「テバク」(原題)第20話:第20代王・景宗誕生!テギルの決心!三急手説って?あらすじ見どころ、予告動画

2016年07月23日07時07分ドラマ
©SBS

ついにユン世子(ヒョヌ)が第20代王・景宗に!イ・インジャ(チョン・グァンリョル)は朝廷を掌握した少論派を操り、老論潰しとヨニン君(ヨ・ジング)排除に動き出す!一方、テギル(チャン・グンソク)の血筋と民からの信頼の厚さにテギルが王位を狙っているのではないかと疑うヨニン君は…7月23日(土)KNTV放送「テバク」第20話の詳しいあらすじとみどころ、ドラマ視聴に役立つ(豆知識)などをご紹介!予告や特報動画はKNTVスペシャルサイトで公開されている。

「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、【「テバク」を2倍楽しむ】では、ドラマのあらすじと見どころ、キャストの魅力やインタビュー、豆知識などと一緒に、時代背景や年表などまとめて紹介している。

■キャスト相関図(番組公式サイト)
ペク・デギル役:チャン・グンソク
延礽君/21代王・英祖役:ヨ・ジング
李麟佐役:チョン・グァンリョル
19代王・粛宗役:チェ・ミンス
タムソ役:イム・ジヨン
ポクスン/淑嬪崔氏役:ユン・ジンソ
ペク・マングム役:イ・ムンシク
ナム トッケビ(ナムおばけ)役:イム・ヒョンシク
キム・チェゴン役:アン・ギルガン
ユン世子/20代王・景宗役:ヒョヌ

■第20話
ユン世子が朝鮮第20代王に即位(景宗)。感無量というイ・インジャに、幼い頃に守ってくれれば玉座を渡してもいいといった時に、気持ちだけでいい、一生仕えるといった約束に間違いないかと念押しする景宗。

一方、獄舎のチョン・ヒリャンに会ったテギルは、彼を興奮させて、インジャと交わした謀反の証拠になる血判状があると確信する。テギルがそれを探せるかどうかの賭けをする。
ヨニン君はインジャに言われた“三宗血脈”という言葉と民のテギルへの信望が気になり、射場でテギルに賭けを持ちかける。勝てば酒をおごり願いを一つ聞いてやる、だが負けたら本音を吐露しろと。臣下として負けるべきか、または兄として負けてやるべきかと悩んがテギルだったが、願いを聞いてもらうために勝利。酒席で、「玉座に興味がないといい、オレを信じてくれ」と願いをいうが…。テギルは失うもののない自分と違って、失うものが多いヨニン君を心配する。

インジャもまたヒリャンに会いに行く。名分がないので獄舎から出してやれないというインジャに、命綱の血判状は出せないとヒリャン。インジャは、彼がホンメに渡したと見当をつける。
賭博場にやって来たインジャは、ホンメに血判状を出すようにいい、明日まで時間をやると立ち去る。ペク・マングムに連絡を取ったテギルは、マングムの仲間たちからインジャがホンメに会ったという情報を得る。
宮廷にやって来たインジャは、テギルを見かけ、王になる準備をするようにいい、偶然来合わせたヨン君は二人に冷たい一瞥をくれて立ち去る。

景宗に呼ばれたテギルは、功を立てたテギルを取り立てるというが、テギルは、ヒリャンと共に謀反を働こうをしたインジャを捕まえることができなかったので、その資格がないと断る。そして、インジャを捕えるためにヒリャンの刑を伸ばしてほしいと頼む。

一方、インジャも景宗に謁見し、ヨニン君を世弟にしてはどうかと提案する。
インジャが睨んだ通り、老論の重臣たちは、景宗の体が弱いことと後継ぎがいないことを理由に世弟の冊封を論じていた。その場にインジャが現れ、キム・チャンジプに、自分が力を貸してあげましょうといって立ち去る。
次の朝会の場でチャンジプが持ち出す前に景宗が「世弟冊封」を先に言い出し、あっさりとこれを認める。

その頃、賭博場ではインジャの命を受けたムミョンが、血判状をもらいにホンメを訪ねる。ホンメの差し出した血判状を受け取り、用なしとなったホンメを殺害しようとするが、すんでのところでテギルが助ける。ホンメは血判状をろうそくの火に近づけ燃やしてしまう。血判状が燃えたのを確認したムミョンはその場を去り、インジャに報告する。

後日、ヨニン君を世弟に冊封する儀が行われる。一方、テギルはマングムに会うためにとある集落へ向かう。集落では大勢の人がテギルを歓待し、握手を求める。マングムは笑顔でテギルを出迎え、ここにいる者たちがすべてテギルに助けてもらった人々で、テギルの民となる人たちだと教える。テギルは改めて王になる気はないという。それでもテギルが王になる運命だと言いながら、マングムはインジャの相棒である湖南の朴氏を追っていると打ち明ける。

テギルはヨニン君に世弟冊封の祝いを述べ、「民が望んでも王位に就くことを拒めるか」と聞かれたヨニン君の問いに答えを出す。「民が差し出す手を拒むことはできないが、それは玉座でなくてもいい。自分の場所で民を世話する」といい、改めて王になる気はないことを告げる。ヨニン君はテギルを信じることに。テギルは心の中で、弟を必ず守ると母に約束する。

そんな中、気勢にのってヨニン君の代理聴政を勧めようとしていた老論の3人の大臣は、キム・チャンジプに急ぐべきではないとたしなめられたにも関わらず、内緒で代理聴政についての上疏を提出する。すると、景宗は、どれだけ譲歩しなくてはならないのかと、烈火のごとく怒る。これこそがインジャの狙いだった。
インジャは追い打ちをかけるように少論と打ち合わせをする。そして、老論のモク・ホリョンを呼び入れ、王を殺す3つの方法“三急手”を話し、彼に老論を告発させる。
モク・ホリョンの告発を信じた景宗は、剣を手にヨニン君の元へ。景宗はヨニン君に剣を突きつけ、本当に謀反を企てたのか、と問い詰め、ヨニン君に向けて剣を振り下ろそす!その時…。

■見どころ
今回の見どころは、テギル(チャン・グンソク)の“優しい兄ぶり”に尽きる。失うものの何もない兄・テギルが、失うものの多すぎる弟・ヨニン君(ヨ・ジング)のために命さえ投げ出す、健気な兄ぶりに拍手喝さい。あわせて、ヨニン君の心の迷いと変化にも注目。
ところで、ムミョンの前でホンメが血判状を燃やしたが、一瞬テギルを見たホンメの表情に注目しよう。
また、テギルの養父ペク・マングムが追っているといった“湖南の朴氏”とは、第19話の中盤、インジャがチョン・ヒリャンと血判状を交わす時に話題に上った人物。

■豆知識:三急手説って?
三急手説とは王を殺害するための次の3つの手法のこと。
・大急手=テグプス(刀で殺害)
・小急手=ソグプス(薬を使って毒殺)
・平地手=ピョンジス(謀議で廃位)つまり粛宗の教旨を偽造・執行。

景宗を擁護する少論は、この期に老論派勢力を大々的に粛清するために、景宗即位2年目の1722年3月に睦虎龍(モク・ホリョン)に、“壬寅獄事”(イミンオクサ)を起こさせた。
これは「三急手説を使って王を排除しようとの謀議があったと告発させたのだ。睦虎龍は、庶子出身で風水学を勉強して地相をみる地官になった人物。野心家の彼は、風水学を利用して老論派に接近し、最初は世弟(ヨニン君)側についていたが、政局が少論優勢となると、老論派を裏切ってそうした陰謀の事実を告発した。これにより老論派は大打撃を受け、老論四大臣が自決させられ、最終的には173人もの人が粛清された。(参考:朝鮮王朝実録 【改訂版】「第26代 景宗実録」より)

今回は、こうした正史に残る事件を、インジャが裏で糸を引いていたとして、つじつまを合わせている。

kandoratop【作品詳細】【「テバク」を2倍楽しむ】

KNTV
KNTV「テバク」(原題)番組公式サイト
 2016.05.15スタート 土・日20:45-22:00 日本初放送
「テバク」スペシャルサイト