マイケル・ジャクソンの死を、韓国マスコミが本人コメントと映像たっぷりの動画ニュースで報道!

2009年06月26日17時24分芸能

「マイケル・ジャクソン死亡!」にわかには信じがたい彼の死が、お隣の国、韓国のマスコミでもトップニュースでいくつも伝えられ、これが誤報でないことを実感させられた。韓国Y-STARでは、マイケルのあまりにも早すぎる突然の死を、元気な姿がたっぷり収録された動画ニュースで報じている。このニュースには、2007年の訪日で、日本ファンへ感謝のコメントを述べた懐かしい映像も収録されている。世界中の音楽ファンから愛されたマイケルの死を悼みながら、在りし日の彼を偲びたい。

*** 以下、記事翻訳 ***

ポップの皇帝マイケル・ジャクソンが、25日心臓まひで死亡した。5歳の時から歌手生活を始めて40年を以上トップの座を守ってきたマイケルジャクソンの死亡の知らせに、今、全世界のポップ音楽のファンは大きな悲しみにくれた。

[リポート]
アメリカポップ界の皇帝、マイケル・ジャクソンが心臓まひでこの世を去った。海外芸能ニュースサイトであるTMZ.comの報道によれば、マイケルジャクソンは現地時間25日午後、自宅から心臓まひの症状で死亡したと明かされた。緊急救助要請を受けて医療陣が出動した当時、彼はもう息をしていない状態で、心肺蘇生を試みた後病院に移送されたが、結局死亡したと伝えられた。

マイケル・ジャクソンの死亡の知らせにアメリカは勿論、全世界のマスコミが一斉に騒然となった。2007年、日本で公演した当時でもマイケル・ジャクソンは健在ぶりを誇示していた。

[インタビュー:マイケル・ジャクソン]
美しい夜です。今日このすべてのイベントとここに来られた方々に心より感謝します。

1分会うのに320万ウォンも支払わなければならないファンミーティングにもかかわらず、マイケル・ジャクソンを見るため、これほど多くのファンが集まった現場、これに対してマイケル・ジャクソンも感謝の気持ちを積極的に表現したのだ。

[インタビュー:マイケル・ジャクソン]
そして、個人的に言っておきたいことは、私を、日本でのアルバム販売数1位にしてくれたことを感謝します。今夜心から皆さんに感謝を示し、そして愛しています。

1958年生まれのマイケル・ジャクソンは、五歳の時から兄弟たちとで構成された5人組みグループ、ジャクソン・ファイブでボーカルを担当し、歌手活動をして来た。1979年「Off the Wall」の成功以後、1980年代の初め「スリラー(Thriller)」と「Billie Jean」「ビートイット (Beat It)」などが大ヒットし、自他共に認める最高のポップシンガーに成長した。

これまで、マイケル・ジャクソンの名前で発売されたアルバムは、全世界でおおよそ 7億5,000万枚の大記録を打ち立てた。歌手、作曲家、プロデューサー、振付師など多方面で最高の実力を認められて権威ある音楽授賞式であるグラミー賞をおおよそ13回も受賞したマイケルジャクソン。しかし、派手な生活の裏側には暗い影もあった。マイケル・ジャクソンを最も長く苦しめてきた執拗な問題は、ズバリ整形手術だ!

最近では鼻の手術の副作用で、スーパーバクテリアに感染したという報道もあった。さらにマイケル・ジャクソンが肌が白く変わる白斑症、あるいは皮膚癌にかかったはずだという疑惑に包まれたもしていた。また、マイケル・ジャクソンは、1993年から児童セクハラ疑いで起訴されて物議をかもした。

これに対してマイケル・ジャクソンは、自分は潔白だと重ねて無罪を主張して来た。

[インタビュー:マイケル・ジャクソン]
私はアメリカの正義のある法を信じます。私の真実を信じてくださって、裁判で私が勝利するように祈ってください。すべてのアメリカ人たちのように、私も正当な裁判を受けられるはずだと信じます。真実が明かされる時、私の潔白も明かされるでしょう。ありがとうございます。

結局大部分の事件が無嫌疑として処理されたが、児童セクハラの疑いによって彼のイメージは大きく傷ついた。繰り返された結婚と離婚もマイケル・ジャクソンには致命傷を与えた。1994年、エルビス・プレスリーの娘と結婚して話題をさらったわずか2年で破鏡を迎えた。以後、マイケル・ジャクソンは自分の面倒を見てくれた看護婦と結婚し、2人の子供を授かった。しかし、2人共実子ではないという噂に苦しめられた。

かと思えば、マイケル・ジャクソンは、ミュージシャンとして大きく成功したにもかかわらず、金遣いが激しく数億ドルの借金で困ってきたと知られている。しかし、もう一度の飛躍を夢見ながら、来る7月13日、イギリスロンドンでカムバックコンサートを開く予定だったマイケルジャクソン。このため、LAで数ヶ月の間練習して来たという。

1997年ヒストリーコンサート以後、12年ぶりのワールドツアーだっただけに、ファンの期待感も大きかったが、結局マイケル・ジャクソンは二度と舞台に上がることはできなくなった。輝く栄光を後にして、あっけなくこの世を去ってしまったマイケル・ジャクソンの死の前に、今、全世界のファンは衝撃から抜け出せないでいる。

Y-STAR「ポップの皇帝マイケル・ジャクソンの屈折の多かった人生」