ユンソと世子の命は?三銃士よ永遠に!「三銃士」最終回あらすじと見どころ:丙子の乱とは?予告動画
ようやく互いの気持ちを通わせることができたソヒョン世子とユンソだったが、嫉妬に狂ったヒャンソンの復讐の矢がユンソを狙った!三銃士の存在を知った王が激怒し処刑を命じる!正義の男たちの愛と友情と戦いの物語「三銃士」11月12日(日)放送の第12話(最終回)「三銃士よ永遠(とわ)に」のあらすじと見どころを紹介!番組公式サイトに予告動画が公開されている。
※11月27日(日)からのこの時間は、アガサ・クリスティーの名作「そして誰もいなくなった」を全3回で放送る。⇒番組公式サイト
【「三銃士」を2倍楽しむ】では、時代背景や豆知識、放送にあわせて各話のあらすじと見どころをまとめて紹介している。
「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また最終回の完全ネタバレとドラマのその後については、最終回放送後にご紹介するのでお楽しみに。
■キャスト⇒登場人物紹介(NHK)
パク・ダルヒャン役:ジョン・ヨンファ
ソヒョン世子役:イ・ジヌク
ホ・スンポ役:ヤン・ドングン
アン・ミンソ役:チョン・ヘイン
ユンソ 役:ソ・ヒョンジン
ミリョン/ヒャンソン役:ユ・イニョン
パンチョ役:イキョン
仁祖(インジョ)役:キム・ミョンス他
ⒸCJ E&M Corporation, all rights reserved.■第12話(最終回)「三銃士よ永遠(とわ)に」
ようやく互いの気持ちを通わせることができたソヒョン世子とユンソ。しかし、2人の幸せな時間は一瞬で奪われる。ユンソが矢に射抜かれたのだ。ユンソを抱きかかえて医官の元へ。
そこにミンソが駆けつけ、「ヒャンソン/ミリョンの脱走とダルヒャン父の毒殺事件」を伝える。世子はすべてヒャンソンの仕業だと直感し、剣を手に現場へ。大声で叫ぶ世子の前に姿を見せたのはやはりヒャンソン。身勝手な言い分のヒャンソンに世子は、一緒に死んですべてを終わらせようと剣を手に近づくが、ヒョンソンの矢が世子の腹部を射抜き、世子はヒャンソンめがけて剣を振り下ろし、その場に倒れる。
ダルヒャンの故郷。亡き父を埋葬するダルヒャンの元に、「ユンソは未だ意識が戻らず、逃亡したヒャンソンは追手の矢に射抜かれ遺体で発見された」という手紙が届く。
一方、キム・ジャジョムは自らの陰謀を隠ぺいするべく、国王の仁祖にヨン・ゴルテに絡む安州事件を歪曲して伝える。これにより、仁祖は自分を欺き、隠密行動を取っていた“三銃士”の存在を知り激怒。スンポ、ミンソ、そして父の葬儀を終えたばかりのダルヒャンまで捕らえられてしまう。怒りの収まらぬ王は「三銃士」の処刑を命じる。
その頃世子は、快方に向かっていると聞かされたユンソが危篤状態で、ダルヒャンが自分をかばって処刑されることを知る。傷も言えぬ状態で処刑執行の場に現れた世子は、自分が三銃士の1人だと白状し、仲間の助命を嘆願する。王の怒りは膨れ上がり、ついに世子もろとも4人の刑が執行されるが、絶命寸前に中止され、4人は一命をとりとめる。
誰にも相談できない王は、三銃士の師チェ・ミョンギルとジャジョムに世子への怒りをぶちまける。廃位を口にする王に、廃位せずに監視を強めればいいと進言する。
愛するユンソが死んだと悲嘆にくれる世子の前にユンソが…。
数か月後、清(後金)のヨン・ゴルテ将軍が朝鮮への侵攻を開始した。仁祖は怯え民を捨てて都からの逃亡を図り、敗戦したのち世子と世子妃は清に人質として連行される。
2年後、ダルヒャンは王命により清の都・瀋陽へ。世子夫妻にも挨拶することになるが、瀋陽にいるはずのスンポやミンソとは連絡が取れない。仕方なく酒場に繰り出したダルヒャンの前に、三銃士が現れる。
■第12話見どころ
愛するユンソに会いに行くための口実にした矢が凶器になるとは、世子の悲しみはどれほどのものだろうか。その後、世子の前に姿を見せたヒャンソンはいったいどんな身勝手な言い訳をするのか?
ダルヒャンの故郷での父の葬儀が悲しい。スンポからの手紙でヒャンソンの死が伝えられるが、遺体発見の場面、不自然なカメラワーク、何かが確認できないはず。終盤でこのカメラワークの意味が明らかになるのでお見逃しなく。
国王からのお調べの場で、ダルヒャンが世子を護るためにどんな態度をとるのか?そんなダルヒャンの態度と、仲間の助命を嘆願する世子の姿が、仁祖の怒りと恐れにつながる。いったい世子はどんな態度を取ったのか?
この時の仁祖と同じ恐れを第14代王・宣祖が光海君に抱くという設定で「華政(ファジョン)」や「王の顔」でも描かれている。
さて、世子の前に現れたユンソ!夢か幻か、それとも…ドラマで確認しよう。
ラストは三銃士が大暴れ。その姿にご注目あれ!また、ここで聞く仰天の話もお聴き逃しなく。
■豆知識:丙子の乱とは?
仁祖の治世では、2度にわたる清(後金)からの侵攻を受ける。1627年(丁卯胡乱)と1636年(丙子胡乱)。実際に王が民を捨てて都から逃走したのは1度目の丁卯胡乱。ドラマで紹介する丙子胡乱では、最後の砦・南漢山城にて仁祖自ら47日間籠城、抵抗するが力の差は歴然。
結局、仁祖は“三跪九叩頭の礼(さんききゅうこうとうのれい)”という屈辱の礼を取らされ、世子たちは人質となる。清による二度の侵攻については、多くのドラマでもドラマチックに描かれている。こちらで詳しく紹介しているので参考にされたい。⇒「華政」のトラブルメーカー?屈辱の王・仁祖と朝鮮王朝中期を考える!
ドラマ「三銃士」は、NHKBSプレミアムにて毎週日曜日午後9時から放送している。時代劇ファンの方も、時代劇はあまり見ないという方も楽しめる新感覚時代劇の放送をお楽しみに!
◇NHKBSプレミアム「三銃士」番組公式サイト
2016.9.4-11.20 毎・日21:00-22:00
【作品詳細】【「三銃士」を2倍楽しむ】