「パンチ」は、リングで亡くなった兄に捧げる美少女ボクサーの“スポ根&恋物語”!

2009年06月16日19時09分ドラマ
(C)SBS, SBSi All Rights Reserved.

リングの上で亡くなった兄の遺志を継いで、女子プロボクサーを目指す少女の成長と恋を描いたドラマ「パンチ」を、株式会社ショウタイムのKoreanTimeが配信開始した。

唯一の家族である兄がリングに倒れて、ひとりぼっちになってしまった少女ユビンは、兄の思い出を避けて暮らしてきた。しかし二人の男性との出会いが彼女の人生を変えた。ひとりは、ボクシング・コーチのハンセで、もうひとりは広告会社社長のソンウ。女子プロボクサーを目指して新たな人生を歩み出すことにしたユビンだったが、兄の最期の対戦相手を知ったとき…。

ヒロインのユビンを演じたのは、「美しき日々」「魔王」のシン・ミナ。彼女を先に「魔王」で知った韓ドラファンには、ボクサー役の彼女に驚いたかもしれないが、この「パンチ」の方が先に制作されたドラマで、激しいボクシング・シーンにも一度も音を上げず演じた彼女は、この作品以降、体育会系美少女のイメージを定着させている。女子ボクサーといえば、クリント・イーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベイビー」を思い出すが、彼女は、ヒラリー・スワンクに負けないくらい強く、可愛いいボクサーを演じている。シン・ミナは、「猟奇的な彼女」「僕の彼女はサイボーグ」で知られる恋愛映画の巨匠、クァク・ジェヨン監督の最新作「最強☆彼女」の主演に抜擢されたが、この作品での彼女の熱演が評価された結果かも知れない。

ユビンをコーチするハンセを演じるのは、「カンナさん大成功です!」のチュ・ジンモ。彼は元々大学の体育科に在籍していたほどのスポーツマンで、今回のハンセ役にはうってつけの俳優で、しかも、チョ・インソンとの共演で話題になった映画「霜花店」で、そのモムチャン(肉体派)ぶりも実証済だ。

もうひとり重要な役の広告会社社長ソンウを演じているのはソン・シギョン。彼は、やさしい雰囲気と甘い歌声で女性に大人気の歌手で、ヒット曲に「初めてのように」「微笑み天使」などがある。彼は、この作品で俳優デビューを果たした。

日本では、先ごろプロレスラーの三沢光晴がリング上で倒れ、死亡するという悲しい事故があり、格闘スポーツの厳しさを改めて思い知らされたが、奇しくも、ドラマ「パンチ」でも、ヒロインの兄がリングに倒れ、帰らぬ人となっている。この作品では、闘う本人の厳しさだけでなく、支える家族の厳しさや辛さも感じられるドラマに仕上がっている。

◆ 「パンチ」 2003年/全16話(日本語字幕付) 放映:SBS
・利用料金:第1話 無料、第2話~ 1話210円/3日間※5話パック価格もあり。
・配信ビットレート:768kbps、2Mbps
ショウタイム「パンチ」視聴