澤は、フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団でチューバ奏者として活躍していたが、交通事故に遭ってしまいプロの演奏家としての活動を断念し、音楽教室を開いていた。
ところが、野庭高校吹奏楽部の部長に請われて、指導を引き受けることに。県立の弱小吹奏楽部は、部員たちのチームワークもバラバラで演奏以前の問題を多く抱えていた。中澤は妻・信子の協力の下、そんな吹奏楽部の問題を一つ一つ、生徒たちとぶつかり合い、助け合って乗り越えていき、徐々に気持ちを一つに…。
そして指導開始からわずか一年後、野庭吹奏楽部は初めて地区大会を突破。さらに県大会、関東大会と勝ち進み銀賞を受賞。無名高校の銀賞受賞に関係者たちは衝撃を受けるが、驚いたのはその翌年!
1993年3月、野庭吹奏楽部は、念願だった全国大会に出場し、初出場でいきなり金賞を受賞した。
当時の演奏動画がYouTubeで公開されている。⇒1993年_第41回全日本吹奏楽コンクール_課題曲Ⅳ/マーチ・エイプリル・メイ 野庭高等学校吹奏楽部

残念ながら中澤は吹奏楽部から引退し、1996年8月18日、享年61歳、胃がんで亡くなった。
そして、少子化の影響で2003年には野庭高校は横浜日野高校と合併し、神奈川県立横浜南陵高校となり、奇跡の野庭高校・吹奏楽部はなくなってしまった。中澤を支え続けた妻・信子もその翌年、OBに「野庭高校・吹奏楽部の音楽を残したい」と希望を託して亡くなった。OBたちは、「おくさん」と呼んでお世話になった信子の死をきっかけに音楽サークル「ナガザワ・キネン野庭吹奏楽部」を結成し、「野庭の音」を引き継いだ。⇒「ナガザワ・キネン野庭吹奏楽部」HP

この奇跡の実話は『ブラバンキッズ・ラプソディー―野庭高校吹奏楽部と中澤忠雄の挑戦』『ブラバンキッズ・オデッセイ』として書籍化された。ドラマ「仰げば尊し」はこれに脚色を加えたオリジナルストーリーとなる。

仰げば尊し■主題歌はBUMP OF CHICKENの「アリア」
2012年9月の「firefly」以来のドラマ主題歌となるBUMP OF CHICKENが歌う主題歌の「アリア」は、軽やかで疾走感のあるリズムとベルの響き、流れるようなギターリフが秀逸な楽曲。
注目ドラマの主題歌を担当することになったメンバーは「いつも通り自分たちのベストを尽くしてやらせていただこうと思いました。僕たちにも友人や周りの人たちに支えられた学生時代があったので、このドラマがどのようなストーリーで展開されていくのかとても楽しみにしています」とコメント。

同ドラマに寺尾、多部のほか、石坂浩二、真剣佑、村上虹郎、石井杏奈(E-girls)、北村匠海(DISH//)、太賀、佐野岳らが出演。17日の初回は25分拡大で放送される。

TBS日曜劇場「仰げば尊し」は、2016年7月17日スタート。主演は寺尾聰、共演は多部未華子、尾美としのり、升毅、石坂浩二ほか。真剣佑、 村上虹郎、石井杏奈(E-girls)、北村匠海(DISH//)、太賀、佐野岳、矢本悠馬、健太郎、藤原薫、水上京香、岡崎紗絵ら期待の若手俳優が多数出演する。

TBS日曜劇場「仰げば尊し」番組公式サイト

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