「六龍が飛ぶ」は<根の深い木>のプリクエル(前編)!ドラマの時代背景をドラマと一緒に辿る!予告動画

2016年11月13日08時00分ドラマ
©SBS

朝鮮王朝建国の歴史を新たな角度から描き出した「六龍が飛ぶ」は、腐敗した高麗で新たな理想国家を建てるため立ち上がった6人の生き様をアクションやロマンスたっぷりのエンターテインメント作品!歴史を知らなくても十分に楽しめるが、その時代背景を知ればドラマが2倍楽しめる!当時の歴史を他の韓国ドラマと一緒に辿ってみよう!公式サイトで予告動画が公開されている。

「六龍が飛ぶ」は、朝鮮王朝の初代王・李成桂(イ・ソンゲ)、建国功臣の鄭道伝(チョン・ドジョン)、李成桂の息子で後に第3代王・太宗(テジョン)となるイ・バンウォンという実在の人物に、個性豊かな想像上のキャラクターを加え、朝鮮建国の歴史を壮大なスケールで描いた作品。

六龍

ドラマの舞台となったのは、政治的な駆け引きや陰謀が渦巻く高麗から朝鮮への王朝交代期。
以下、ドラマの年表(「●ドラマの年表:統一新羅~高麗時代」「●ドラマの年表:朝鮮王朝時代」)を参考にしながらお読みください。

■武人が切り開いた高麗王朝
【武神】(全56話)ドラマ紹介(C)MBC 2012 All Rights Reserved.高麗時代は、後高句麗の武将・王建(ワンゴン)によって918年に建国され、その後1392年まで続いた王朝。仏教を国教とし、最高級とされた高麗青磁によって世界各地で高麗の名が知れ渡った。これが現在の“コリア”の由来とも言われている。
936年に半島の統一を果たしたが、1170年、文臣に抑圧されていた武臣たちが反乱を起こし100年にも及ぶ武臣政権の時代が始まる。
※このあたりを舞台にしたドラマに「武人時代」「武神」がある。

■高麗王朝とモンゴルからの二重収奪に苦しむ民
13世紀に入ると巨大帝国を築いたモンゴル(元)の侵略で高麗は服従を余儀なくされ、元の王女を正室に迎えて王位を継承することになってしまう。1270年には100年続いた武臣政権も崩壊し、民衆は高麗王朝とモンゴル(元)からの二重の収奪に疲弊。
奇皇后(C)Lee Kim Production/MBC14世紀になり元が衰退し、これに乗じて高麗31代・恭愍王(コンミンワン)が再興を図ったが、結局は混迷した政局を立て直すことができないまま、王妃魯国(ノグク)公主の霊殿工事と恭愍王の狂気によって高麗はますます沒落。
※この時代を背景にして舞台を元に移したのが「奇皇后-ふたつの愛 涙の誓い-」、現代と高麗をタイムスリップする「シンイ-信義-」などがある。「シンイ-信義-」で恭愍王をリュ・ドクファン、魯国公主をパク・セヨンが演じた。
そして、「六龍が飛ぶ」が始まるのもこの時代からだ。

■疾風怒濤の王朝交代期
【シンイ-信義-】(全24話)ドラマ紹介(C)The Great Doctor LLC and Master Works Ltd. Licensed by TOUCHSKY Ltd.弱体化する王朝で頭角を現したのは、数々の戦功で活躍した高麗の武将・李成桂(イ・ソンゲ)。一方、王朝は中国統一した明の圧力を受けるようになってしまう。1388年、李将軍は、勢いを増してきた明を抑えるべく、32代・禑王(ウワン)と武将・崔瑩(チェ・ヨン)から元への出兵の命令を受けるが、この命令を決行すると見せかけて、鴨緑江(アムノッカン)・威化島(ウィファド)で軍を引き返し、王都・開城を攻めるというクーデターを起こした。世にいう「威化島回軍(ウィファドフェグン)」だ。
※「六龍が飛ぶ」の中盤。同じ時代を描いたドラマに「辛旽(シンドン)」「シンイ-信義-」などがある。「シンイ」でイ・ミンホが演じたのがチェ・ヨンだ。

■理想の国を目指した易姓革命
実権を握った李将軍は王権を握ろうとした。疲弊しきった王朝の国家財政を立て直すべく、鄭道伝(チョン・ドジョン)をブレーンに、奴婢の開放や田制改革を通して民心をつかみ、1392年高麗王朝最後の恭譲王(コンヤンワン)から王位を受けるという形で王位についた。そしてこれまで構想していた【龍の涙】(全159話)ドラマ紹介(C)2008 KBS. All rights reserved理想の国づくりをするため国号を“朝鮮”とし、自らが太祖となって500年続く朝鮮王朝の骨格を作った。こうして王(ワン)氏から李(リ)氏の時代へと代わった。この様に“姓”が変わったこの革命を“易姓革命”と呼んでいる。“易姓革命”については「武人時代」第11話-15話で詳しく説明。
※「六龍が飛ぶ」の中盤以降がこのあたり。同じ時代を背景にしたドラマに「龍の涙」「大風水」「鄭道伝<チョン・ドジョン>」がある。
上の3作で李成桂を演じたのは、キム・ムセン、チ・ジニ、ユ・ドングン。ちなみにユ・ドングンは「龍の涙」ではイ・バンウォンを演じた。

■後継問題で揺れる朝鮮王朝
太祖は8人の王子がいたが、長男は1393年に病死。順当にいけば次男だが、太祖は寵愛する継妃の子で八男にあたる幼い息子を世子(後継者)にしようとした。これに異を唱えたのが野心家の五男・【チャン・ヨンシル~朝鮮伝説の科学者~】(全24話)ドラマ紹介Licensed by KBS Media Ltd. (C)2016 KBS All rights reserved.李芳遠(イ・バンウォン)。彼は、国家プランの立案者の鄭道伝や世子・八男を殺害。次男・定宗が王位に就いたが在位2年で王位を降りたために李芳遠が第3代王・太宗となった。
※「六龍が飛ぶ」の終盤、主人公のイ・バンウォンが苦しみ狂気に突き進むのがこの時代。同じ時代を背景にしたドラマに「龍の涙」「大王世宗」「チャン・ヨンシル~朝鮮伝説の科学者~」「イニョプの道」などがある。
若手演技派俳優のユ・アインが演じた太宗=李芳遠(イ・バンウォン)を演じたのは、「龍の涙」がユ・ドングン、「大王世宗」と「チャン・ヨンシル」では同じキム・ヨンチョル、「イニョプの道」ではアン・ネサンが演じている。

■「六龍が飛ぶ」は「根の深い木」の前編?
【六龍が飛ぶ】(全50話)ドラマ紹介©SBS太宗は王権の強化を図り、それを阻むものは功臣であろうが親族であろうが関係なく排除した。こうして、王権は盤石となり国家財政は安定し、三男でありながらも忠寧(チュンニョン)大君に譲位し、忠寧は第4代王・世宗となる。世宗はハングルを創製をはじめ、歴史書や測雨器、時計など多くの科学器具を開発した歴代もっとも優れた王といわれている。しかし、その功績も父・太宗の下地作りがあったからこそ。
「六龍が飛ぶ」のラストはこの時代を予感させてピリオドを打つ。そしてそのバトンを受け取るのが「根の深い木-世宗大王の願い-」だ。同じ脚本家が手掛けた作品だけに同じ登場人物が多数出演しており、その人物像や役割の描かれ方も共通した部分が多いことなどから「六龍が飛ぶ」は、「根の深い木」のプリクエル<前編>ドラマとしても話題になった。【根の深い木 -世宗大王の誓い- 】(全24話)ドラマ紹介©SBS共通人物として話題になったのは、武術家のイ・バンジとムヒュル。それぞれウ・ヒョン(六龍=ピョン・ヨハン)、チョ・ジヌン(六龍=ユン・ギュンサン)が演じている。
また、「六龍」でプニ役のシン・セギョンと 双子のキル兄弟を一人で演じたパク・ヒョックォン が「根の深い木」でも重要な役どころで出演しているのも話題に上った。
※「大王世宗」と「チャン・ヨンシル」もこの時代を劇的に描いている。

もっと詳しく知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】の<参考>をどうぞ。ここでは、他にもタイトルの意味とドラマの見どころ、各話のあらすじ、キャストの魅力などをまとめて紹介していくのでドラマ視聴の参考にどうぞ。
また、他の時代については【韓流コーナー[年表]】で紹介しているので、参考にされたい。

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★2016年11月2日(水)~2017年2月26日(日)23:59までドラマ関連商品が当たるプレゼントキャンペーンも実施中。 詳しくはDVD公式サイトで。

DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

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