デビュー15周年を記念してリリースしたオールタイムベストアルバム「大傑作撰」がロングヒット中の森山直太朗。その「大傑作撰」にも収録されている冬の名曲「12月（2016ver.）」のミュージックビデオが11年の時を超え新たに完成した。

　「12月」は2005年に配信限定でリリースされたが、その後もCD化されることはなく、コアなファンのみが知る隠れ名曲として密かに支持されてきた曲。ピンと張り詰めたような年の瀬の空気感と、“君のいない12月”の切ない心情をシンプルな言葉と美しいメロディで描いたウィンターバラードだ。今回ベストアルバム初回盤CDに初収録することとなり、2016ver.として新たにレコーディングされた。これを機に、発表当時の11年前に届け切れなかったこの楽曲を改めて伝えたいという直太朗自身の強い意志により、急きょミュージックビデオも新しく制作されることとなった。

　「12月（2016ver.）」ミュージックビデオの撮影は都内の色々な街を移動しながら行われた。あわただしく華やいだ12月の東京の街をギターを片手に1人さまよい続ける直太朗。映像には、その目に映るさまざまな「12月の情景」が次々と映し出されていく。ギターを弾こうと立ち止まった公園のベンチで、ふいに降り出した雪に空を見上げるラストシーンは非常に印象的な仕上がり。ちなみに、このシーンの撮影が行われたのは、直太朗がデビュー前によく路上ライブを行っていたというゆかりの場所。また、映像の中で随所に登場する「12月の情景」の写真は、デビュー前から共に楽曲制作を行う詩人の御徒町凧（おかちまちかいと）が撮影している。新ミュージックビデオは11月26日（土）より、スペースシャワーTVにて独占先行オンエアされる。

　なお、直太朗は現在全国で「スペシャルライブ＆感謝状贈呈式」を開催中、各地多くの観客が殺到し話題を呼んでいる。「12月」はこのフリーライブでも歌われているという。「さくら（独唱）」や「夏の終わり」など、季節の情景を歌った代表曲を数多く持つ森山直太朗。これらの名曲に加え、今年はこの「12月」が冬の景色を彩る。

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◇YouTube　「12月（2016ver）」Music Video Short Version

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